2019年03月16日

命の洗濯・昭和Deep・鶴見線の旅Part2海芝浦駅 〜 序章「ジャーマンロック1972年・Walter Wegmuller / Tarotの時代」

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海芝浦駅の公園から見た海


今日の1曲
 Jerry Berkers ‎– Seltsam 1972
 Walpurgis-Disappointment 1972
 Walpurgis ‎– Hey You, Over There 1972
 Wallenstein - Dedicated to Mystery Land (1973) live

 クイーンの映画を見た後、youtubeの動画で、鶴見線の魅力にはまってしまいました。 そこで、日を改めて一番行きたい海が見える海芝浦駅に行くことにしました。 

Youtube動画 鶴見線・海芝浦駅に行ってきた
https://www.youtube.com/watch?v=dQ8OT7trvdY

 浅野駅から新芝浦に向けて電車がカーブし、運河が見えてくるとわくわくしました。
 小冒険の気分です。

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新芝浦から左の単線路線になる

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海が見えてきた

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 ついに秘境にふさわしい海芝浦駅に到着。駅と海が隣接。ここも異次元

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 この駅は東芝の敷地内のため社員しか下車できません。
 駅に併設された公園で、電車が発車するまで海の景色を存分に味わいました。

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関東の駅100選に選ばれている駅に隣接する公園。奥が駅舎。

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公園から見たベイブリッジ

 海風を受けているとWallensteinのJurgen Dollaseが2曲だけゲストで参加したWalpurgisでのピアノの音が感じられました。Walpurgis/ Queen of SabaのLPもドイツの秘境Ohrレーベルの中の最秘境ともいえるレコードです。
 Walpurgisの音はOhrの中では実験色の薄いBirth Controlに近く、さらにブルース色が強いです。Ohrの23番(20番Ash Ra Tempel, 21番Tangerine Dream/Zeit, 22番Klaus Schulze/Irrlicht)で1972年の発売。Wallensteinは1972年8月にMother Universeがフランスで月間ベストアルバム(ドイツのバンドでは初めて)に選ばれてPilzレーベルの中では筆頭格になっていました。
 OhrとWalpurgisの契約の経緯は謎ですが、ドイツ人とポーランド人の混成メンバーで、やはり何か歴史的な影を感じさせ、Jurgen Dollaseのピアノがそれを引き立てています。

Walpurgis-Disappointment
https://www.youtube.com/watch?v=6R8fqWi_ni4&list=PL94gOvpr5yt1JaDD8nmL82D1kFXgHHjV2
シンフォニックなブルース。イントロのオルガンとピアノからBeatles / Let it be,「俺たちの旅」の昭和1970年代に引き込まれる。英語は稚拙かもしれないがボーカルにピュアな情熱が感じられる。

Walpurgis ‎– Hey You, Over There
https://www.youtube.com/watch?v=2l2xy8W6wJs&index=2&list=PL94gOvpr5yt1JaDD8nmL82D1kFXgHHjV2
この曲もJurgen Dollaseのイントロのオルガンと5:30からラストまでのピアノが郷愁を誘う。




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乗換駅の浅野で電車を見送る

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浅野駅海芝浦線ホームのレトロな駅舎
住みたい街1位の横浜の昭和Deepな一面

 海芝浦も約10分ほど楽しんで帰りの電車に乗り、いよいよ海ともお別れです。
 浅野駅や再び浜川崎駅の陸橋を見た時に思い浮かんだのがWallensteinのJerry Berkers ‎の1972年のソロアルバムUnterwegsの最後の曲Seltsamです。ここでもJurgen Dollaseの詩的なピアノが聞かれ、同年に同じPilzレーベルから出たPopol VuhのHosianna Mantraに通じるものがあります。

〜 序章「ジャーマンロック1972年・Walter Wegmuller / Tarotの時代」〜

 Jerry Berkers ‎はコカインで亡くなりました。
 今芸能界でコカインが話題になっています。Berkers ‎は世界を回っていた時に戦争中のベトナムで演奏することになりました。あるライブのときに銃弾が撃ち込まれ、彼の隣の女性ダンサーが死亡しました。彼はその日、銃声の中で恐怖の一夜を過ごしました。
 1971年にWallensteinに参加した Berkers ‎は1972年に精神に異常を起こし、8月のソロアルバム、12月録音のWalter WegmullerのTarotが彼の最後の作品になりました。Tarotには、やはりドラッグで1973年2月に演奏不能になったAsh Ra TempelのHartmut Enkeも参加していました。今回のブログを今後予定している「ジャーマンロック1972年・Walter Wegmuller / Tarotの時代」の序章としたいと思います。 
 1973年初頭のWallensteinのフランス・スイスツアーにBerkers ‎は参加せず、ベースなしの3人でライブが行われました。1988年にオランダの公園でコカインの過剰摂取で死亡したJerry Berkers ‎が発見されました。

Jerry Berkers ‎– Seltsam (Germany 1972)
https://www.youtube.com/watch?v=8zwQKBPdTec



Wallenstein - Dedicated to Mystery Land (1973) live
https://www.youtube.com/watch?v=6ZIq2m9OCWQ
演奏者たち自身も驚愕した一昨年の秘蔵発掘映像。Mother Universe成功によるツアー。Berkersなしで、ベースはDollaseの鍵盤の左手でフォロー。Jurgen Dollaseのイントロの電子音響は、直前にTarotで共演したKlaus Schulzeからの影響と言える。続くピアノソロもTarotのB面の冒頭と同傾向。



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浜川崎駅にあった古い機関車

 帰りに電車で片足がないお年寄りが車いすに座って眠っていたので、終点ですよと声をかけました。声をかけてくれて嬉しいと言われて、しばらく話をしました。自分は霊能者だという老人は私にオーラがあるというので、私などは何度も病気になったダメな人間ですと話しました。
 話題が海芝浦のことになり、老人から「あの駅から見える海は素晴らしい。命の洗濯になったでしょう?」と言われたので、「本当にそうですね」と答えました。老人と握手をして別れました。海芝浦の駅でJurgen Dollaseのピアノの音が聞こえてきたのですが、老人に会えて海芝浦に行ってよかったと心から思えました。

 海と音楽は命の洗濯です。

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2017年12月28日

テクノでクリスマス @渋谷WOMB

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 クリスマスに渋谷のWOMB(ウーム)に久しぶりに行きました。10年前ぐらいに渋谷のクラブに行き始めて、2年間苦しんだ体調の不調を回復することができました。調子が良くなったころは、毎週末に1回は渋谷か六本木に行っていました。

 年をとって夜の街に繰り出すパワーも落ちてきました。今回も思い切って行ってよかったです。最近は、「踊りはだめだ。だるい。」→「行くだけ行ってみよう。。。」→「おー、入るとやっぱりいいなあ」→ “水の中の金魚” 状態で「踊りは楽しいな!」と元気になれます。


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昔は何も目印がない秘密基地のようだったが、今はわかりやすくなった。


 9年前にWombのDrum’n Bassのイベントでノリノリで踊っていたら、男性から抱き着かれたりして昔のブログを見ると懐かしい。AVEXのHouseNationもありました。終電に間に合わず、中野からタクシーで来て朝まで踊ったこともありました。

 踊っていたら何度も後ろから浣腸攻撃をしてくる女性に遭遇したこともありました。3年ぐらい前に行ったときは低周波の音域が強く、「踊らないで音だけ聞きに来る人も多いです」と言われました。今はEDMが流行ってきて、踊る人が多くなりました。


WOMBホームページ
http://www.womb.co.jp/


WOMB 渋谷 レビュー
https://www.youtube.com/watch?v=JPrOGwCLH-c


ClubberiaTV presents WOMB Renewal Special
https://www.youtube.com/watch?v=R57lMNdx_o8
WOMBの内部のRenewalの映像。


 最近のテクノはサウンドが聞きやすく変化して、踊っていていい気持ちになれました。
 今回はテクノの元祖であるジャーマンテクノが実験段階から一斉に花開いた1975年の名曲を集めてみました。


【ジャーマンテクノ1975】

今日の1曲



Kraftwerk - Radioactivity
https://www.youtube.com/watch?v=M0D7MBBI2Ik
1975年は、この音を打ち込みでなくて全て人が演奏していた。メロトロンも使用。




NEU! 75 - ISI (HQ)
https://www.youtube.com/watch?v=7VswPaZIuYI
1975年に西武の地下のBe‐in(のちのCisco)で新譜で買ったとき失敗したと思ったが、どんどんはまっていった。




Tangerine Dream - Rubycon (Parte 2)
https://www.youtube.com/watch?v=tMHhSJW_ahk
4:50〜6:50がテクノの一つの頂点と思う。どういうリズムパターンなのかいまだにわからない。




Klaus Schulze - Bayreuth Return
https://www.youtube.com/watch?v=YFjFmn81ROo
KraftwerkのRalf HutterはElectricMusicは1970年代のTangerine Dream, Klaus Schulzeから進化していないと発言。




Harmonia - Notre Dame (HQ)
https://www.youtube.com/watch?v=mDLRsKh-3o0
NEU!、Cluster、Guru Guruが合体した名盤の中の佳曲。




Manuel Göttsching Echowaves
https://www.youtube.com/watch?v=Bear-U79NHo
ギター1本で作ったミニマルミュージックの金字塔




Can - Unfinished
https://www.youtube.com/watch?v=9QchRNthUTo
10:30からラストまで天国に連れて行かれる感覚。






 次は新しめ(と言ってももう古い)のテクノの名曲を集めてみました。
 今聴いても素晴らしいと思います。
 WOMBで踊って汗をかいて元気になれました。感謝感謝です。

 
【テクノダンスクラシック】


今日の1曲


Gouryella - Ligaya (Instrumental Mix)
https://www.youtube.com/watch?v=q1Nd6HGwFS8
今まで聞いたテクノダンスでは、これが一番。10年以上前。

Snap! - Rhythm is a Dancer
https://www.youtube.com/watch?v=KkhGkRahU6g
これももう20年たったが、古くないと思う。

Black Box - Strike It Up 12" (Original Remix) 1990
https://www.youtube.com/watch?v=EOhGPPSiHAE
これが30年近く経つとは。。。時が過ぎるのはあまりにも早い


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2017年09月27日

芸術の秋〜反省の秋1 @洗足学園

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洗足学園の前田ホール


今日の1曲
 Manuel Göttsching ‎– Dream & Desire
 POPOL VUH - YOGA



 洗足学園で教授や講師による公演を見ました。
 プロの素晴らしさを再認識しました。
 同時に、自分について反省しました。

 1番手はバンジョーです。今までバンジョーのライブを聞いたことがなく、けたたましい音楽という先入観があったのですが、脳を優しくマッサージしてくれるような音楽でした。アメリカの大草原で揺りかごに揺られているような気持ちで目をつぶって聞きました。

 1曲目は、有名な「おおスザンナ」でした。
 フィドルも絡みながら、1970年代前半のジェネシスのようなコード進行も出てきてプログレかと一瞬思いました。民俗音楽の奥深さを感じました。

Manuel Göttsching ‎– Dream & Desire
https://www.youtube.com/watch?v=wF7JDLIauKE
バンジョーの音楽は、この1曲目のようなのどかなイメージでした。





 続いてシタール。ビートルズのノルウェーの森、Rolling Stonesの黒くぬれ!の世界です。5音階のインドの世界に入っていきました。タブラが重なると音像が立体的になり、2人で演奏しているのに、5人ぐらいいるような感覚になりました。


POPOL VUH - YOGA
https://www.youtube.com/watch?v=N6Yom735gP8
昔LPを持っていたので懐かしい作品。Florian FrickeはPopol Vuhの作品ではないと述べているが、FrickeもHarmoniumで参加しているので魅力的な作品。純粋なインド音楽よりも西洋寄りで、1曲目や、25:30あたりなど日本人好みの食べやすいカレーライスのようなイメージ。




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2016年04月03日

GuruGuru live in Japan グルグル Mani und seine freunde

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憧れのManiさんのサイン


今日の1曲
 Guru Guru 祭り


 75歳になったドラマー、Guru Guruのマニさん、Mani Neumeierの来日公演を初めて見ることができました。初めてGuru Guruを買ってから40年になります。
 お年なのでどうかなと思って期待を膨らせ、久々の秋葉原を走っていきました。


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 Guru Guruは当時はBrainから出た新譜のTango Fangoを購入。
 プログレというよりジャズロックなのですが、演奏はうまいし、リフやフレーズもかっこいい。ラストにサウンドコラージュも入っています。


GURU GURU Nighbear 1976
https://www.youtube.com/watch?v=sExlCjrr95U
初めて買ったレコード。当時最先端のジャズロックかっこいい。





 そこで、もうひとつ試しにKanguruという面白いジャケットのレコードを買いました。日本盤の帯に「ブラックユーモア」と書いてあって気になっていました。このLPが素晴らしい。いままで聞いたことのない形式でかっこいいロック。

Guru Guru – Oxymoron 1972
https://www.youtube.com/watch?v=1X1Tqw60Duw
2番目に買ったレコード。4:45からがかっこいい。

Guru Guru - Immer Lustig 1972
https://www.youtube.com/watch?v=ot10wRBLbYc
同じLPの2曲目。6:15からびっくり。凄い。かっこいい。

GURU GURU - Babe Cake Walk 1972
https://www.youtube.com/watch?v=STYaj3wHdlI
3曲目。最初からかっこいい。これで完全にGuru Guruにハマった。

Guru Guru - Ooga Booga
https://www.youtube.com/watch?v=sa_14Irgry0
最後の曲。ユーモアから始まり目まぐるしく展開、ベートーベンのように荘厳なラスト。





 それからGuru Guruを3枚買いました。1972年から1年ごとに作風やメンバーが変わっていて、他のロックバンドと全然違う。
 Mani Neumeierがどんなリズムにも対応できる能力があるからでした。


Guru Guru - The girl from Hirschhorn 1974
https://www.youtube.com/watch?v=vBK-T8NRjnI
1作ごとに違うサウンドで、今度はハードエッジなギター。とにかくかっこいい。





Guru Guru - Woodpecker's Dream 1975
https://www.youtube.com/watch?v=6X6vVcMXeAw
ユーモアがあって美しい。





 UFOは40年前は高額な幻のレコードで、CD化ではじめて聴くことができました。
 以下は、30年後に初めて知るのですが、どれも驚き。
 Guru Guruは素晴らしいバンドです。

Guru Guru Sunband -Taoma - 1979
https://www.youtube.com/watch?v=mO72ndVQCfs
美しいフュージョン。楽園。


Guru Guru - Electric Junk (1971)
https://www.youtube.com/watch?v=D2u5T-iOYpI
ジミヘンなどの影響で、ジャズからロックに転向。ジャズの基礎があるので普通のロックバンドとは拡がりが違う。





 以上のような予習の上でライブに臨んだのですが、とにかくマニさんのドラムの本気度が凄い。以前、プロの人から「プロのドラマーは、小さな音をマイクをうまく使って大きく聞かせている」と聞いていました。


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 しかし、マニさんは1撃入魂のドラム。手抜きなし。最前列に近いところで見ましたが、本当に75歳とは信じられないです。こっちも狂って踊りまくりました。20歳も上の人に負けられない。他の日本人のメンバーも凄い即興で応酬しています。


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 ライブが終わって、憧れのマニさんにサインをもらいました。40年前からファンであることを話しました。Your drum is Beautifulと言ったら、君もドラムをやるの?と聞かれました。当時のレコード日記をコピーして渡しました。

 ライブの初めにはAmon DuulのWolf City, 途中でCluster、終了後はPopol VuhのAguirreがかかっていました。すべて40年前に持っていたレコードです。
 マニさんも好きなのかと思ってうれしくなりました。


LAOXはまだ健在。昔はTVCMがよく流れていた。
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 夜の秋葉原を回ってみました。40年前にMini MoogとARP Oddyseyが65万円で売っていたLAOXがまだ残っていた。「不思議の国のグルグル」のテイチク盤を見た当時日本一の石丸電気レコード館はなくなっていました。

Marion Brown Quartet - Lugano 1967
https://www.youtube.com/watch?v=0iZBerdaf9c
実はフリージャズのヨーロッパの先駆者

 家に帰ってから、マニさんの伝説の1960年代のフリージャズの演奏を発見。
 本当にすごい人だなと改めて再発見。
 こんな人世界で一人でしょう。私もダンスを頑張ろうと思いました。


今はなき石丸電気を背に
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posted by カンカン at 09:05| 神奈川 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ドイツのロック German Rock & Kosmische Musik Cosmic Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月16日

振動Part1 〜 千の風になって

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Ash Ra Tempel 1972


今日の1曲
 アシュラ・テンプルAsh Ra Tempel
/ Light And Darkness: Darkness - Flowers Must Die 1972年
 森麻季 / 千の風になって


 カラオケボックス、河原での歌の特訓のおかげで、歌に変化が出てきました。
 歌の先生から「ギターに例えると、喉はギターの弦、体はギターのボディー」と言われていたのですが、ついに歌っていると体に少しずつ振動が生じるようになってきました。





千の風になって 秋川雅史
https://www.youtube.com/watch?v=yqzCwcL9xDc
7年前にテレビで一番聞いた歌。


 有名な「千の風になって」は、自分の体を振動させるには一番の勉強歌です。
 河原で歌っていると自分の体の振動から発生した声が、風になって大空に伝わっていく気がします。カラオケボックスでも部屋が振動してきました。


森麻季 / 千の風になって
https://www.youtube.com/watch?v=QB61ofvLrOU
ボーカルレッスンの先生が言われたように口をはっきり大きく開けると声が響く





 ドイツのAsh Ra Tempelというバンドにずばり「振動Schwingungen」という作品があります。
 「ベルリンの狂人」と呼ばれたJohn Lのボーカルを聞いていると、ロックでもやはり胸部を振動させないと声が出ないことがわかります。
 

Ash Ra Tempel - Light And Darkness: Darkness - Flowers Must Die
https://www.youtube.com/watch?v=7S5M148n-nI
世界で最も過激な学生運動が起きていたベルリンの1972年の閉塞感。
4:40〜 6:40〜 8:20〜 Manuel Göttschingのギターが未来を見据えている





posted by カンカン at 11:12| 神奈川 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ドイツのロック German Rock & Kosmische Musik Cosmic Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月25日

R.I.P. Mr.Edgar Froese エドガー・フローゼ

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R.I.P. Mr.Edgar Froese. Thank you very much for the dreams you made. Your music have helped me whenever I was in trouble since June 30 1975 (Phaedra) . LP Alpha Centauri Red vinyl, Kosmische Musik und CD Hiroshima. Vielen dank aus Japan


今日の1曲
Tangerine Dream / フェードラPhaedra 1974
Tangerine Dream
/ケンタウロス座のアルファ星Alpha Centauri 1971


フェードラ、ルビコン、リコシェの3部作が最盛期


 タンジェリン・ドリームTangerine Dreamのリーダー、エドガー・フローゼが亡くなりました。フェードラを買ったのが1975年なので、あれからもう40年経ったのに、昨日のことのように思えます。

Tangerine Dream / フェードラPhaedra
https://www.youtube.com/watch?v=7ndOHPxYGQM
イギリスで20位内に入り、KraftwerkとともにKrautrockの先峰となった。

 1975年6月30日に買ったLP「フェードラ」についていた伝説の評論家、間章の解説が、ドイツロックへの架け橋となりました。5か月後、スポーツ店の奥にあったレコード店で買った「ケンタウロス座のアルファ星」に完全に打ちのめされました。

Tangerine Dream /ケンタウロス座のアルファ星Alpha Centauri 1971
https://www.youtube.com/watch?x-yt-cl=84503534&v=fOYddvUeBs4&x-yt-ts=1421914688
1971年ドイツSounds誌年間ベストアルバム。16:00ぐらいからラストまで。

「初期のピンクフロイドは凄かった。しかし、ケンタウロス座のアルファ星の録音が終わったとき、我々はピンクフロイドを超えたと思った」(エドガー・フローゼ)


 ビートルズ以来のショックを受けた私は、以後ドイツのCosmic Musicと呼ばれた音楽にのめりこむようになりました。1970年から1975年にかけて、万華鏡のようにCosmic Musicは、変化、発展していきました。

 一昨年山口冨士夫が亡くなって以来の死別ですが、冨士夫さんは9回ライブで見たのでより衝撃が大きくて体調も崩しました。人の死を重く受け止めては自分が壊れてしまうと再認識したので、今回は緩やかにエドガー・フローゼの死を受け止めています。




 今、Tangerine Dreamの2008年の「広島・秋」を聞いています。ベルリンの大学で哲学博士をとった彼は、音楽よりも哲学が重要であると話していました。すでに64才だった彼が、なぜ広島、長崎を表現しようとしたのか、考えてみたいと思います。




posted by カンカン at 00:33| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ドイツのロック German Rock & Kosmische Musik Cosmic Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月06日

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 Popol Vuh - Hosianna Mantra

 桜が満開です。

Popol Vuh / Kyrie
http://www.youtube.com/watch?v=9q19C220Vvo
Popol Vuh - Hosianna Mantra
http://www.youtube.com/watch?v=ZgT_YSy4Xwk


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2013年07月12日

星の少女U

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星の少女GILLEが一番輝いていたころ。ベルリンがまだ壁に包まれていたとき、ベルリンから「Cosmic music」が生まれた。

今日の1曲
 Cosmic Jokers / Kinder des alls 宇宙の子どもたち1974年
 Cosmic Jokers / GILLES ZEITSCHIFF 1974年
  Cosmic Jokers / Lord Krishna 1974年



 3ヶ月近く付き合った厄介なжжさんとも別れ、新しく星から15歳の少女☆☆ちゃんがやってきました。
 34度の猛暑ですが、今年の夏は☆☆ちゃんをどう変えていくか、毎日が楽しみです。

Cosmic Jokers / Kinder des alls 宇宙の子どもたち
http://www.youtube.com/watch?v=e_icIBkF5CA&feature=related



THE COSMIC JOKERS / GILLES ZEITSCHIFF
http://www.youtube.com/watch?v=PGvich39RY8&list=PL490898298CA07051
Tangerine Dreamの名が出てくる初期ヴァージョン。この後、Tangerine Dreamは訴訟を起こしてKlaus SchulzeとOhr-Cosmicから離脱した。

THE COSMIC JOKERS / Lord Krishna
http://www.youtube.com/watch?v=IYbFNo6WSts&list=PL490898298CA07051
1:30-2:57 まで

Gille Lettman
http://www.youtube.com/watch?v=R4tzf5gGdjo&feature=related
0:30-1:30 元祖・星の少女



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2013年05月31日

元気の出るロック

今日の1曲
 GURU GURU / Babe Cake Walk 1972年



 仕事でどじを踏みました。いろいろな人からの助力でだいぶ立ち直りましたが、疲れて頭が固まってしまいました。元気の出るロックの映像がみつかって、頭が軽くなりました。ドイツのグルグルというバンドです。

GURU GURU / Babe Cake Walk – 1972年
http://www.youtube.com/watch?v=STYaj3wHdlI
4:20までヘッドホン大音量で。イギリスの田園風景がいい感じ。
1972年ころは世界で面白いバンドが生まれた好例。

馬鹿みたいなジャケットだが内容はかっこいい。


posted by カンカン at 00:16| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ドイツのロック German Rock & Kosmische Musik Cosmic Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月30日

いこいの家〜花は咲く

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近所のお寺の桜


今日の1曲
 花は咲くプロジェクト/花は咲く 2012年
 Neu! / Nazionale ドイツ1986年

 桜が早咲きで話題ですが、また急に寒くなり風邪をひく人が周りに増え、私も喉がチクチクします。お気をつけください。花粉症についてはアレグラという眠くならない新薬を飲んでいます。以前はオノンとタリオンで30年続いた花粉症が治りました。

 先週、近所のいこいの家の老人会に母がフラダンスで出たので父を車椅子に乗せて見に行きました。その中で大正琴の合奏の響きが綺麗でした。上を向いて歩こうや、NHKで流れている震災復興の歌が印象に残り、調べたら花は咲くというタイトルでした。

花は咲くプロジェクト/花は咲く(ミュージックビデオダイジェスト)
http://www.youtube.com/watch?v=_RwTct8K2JM
0:30で尊敬する新沼謙治さんも登場



 3月に桜が咲くと4月には桜がなくなります。昔、サラリーマン2年目のとき、桜見で酒盛りをするので4月に場所取りに行かされたときのことを思い出しました。桜のきれいな風景を写真に撮っています。そこで桜満開のイメージに合うNeu!のNazionale

 Neu!もELPのように私が中学生のときのヒーローでした。
 1975年にNeu!75のアメリカCapitol盤を渋谷西武の地下にあった廃業したCiscoの前身Be-inで買い、初めは無駄遣いをしたと思い、頭にきました。

 しかし、中学生の貴重な小遣いで買ったレコードだと思って繰り返し聞くうちにメロディーの美しさにはまりました。音楽の良し悪しはメロディーを基準に置くようになりました。後に発掘されたNeu!4でもNazionaleの美しさが際立っています。

Neu! / Nazionale (ハイドン曲 ドイツ国歌)1986年
http://www.youtube.com/watch?v=gdpJ2l-3JFo

Neu!4全曲
http://www.youtube.com/watch?v=w4u68of5PMU
Neu!4では完全に収録されていたNazionale。パンクやニューウェーブに多大な影響を与えたNeu!もNazionale以外では70年代の輝きは感じられない。

Neu!86全曲
http://www.youtube.com/watch?v=QW3rz7xw4Kg
Klaus Dingerの死後Michael Rotherが編集。
残念ながらNationaleは30秒にカット。



桜もう一枚
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2013年01月26日

追突・命拾い

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知られざる名グループBottega dell' Arte(芸術工房)/Che dolce lei


今日の1曲
 ボッテガ・デラルテBottega dell' Arte
     / Che dolce lei 1977年イタリア7位
 WALLENSTEIN / Song of Wire 1973年ドイツ


 カシオペアで気合いが入り、接見した新しいZ少年も有望で、いよいよダンスに取り組もうと思った矢先に、バイクに追突されました。原付に乗って右折しようとしたら、「ボカーン!」と後ろから衝撃のクラッシュ。ついに終わりかと一瞬思いました。

 ぶつけた若い人は何度も何度も「大丈夫ですか」「すみません」と素直に謝り、もう一人が相棒に「ぼけっとしてるからだよ」と言っています。Z少年のように好感のもてる若者でした。怪我の程度も家に帰れそうな程度なので、連絡先だけ聞いて帰りました。

 帰宅すると足と肘から血が出ていました。背中と脇も打撲で痛みがあって心配です。
でも翌朝になって、痛みは収まり、ほっとしました。
 打ち所を間違っていたら大変なことになってました。まさに命拾い。

 命拾いできたのは、事故の日に買ったボッテガ・デラルテとWallensteinのおかげかと思いました。どちらも、あまり人に知られていない名盤。WallensteinのCosmic Centuryは中学のときLPで買ってよく聞きました。

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日本での初版CD。命拾いの日の記念写真。

La Bottega dell' Arte / Nelle stelle nel vento
http://www.youtube.com/watch?v=2XEgtgY1zrI&list=AL94UKMTqg-9DzCGPwJFAR7x0ydwGOFwh5
1982年のシングル。残念ながら、Dentroの音源はYoutubeで聞けませんでした。

ボッテガ・デラルテBottega dell' Arte / Che dolce lei
http://www.youtube.com/watch?v=EUgssL_h39I
女性ボーカルによる好カバー。

La Bottega dell'Arte - Più di una canzone
http://www.youtube.com/watch?v=KdjGSU49vcM
1980年。メロトロンはなくなっている。

イタリアルネッサンスからのDNAが開花した大傑作Dentroからも選曲されたベスト盤。



WALLENSTEIN / Song of Wire
http://www.youtube.com/watch?v=KKiP4TyPSbk
7:00からラストのメロトロンは、ああ命拾いしたという今の心境にぴったり。

ピアノ協奏曲が好きなクラシックファンにお勧めのCosmic Century。ベートーベンが聞いたら「わしほどではないが、なかなかやるわい」と思うのではないだろうか。


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2012年12月26日

クリスマス・ダンス〜渋谷Womb10・星の少女

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WombのフライヤーとCOSMIC JOKERS+SternenMadchen / PLANETEN SIT-IN(イタリアPDU盤LP)女性DJの先駆者Gille Lettmann

今日の1曲
きよしこの夜
 Angels / Ligaya 2002年
 THE COSMIC JOKERS+SternenMadchen(星の少女)
      / PLANETEN SIT-IN 1974年
 Bing Crosby / WHITE CHRISTMAS 1945年
  Nu Yorican Soul / The Nervous Track 1993年


きよしこの夜・もろびとこぞりて
http://www.youtube.com/watch?v=kvefF7ApdGk



 10月に続いて渋谷のWombに踊りに行きました。メンバーは誕生月に無料で1回招待してもらえます。午後10時開始直後の早い時間でしたが、人も入っていて、かかっている曲もいい感じのHouse。早速、最初からエンジン全開で踊ることにしました。

Nu Yorican Soul - The Nervous Track
http://www.youtube.com/watch?v=zRoIuEe6Bbs
ハウスといえばこの曲。



Angels / Ligaya
http://www.youtube.com/watch?v=rjSpl0h2DKc



 20分ぐらいで汗だくでぶっ飛んできました。DJは1時間交代のようで、可愛い女の子のエレクトロのDJになりました。Gilleを思い出しました。40年前に世界で一番飛んでいた女性Gille Lettmannこそ女性エレクトロDJの先駆けだと思います。

German Krautrock Documentary
http://www.youtube.com/watch?v=R4tzf5gGdjo&feature=related
貴重映像 0:28-1:35 星の少女Gille LettmannとRolf-Ulrich Kaiserの栄光の時代 3:43-4:12ドラッグで目がトリップ。6:23全盛期のConny Plank

Gille Lettmann and Rolf-Ulrich Kaiser
http://www.eurock.com/Display.aspx?Content=rukaiser.aspx

THE COSMIC JOKERS / PLANETEN SIT-IN
http://www.youtube.com/watch?v=jlIavFXVy_c
 part1 聴き所0:00 3:53 6:00
http://www.youtube.com/watch?v=sRmlu6iNEIM
 part2 聴き所0:00〜3:15が一番メロディーが美しい。 旧B面冒頭の3:16、5:10も面白い効果音。
http://www.youtube.com/watch?v=ZE0YBkDbRlo
 part4 聴き所3:30ここから最後までメロトロンを伴う最終パート。



 女の子も見てたのでスピンも10回以上やりました。ひとりで1時間半ノンストップで踊りまくって、終電の一つ前で帰りました。翌日、親にダンスの報告をしました。両親が好きなビング・クロスビーのホワイト・クリスマスをかけました。

Bing Crosby / WHITE CHRISTMAS -
http://www.youtube.com/watch?v=GJSUT8Inl14



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2012年10月27日

渋谷Womb9〜テクノのゴッドファーザー・クラフトワーク

P1010056.JPG
Kraftwerk2(1971年12月発売)のTシャツを着て踊りました。


今日の1曲
 Kraftwerk / MEGAHERZ 1970年
 Kraftwerk(NEU!) / (Live 1971)
 Kraftwerk / Kling Klang 1971年12月
 Kraftwerk / Tanzmusik(Dancemusic)1973年


 8ヶ月ぶりに渋谷のクラブで踊りました。4年前、初めて渋谷のクラブに行ったWombです。ここは一人で行っても気楽です。AtomやCamelotだと後ろで若い人たちが見ているので、だらしないダンスは見せられないので緊張します。

Womb HP
http://www.womb.co.jp/_item/wd65.pdf

 今回は、初心に帰って2時間ノルマでノンストップで踊りました。
 ジャンルはHouseとTechnoです。そこで、テクノのゴッドファーザーと呼ばれるKraftwerkのTシャツを着て踊ることにしました。

Kraftwerk wikipedia
http://de.wikipedia.org/wiki/Kraftwerk_(Band)

Kraftwerk / Kling Klang 1971
http://www.youtube.com/watch?v=0UfOsXlA2O8
KraftwerkのスタジオKling Klangの名にもなったKraftwerk 2の1曲目の大曲Kling Klangこそ、テクノの源流といえる。



 中学生のときにKraftwerkの4thアウトバーンがアメリカで4位になる大ヒット。その頃、渋谷西武の地下にあったCiscoの前身Be-Inで3rdのRalf & Florian、新宿にあったこれも幻のレコード店OMで1stと2ndのLPを2650円で買いました。
 
 アウトバーンと比べると、1stと2ndは1曲目だけ聞きやすく、それ以外は実験音楽でいまいちという感じでした。これに対してRalf & Florianは全編、美しいメロディーで埋め尽くされ、特大ポスターもついていて「買って得した」レコードでした。

 現在、Kraftwerk は、1stと2nd 、Ralf & Florianの初期の3枚を自分たちの正式な作品とみなさず、封印しています。
 頑固なドイツ人の気質を感じさせます。

Kraftwerk / MEGAHERZ
http://www.youtube.com/watch?v=Iku0E-Mbg6c&feature=related
1st は36年前はいまいちと思いましたが、今聞いてみるとこれはなかなかいい感じ。

Canのダモ鈴木も当時絶賛、特にKlaus Dingerを評価していた。


 後になって、1971年にRalfが抜けていた6ヶ月の間の興味深いライブ映像、音源が発掘されました。このころ「われわれは音響上のバーダー・マインホフ・グループ(ドイツの有名な過激派政治グループ)だ」との発言がありました。

Kraftwerk / (Live Bremen Radio June 21 1971)
http://www.youtube.com/watch?v=YSdBqlEjU48&feature=related
もろにジミヘンの影響。Florian, Klaus Dinger and Michael Rotherによる全く異質の時代。

Kraftwerk / (Live 1971)
http://www.youtube.com/watch?v=SqTOwBnNNfc&feature=related
Beat Clubのライブより鮮明で貴重な3人のライブ。3人の内、ギターとドラムの2人がこの後脱退して、NEU!を結成。実質上、NEU!のライブ映像とも言える。



 3rdのRalf & Florianでは、Ralfが「われわれの音楽はクラシックの延長上にある」と言っていたように美しいメロディーを追求。その路線が開花して、アウトバーン以降「テクノポップ」として、全世界で成功することになります。

Kraftwerk / Kristallo
http://www.youtube.com/watch?v=3BQdaXpvkp4&feature=relmfu
Ralf & Florianから。まさにクリスタル。

Kraftwerk / Tanzmusik(Dancemusic)
http://www.youtube.com/watch?v=fg4kZ6AgZyQ&feature=related
まさにダンスミュージック。曲ごとのイラストの書かれた特大ポスターもついていた。

 10年前のサイバートランスのころは、メロディアスなテクノが流行り、浜崎あゆみなども取り入れました。しかし、甘口のトランスを嫌って、メロディーのない辛口のテクノが最近はDJの間で主流なようです。ちょうどKraftwerkの1stや2ndのころのように。

 私は、DJのかける曲はどんな曲でも曲ごとに振りも変えて踊ります。
 でも、一般の人には、最近の通好みの音の傾向は敷居が高い気がします。
 もっとたくさんの人がクラブに集まるような時代が再び来ないかなと思います。

Ralf & Florianは、ほとんど捨て曲のない傑作。



posted by カンカン at 23:49| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ドイツのロック German Rock & Kosmische Musik Cosmic Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月09日

ドローン(単音)の魔力

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「ベートーヴェン/第9」を練習しているお洒落な街、代官山でみつけたお神輿と太鼓

今日の1曲
 ベートーヴェン/ 交響曲第9番 合唱付 1824年ドイツ
 クラウス・シュルツKlaus Schulze
    / マリアの追放Satz Exil Sils Maria 1972年ドイツ
 Klaus Schulze / Satz Ebene 1972年ドイツ
 ビートルズThe Beatles / I feel fine 1964年
 The Beatles / I’m down 1965年
 The Beatles / Yesterday 1965年


 「えいちゃん」台風は凄まじく、先週の当ブログは記録的豪雨とも呼べる来訪者でした。
 ライブも凄かったですが、ファンも熱狂的。
 改めて、さすが「えいちゃん」だと思いました。

 毎週の「ベートーヴェン第9」の合唱練習会が再開。こちらは年配の人ばかりです。歌ってみて、ベートーヴェンは、本当にその時代でぶっ飛んだ人だとわかってきました。
 今生まれてたらロックもHIPHOPも超越したとんでもない音楽を作ったでしょう。

ベートーヴェン 交響曲第9番 合唱付 
http://www.youtube.com/watch?v=T6vEf80UXpc&feature=relmfu
http://www.youtube.com/watch?v=c_WSZTxI0cQ




 ベートーヴェンは、ドローン(単音)のようなこともしていて、歌っていて麻酔のように気持ちよくなりました。同じドイツで、150年後にクラウス・シュルツがドローン(単音)の極めつけのようなことをしています。

 クラウス・シュルツのイルリヒトIrrlicht(狂った光)は、かつて最も危険な音楽とも言われ、これを聞きながらドラッグで数名が死んだという伝説があります。
 ベートーヴェン絡みで、35年目にして初めて最後まで聞いてみました。

Klaus Schulze / Satz Exil Sils Maria
http://www.youtube.com/watch?v=o9eqKb52AV0
Irrlicht のB面を占める大作。7:30から、モノトーンのドローン(単音)が6分以上続く。イヤホンで無重力状態へ。オーケストラに「10分間、Cだけ弾いてくれ」と頼んだとき、多くの団員が拒絶したという。

Klaus Schulze / Satz Ebene
http://www.youtube.com/watch?v=MKjjLcBEp3Y&feature=relmfu
3:35ドローンの中の美しい旋律。ベートーヴェンが聞いたらどんな感想をもっただろうか。ギターとドラムしか弾いたことがなかったシュルツが、当時マニュアルもないシンセサイザーを手にして3週間で作ったという。信じ難い集中力。



 イルリヒトは改めて聞くと美しい。ともあれ、ドローンばかり聞いているとやばい。
 元の世界に戻るためには、やはりビートルズしかありません。「えいちゃん」の人生を変えたのもビートルズ。エド・サリヴァンショーの完全再現映像がみつかりました。

The Beatles / I feel fine, I’m down, Act naturally, Ticket to ride, Yesterday, Help
http://www.youtube.com/watch?v=1FkQWAc27FU&feature=related
Ed Sullivan Showへの最後の出演。I feel fineは小学校のころ大好きなリフだった。シングルのB面がI’m down, Yesterdayなのだからビートルズはとてつもない。




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2012年07月15日

宇宙Y

P1010041.JPG
Tangerine Dreamが始めたKosmische Musik(Cosmic Music)のオムニバス盤
他にAsh Ra Tempel, Popol Vuh, Klaus Schulzeを収録。

今日の1曲
Tangerine Dream / Ultima Thule Part 1 & 2 1972年


 第9の合唱団の練習も2回目。ちゃんと復習しないとついていけません。10年のベテランの方から、復習CDを繰り返し聞けばできるようになりますよと言われました。ドイツ語をベートーベンを通して教わっていると思えば贅沢なことです。

ボーナス・トラックUltima Thule収録。右上にTangerine Dreamのロゴが入ってないのがオリジナルジャケット。1971年ドイツSounds誌の年間ベストアルバム。


 今回はCosmic Musicの創始者で、ドイツベルリン出身のTangerine Dreamの究極のシングル曲。その名もUltima Thule。恒星が爆発した後に静寂が訪れるようなジミヘンmeetsメロトロンとでも呼びたくなる唯一無二の作品。仕事のストレスもすっ飛ぶ。

 Ultima Thuleを初めて知ったのは、1975年にTangerine DreamのPhaedraを買ったときの間章氏のライナーノート。この時点ですでに幻のシングル盤として紹介されていた「ウルティマ・タウル」を聴けることは一生ないだろうなと昔は思っていました。

 10年以上前に再発のシングルを初めて手に入れたときは、正座して聞きました。
 音質は良くなかったけれど驚愕のサウンドに鳥肌が立ちました。A面が動、B面が静と分けられ、ひとつのトータルな作品になっていて単なるシングル盤ではなかった。

Tangerine Dream / Ultima Thule Part 1 & 2
http://www.youtube.com/watch?v=rtY4Vfy6Nug&feature=fvwrel
弩迫力の音源を最大ボリュームで。時代が変わりYou tubeで高音質の音が聞けるようになった。5:30のジャケットで、Ultima Thule が1stLPと2ndLP「Alpha Centauri」を架橋するものではなく、2nd以降に発表されたことがわかる。(Alpha Centauri=1971年3月、Ultima Thule=1972年2月、Zeit=1972年8月と判明)

Tangerine Dream Ultima Thule Part 1
http://www.youtube.com/watch?v=97x8tQ109v0
オルガンが強調され、エコーが抑え気味のヴァージョン。ピアノで作曲するというEdger Froeseはベートーベンからの影響が強く感じられる。ギターとメロトロンのEdger Froeseは哲学博士。ドラムのChris Frankeは第二次大戦で生き残ったユダヤ人の第二世代。



 Ultima Thuleはハードロックからの完全な決別だったかのようにEdger Froeseは1972年の3rdLP「Zeit(時)」でLP4面に渡り全くメロディーがない鬼のような音楽を発表。あの故中村とうよう氏がニューミュージックマガジンで伝説の「0点」をつけました。

Tangerine Dream / Nebulous Dawn 1972年
http://www.youtube.com/watch?v=8n9XAtgCbME&feature=related
1時間以上、ゴーゴー音が鳴っているだけ。罰ゲームでもなければ聞きたくない。Edger Froeseの息子ジェロームさえもこの作品だけは認めないらしい。哲学博士の考えることはわからん。次作4th「Atem」から少しずつメロディーが復活し、1975年「Ricochet」で頂点に。




P1010015.JPG

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2012年06月23日

宇宙

P1010019.JPG
ELPの「恐怖の頭脳改革」より2年早いAsh Ra Tempel の1stアルバムの観音開きジャケット。Ohr(耳)レーベルのマークが中心に象徴的に描かれている。

今日の1曲
 アシュラ・テンプルAsh Ra Tempel / Amboss 1971年
クラウス・シュルツKlaus Schulze
         / バイロイトの回帰Bayreuth Return 1975年

  逮捕ですっかりしょぼくれていたミュージシャンの##チャン。
  アシュラ・テンプルAsh Ra TempelのAmbossを聞かせたら、急に顔つきが変わり、すごいと言って真剣に聞いていました。「ギターはこれで17歳ですか」と感心していました。
  さっそく「この音は、この時代ではテープ・イコライザーでしょうねえ」と分析していました。私は「##チャンはそういうのがすぐわかるからいいよな。俺は人生を間違えたよ」とボヤキました。

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Kraut Rock(ドイツ・ロック)の部門で最高の評価がついているアシュラ・テンプルAsh Ra Tempelの1stアルバム。
http://www.progarchives.com/subgenre.asp?style=17

Ash Ra Tempel / Amboss 1971年
http://www.youtube.com/watch?v=iTZeaAIDvTo
4:00-8:00がピーク。

Ohrレーベルの13番でもある。リーダーのHartmut Enkeがスイスに亡命していたTimothy Learyに持参。Timothy Leary&Ash Ra TempelのLP「Seven Up」制作のきっかけになった。



  前回、$$君にサイケデリック・トランスの開祖クラウス・シュルツKlaus SchulzeのBayreuth Returnを聞かせようと思って忘れたので、今回は持って行きました。
  $$君もAsh Ra TempelのAmbossにぶっ飛んでいましたが、それからドラムを叩いていた人間Klaus Schulze が4年後にどれだけ音楽を変化させたかを実感してもらうために、Bayreuth Returnを聞いてもらいました。

P1010017.JPG

Klaus Schulze / バイロイトの回帰Bayreuth Return
http://www.youtube.com/watch?v=4kmZIfNAGsI
4:00-7:00を$$君に聞かせた。

  $$君に感想を聞いたところ「宇宙を飛んでるみたいですねえ」と言っていました。
  1970年代前半にCosmic musicと呼ばれたTangerine Dream, Ash Ra Tempelなどのベルリンの一派は、ベルリンの壁を越えて音で宇宙に出ようとしました。ベルリンのベトナム反戦などの学生運動は世界でも一番過激だったと言われています。

  $$君は、クスリを昔やり過ぎたために話をしていても幻覚が出ます。
  クスリがなくても音で宇宙に飛べることをわかってもらえたらと思います。

フランスで権威ある1975年のシャルル・クロス賞を受賞


Ash Ra Tempel(頭文字をとるとART) の宇宙とキリストと仏陀
アレン・ギンズバーグの詩「吠える」の英文と独訳が左右に書かれている
P1010018.JPG

posted by カンカン at 15:04| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ドイツのロック German Rock & Kosmische Musik Cosmic Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月21日

新宿Tower record 〜 追悼中村とうよう


今日の1曲
<459> Tomato n' pine / なないろ涙 nanairo namida 2011年
<460> ジョン・コルトレーンJohn Coltrane/ Giant Steps 1959年


Music Magazineで初めて0点が与えられた3rdツァイトZeit(時間)


  もう夏が終わるような涼しさです。海に行けずに焦っています。久々に新宿Tower recordに行ってみました。みるからにオタクな男たちがたむろしている。どうやら、アイドルのイベントがあるようです。「ラッキー」と思って立ち寄りました。

  3人組でPerfumeみたいですが、歌は普通。帰宅してYou tubeで見るより本物の方がずっと可愛くて輝いていました。オタクたちだけだとなんだか変ですが、この妖気がアイドルと化合するとアイドルに凄まじいオーラが発生する現場を目撃できた。

Tomato n' pine / なないろ涙 nanairo namida
http://www.youtube.com/watch?v=StGawmYLQ04
本物の方がよかったなあ。



  Music Magazineの初代編集長中村とうよう氏自殺の記事に驚きました。7月20日は台風。私は立川の接見の仕事で風邪を惹き、21日からダウンしたのですが、午前10時に立川のマンションから飛び降りたとのこと。享年79歳。ご冥福をお祈りします。

  最後の「とうようズ・トーク」も読者に向けられた遺書になっていました。思えば小学校から中学校の頃まで、音楽誌はMusic LifeとNew Music Magazineしかなく、そこからの情報がすべてでした。J-Rockの雑誌は皆無。もちろんネットもありません。

感動の2nd「ケンタウロス座のアルファ星」


  一番の思い出は、中学時代に「アルファ・ケンタウリ」で感動したタンジェリン・ドリームOhr盤のコロムビアからの一斉再発の際、中村氏が「ツァイト」に同誌上初めて0点(満点は100点)をつけたとき。私は、怒りよりも誇りと同氏への畏敬の念を感じました。

  Tangerine DreamのZeitは、メロディーを意識的に殺した鬼のようなLP2枚組の3rdアルバムで、後にEdgar Fröseが哲学博士だと聞いて納得しました。ただ、中村氏が、マイケル・ジャクソンの「スリラー」に「黒人の恥」と0点をつけたときはたまげました。



  中村氏自殺のショックもさめやらないまま別フロアーに行くと、アイドルと同じ時間に久保田真琴のトークショーがあったらしい。1973年のNew Music Magazineに久保田真琴が在籍時の裸のラリーズのインタビューがあったことを思い出しました。

  ジャズ試聴コーナーのジョン・コルトレーンがRemaster盤で実に音がいい。Giant Stepsがこんなに凄いとは。サイケデリック・トランスより刺激的。
  中村氏追悼のためにガンガン踊りました。

ジョン・コルトレーンJohn Coltrane/ Giant Steps
http://www.youtube.com/watch?v=2kotK9FNEYU
努力の塊のような音楽。私もコルトレーンの爪の垢があるならば、反省して煎じて飲む必要がある。




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2011年07月20日

Atom21 サイケデリックからサイケデリック・トランスへ

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イタリアでのみ1976年に発売されたアシュラ・テンプルAsh Ra TempelのBest盤。
22歳のManuel Göttschingが、1974年にギター1本でトランス・ミュージックを創造(ミキシングで格闘)している歴史的な写真。

今日の一曲
<427> ビヨンセThe Beyoncé Experience / Deja Vu 2007年
<428> ジミ・ヘンドリックスThe Jimi Hendrix Experience / Purple Haze 1967年
<429> アシュラ・テンプルAsh Ra Tempel / Amboss 1971年
<430> クラウス・シュルツKlaus Schulze / Satz Ebene 1972年
<431> ポポル・ブフPopol Vuh / Nicht hoch im Himmel 1972年
<432> コズミック・ジョーカーズTHE COSMIC JOKERS / PLANETEN SIT-IN 1973年
<433> クラウス・シュルツKlaus Schulze / 知覚の扉Mental Door 1974年
<434> アシュラ・テンプルAsh Ra Tempel / ECHO WAVES 1974年
<435> クラウス・シュルツKlaus Schulze / バイロイトの回帰Bayreuth Return 1975年
<436> アシュラ・テンプルAsh Ra Tempel(Ashra) / Nightdust 1976年
<437> クラウス・シュルツKlaus Schulze / For Barry Graves 1977年
<438> アシュラAshra / Blackouts 1977年
<439> Skazi - I Wish 2004年
<440> ビヨンセThe Beyoncé Experience / Baby Boy 2007年


〜 渋谷Atom 21 〜


  渋谷のAtomに踊りに行きました。
  Atom HP http://clubatom.com/

  今は7時からやっています。早く行けば空いていると思ったら案の定。
  しかもビデオはビヨンセのライブ!。
  ビヨンセとダンサーの振りを、流れているR&Bに合わせてガンガン踊りました。

  ビヨンセはダンサーというよりはアスリート。真似すると物凄い体力を消耗します。
  ところがスッピンのビヨンセは、なんとまあ、愛嬌のあるおねえさん。
  親しみがあっていい感じです。


2007年

ビヨンセThe Beyoncé Experience / Deja Vu
http://www.youtube.com/watch?v=nQDkhGmzvbQ /
Jimi Hendrix Experienceへのリスペクトから生まれた女性だけのファンク・ロックバンド。ティナ・ターナー、ドナ・サマーなどのアイドルへの憧れを隠さないところもビヨンセの魅力。




〜 サイケデリックからサイケデリック・トランスへ 〜


  少年鑑別所にいた××君はどんどん更生していて、とにかく十代は立ち直り始めると早いです。再逮捕でもずっとつきあってますが「反省を深めるように」ぐらいしか、もうあまり話すこともなくなってきました。

  ××君はサイケデリック・トランスが好きなので、私が「1960年代のサイケデリックからサイケデリック・トランスがどう生まれたか年代順にレクチャーする」ことになりました。カセットの音を興味を持って聞いてくれます。★が特にお勧め!イヤホンでどうぞ。


1967年 サイケデリックの誕生!

ジミ・ヘンドリックスJimi Hendrix Experience / 炎上シーン&Purple Haze  
http://www.youtube.com/watch?v=8_4_ukR2NJo
アメリカのモンタレー・ポップフェスティヴァルでの★ギター放火と、イギリスをパニックに陥れたテレビ出演の映像。ここからサイケデリックという言葉が生まれた。ベトナム戦争に不安を持つアメリカの若者が幻覚剤などのドラッグに逃避したのが事の始まり。




1969年  トランスの胎児期

Tangerine Dream / Bathtub Session(ベルリン)
http://www.youtube.com/watch?v=BNQaaorgy4U
ドイツロックの夜明け。 Drums:Klaus Schulze(21歳)→ 3:50、4:43、5:35、7:05など短いがトランスのゴッドファーザーの貴重な演奏シーン。 Guitar:Edgar Froese(25歳)→ 1:35など、初期Pink Floydの「星空のドライブ」及びジミヘンからの影響が見られる。Tangerine Dreamは、世界中に飛び火したベトナム反戦運動などに参加するベルリンの学生たちのために演奏していた。





1971年  トランスの萌芽 成功例と失敗例

Ash Ra Tempel / Amboss
http://www.youtube.com/watch?v=iTZeaAIDvTo&feature=related
Drums:Klaus Schulze(23歳)Guitar: Manuel Göttsching(18歳)
Synthesizerがまだほとんどない時代にトランスの原型に近いサウンドの成功例が、ギター・ベース・ドラムスの3ピースのバンドによって構築された。4:00〜静から動へ。★6:08から疾走するドラム。★7:48〜8:02、18歳のマヌエル・ゲッチングがジミヘンを超えた瞬間。



ポポル・ブフPopol Vuh / Improvisation(ミュンヘン)
http://www.youtube.com/watch?v=DON-CogKcfk&feature=related
世界で数台しかなかったBig moog synthesizerの所有者だったFlorian Fricke(27歳)。しかし、彼には後にトランスの主役になるこの怪物のような楽器を使いこなせていないことがわかる。失敗例。後にこのBig moogはKlaus Schulzeに譲られた。




1972年 トランス−対極の2作品

Klaus Schulze / Satz Ebene
http://www.youtube.com/watch?v=1oppZBF40is
1stLP Irrlicht(狂光)より。Alpha Centauriでハードロックから転向したTangerine Dream に導かれるように、Klaus Schulzeがドラムから離れ、そのエネルギーを情念に注いだ作品。当時これを聞きながらドラッグで死んだ者が何人もいたという伝説がある。ユダヤ人の呪われた歴史を感じさせる。★3:30〜からの背後の美しいオーケストラのメロディーが本作の真髄であり、ここが凡百の「現代音楽」との分岐点。

シュルツ自身によるデザイン


ポポル・ブフPopol Vuh / Nicht hoch im Himmel
http://www.youtube.com/watch?v=-IOGOn8YlNU
トランスのもう一方の対極がこれ。Big moog の先駆者Florian Frickeは、Electronicsに限界(唯一の成功例がAguirre)を感じ、アコースティックへ完全に方向転換。Irrlichtとは対極の大傑作Hosianna Mantraを発表。アンビエント・ミュージックを20年以上先取り。★3:30〜から緩やかに上り詰めるところが本作のハイライト。




1973年  試行期のトランス

Tangerine Dream / Klaus Schulze
http://www.youtube.com/watch?v=G0mgcTdridQ&feature=related
フランスのパリで行なわれた1973年2月の画期的なドイツロック・フェスティバルでのライブ。Tangerine Dreamにsynthesizerリズムの萌芽が見られる。これは本年暮れの録音のPhaedraで結実した。Klaus Schulzeはテープでドラムスを再現している。この日、Klaus SchulzeはAsh Ra Tempelの一員としても同じステージで演奏した。

まさに試行期。LP4面分の我慢比べ。


こちらもTangerineに対抗してLP4面分の我慢比べ。


THE COSMIC JOKERS / COSMIC JOY
http://www.youtube.com/watch?v=fgf4xGhaXq0&feature=related
コズミック・セッションより。Klaus Schulzeはsynthesizerに専念。シリーズ中最も重い作品。Klaus Schulzeは演奏中はドラッグをやらなかったと断言しているが、この曲はGuru GuruのUFOと並んで録音中にLSDを使用していたことが疑われる。

ジャケットのセンスは群を抜いていた


THE COSMIC JOKERS / PLANETEN SIT-IN
http://www.youtube.com/watch?v=sRmlu6iNEIM&feature=related
コズミック・セッションは、プロデューサーのKaiserがテープを回して録音した音源からチョイスしたものだが、ときに奇跡のように美しいメロディーが現れた。★0:00〜、★2:05〜3:12。クラシックをルーツとするWallensteinのJurgen Dollaseの感性とジャズをルーツとするKlaus Schulzeの感性が刺激しあって、この後1〜2年間に傑作群が誕生した。




1974年 トランス・傑出した2作品

Klaus Schulze / Mental Door
http://www.youtube.com/watch?v=xlEYDu8ZguM
アート・ブレーキーから影響を受けたジャズドラムとsynthesizerの融合。トランス・ジャズとも呼べそうな世界的に見ても唯一無二の音楽を一人で創造した。
0:20〜0:30、Schulze作品でお馴染みのフレーズ。9:00〜からが聞き所。
★11:30〜13:00がピーク。16:50〜17:50で転換。★20:30〜21:30が最後の山。



Ash Ra Tempel / ECHO WAVES
http://www.youtube.com/watch?v=3_HC1xJkaoo
synthesizer によるミニマル音楽を完成させたTangerine DreamのPhaedraに呼応して、Manuel Göttsching(22歳)がこちらも世界的に見て唯一無二のGuitar 1本のミニマル音楽を構築した。トランスの金字塔。
★2:00〜8:15 これを22歳で全部一人でやってるんだから…。




1975年 トランスの完成

Klaus Schulze / Bayreuth Return
http://www.youtube.com/watch?v=2wVp3entqjQ&feature=related
ジャズドラムから学んだトランス感覚をsynthesizerに見事に置き換えた。フランスの権威あるシャルル・クロス音楽大賞を受賞した。
特に素晴らしいポイントは、★5:20〜7:20、★25:45〜28:00。ここから音を下げて。ラストはショックを受けるので要注意!! 
中学生のころはよく30分聞きとおしたが今はそんな元気はない。

KraftwerkのRalf Hutterは「1970年代のTangerine DreamとKlaus Schulze以後、Electronic musicは進化していない」と語っている。



1976年 トランスの円熟

Ash Ra Tempel(Ashra) / Nightdust
http://www.youtube.com/watch?v=DGvsHaGaqbQ&feature=related
Tangerine Dreamのように高価なsynthesizerを所有していないにもかかわらず、Manuel Göttsching は★0:25〜5:30でトランスの最高到達点に達した。

Ash Ra Tempel名義の1976年フランスIsadra盤


Ashra名義のVirgin盤1977年



1977年 トランスの拡散

Klaus Schulze / For Barry Graves Live 1977
http://www.youtube.com/watch?v=bSZL0DPmlkQ&feature=related
貴重なライブ映像。1972年のIrrlichtや1975年のTimewindに見られた情念はもうない。この頃からsynthesizerはどんどん一般に普及していく。Donna Summerもこの年にI Feel Loveでディスコにsynthesizerを初めて導入した。



Ashra / Blackouts
http://www.youtube.com/watch?v=L0M2DKx7Pz4
リズムは手弾きからシーケンサーの時代へ。マシーンと情感溢れるギターの結合。★2:00〜で転回。シンセサイザーの前で一人でギターを黙々と演奏する姿は実に絵になった。後のSkaziのヒーローであろう。




2004年 サイケデリック・トランス

  こうして、1975年にユダヤ人のKlaus Schulzeによって完成したトランスは、後にサイケデリック・トランスとしてイスラエルのユダヤ人によって継承されることになります。
  サイケデリック・トランスの代表として××君の好きなSkaziを。

  1960年代のサイケデリックがベトナム戦争の混迷の中で1975年にトランスへと進化したように××君もこれから大きく変貌・進化して欲しいと思います。トランスは、その後テクノトランス、サイバートランスなどにも受け継がれました。

Skazi - I Wish
http://www.youtube.com/watch?v=PIL2ttBqTsM
シンセサイザーの前でギターを演奏するスタイルは1977年のAshra。
弦楽器の導入は、1972年のKlaus Schulze/Irrlicht。




  Atomから帰るとき、店員さんから「激しく踊ってましたね」と声をかけられたので、「踊ると1.5kgは体重が減るんですよ」と答えました。Atomから帰って、体重計に乗ると、なんと62.5kg!! 何ヶ月も65kgが壁だったのに! ビヨンセダンスのおかげです。

ビヨンセThe Beyoncé Experience / Baby Boy - Reggae Medley
http://www.youtube.com/watch?v=IhUWxQNLZZ4&feature=related

ビヨンセの新譜



posted by カンカン at 00:55| 神奈川 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ドイツのロック German Rock & Kosmische Musik Cosmic Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月25日

癒し系を集めました。パート1

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Popol VuhのイタリアPDUレーベルだけで発売された、Ohr・Pilz・Cosmicレーベルのオーナー・プロデューサーのRolf Ulrich Kaiser編集によるベスト盤Perlenklange

今日の一曲
<407> アシュラ・テンプルAsh Ra Tempel / Sunrain 1976年
<408> アシュラ・テンプル Ocean of tenderness
<409> ポポル・ブフPopol Vuh / Aguirre 1972年
<410> タンジェリン・ドリームTangerine Dream / Ricochet 1975年
<411> Cluster & Eno / Ho Renomo 1977年
<412> ヴァンゲリスVangelis / 五輪Five circles 1982年
<413> ヴァンゲリスVangelis /「世界の創造」1973年

  いよいよ暑くなってきました。先日、MIXIで知ったDJさんの、大地震で傷ついた現地の人に聞かせる癒し系の音楽を紹介して欲しいという企画があったので、ブログでは既出のものばかりですが、癒し系の音楽を集めて彼に送りました。


アシュラ・テンプルAsh Ra Tempel / Sunrain 1976年
http://www.youtube.com/watch?v=WBI4M3KfZFA&feature=related
音楽好きでもない年取った母がこんなきれいな音楽を聴いたことがないと言った元祖テクノの定番。Manuel Göttschingの父は大学教授。作曲は数学に近いと言う発言もうなづける。リズムはブラジル。名前からラテン系の血も入っているのだろう。そのあたりがベルリンの兄弟バンドとも言われた兄貴分のTangerine Dreamより突出した魅力。

アシュラ・テンプル Ocean of tenderness
http://www.youtube.com/watch?v=qSLs8KT9kGM
ずばり「やさしさの海」特に4:15から。曲想は、Tangerine Dream /PhaedraのB面2曲目からの影響だが、そこにリズムが加わる。青は藍より出て藍より青し。



P1010074.JPG
当時、富田勲など数名しか所有していなかったBig Moogと教会の写真。Perlenklange(真珠の音)はKaiserが令名したもの。PDUはイタリアの女王Minaが作ったイタリアで最初の歌手が設立したレーベル。MinaとKaiserにどんな関係があったか今では全く謎で、Minaのイタリア人の大コレクターも「わからない」とのこと。
3回クリックすると拡大します。

ポポル・ブフPopol Vuh / Aguirre 1972年
http://www.youtube.com/watch?v=1u7vzaqITMA
同じくドイツのウェルナー・ヘルツォーク監督の映画「アギーレ 神の怒り」のサントラ。Popol Vuhのベスト盤Perlenklangeの1曲目にもAguirreが収録されている。シンセサイザー黎明期の大傑作。Aguirreがやっと1976年に発売されたのは、Kaiserとの契約問題があったらしく、その後Florian FrickeもTangerine DreamやKlaus Schulzeと一緒にKaiserと縁を切った。



タンジェリン・ドリームTangerine Dream / Ricochet 1975年
http://www.youtube.com/watch?v=Q1VTgK9wQdA
人気・創造力ともにもっとも輝いていた頃
Kraftwerkと共にシンセサイザー音楽を一般に広めた。



Cluster & Eno / Ho Renomo 1977年
http://www.youtube.com/watch?v=zEwXsJ9P0mU&feature=related
環境音楽の元祖。渋谷CiscoでLPを買った。ジャケットがよかった。



ヴァンゲリスVangelis / 五輪Five circles
http://www.youtube.com/watch?v=VuJCj3_ZVcw
アカデミー音楽賞のサントラ「炎のランナー」から



ヴァンゲリスVangelis /「世界の創造」
http://www.youtube.com/watch?v=J0QQJfPi3ps
サントラ「動物の黙示録」から。Yesの全盛期のライブでオープニングに使用された。




posted by カンカン at 00:31| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ドイツのロック German Rock & Kosmische Musik Cosmic Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月20日

WOMB8・新雪・かっこいいROCKW・不起訴U 今日の一曲 <339> ノイ!

P1010051.JPG
WOMB(ウーム)のチラシと関東の初積雪。朝起きてびっくりしました。


<339> NEU! ノイ / Fur Immer 永遠(Forever)1973年


〜 WOMB8 〜 新雪・かっこいいROCKW 〜 不起訴U


Neu!の二人が在籍していたKraftwerk



  先週は、月曜には夕方から雨が降ったと思ったら、翌朝、雪が積もってびっくり。
  その前日日曜日にWOMBに行きました。http://www.womb.co.jp/
  2週間ぶりに踊りました。ここは鉄板のところが滑らかなのでスピンが気持ちいい。

  今回はLIVEがあって面白かったです。ドラムスがジャズファンク系のポリリズムで上手い上に、和太鼓と三味線まで参加。変拍子の連続で踊りまくりました。これほど速いステップを周りの人たちも見たことはないでしょう。

  そこで今回は、たぶん世界初の三味線を導入したロック。ドイツのノイの名曲です。デュッセルドルフはドイツで最も邦人が多く、三味線をKlaus Dingerが入手したようです。中学生のときJapanese Banjoのクレジットを見たときは感動しました。

  Michael Rotherは心理学者になる予定でしたが、Klaus Dingerが強引に口説いてノイを結成しました。Brian Enoが、1970年代のビートでJames Brownと並んで重要と評価した「アパッチ」ビートが痛快です。 

NEU! ノイ / Fur Immer 永遠(Forever)
http://www.youtube.com/watch?v=Oy5A7fOY0MA&feature=related
0:00〜2:14 まずは、冒頭の実によく計算された2分間だけをイヤホンで2回聞いてみてください。三味線が聞こえてきます。これを聞いてうつ病が治ったという記事を読んだこともあります。実は、ドラムが入る前に30秒イントロがあるのですが、この動画ではあえてカットしたようです。
2:14〜2:40 突き抜けるようなドラムの音が快感。
4:34〜5:00 一度遠ざかって近づく音の遠近効果
5:20〜6:40 隠し味的なメロディーから30年早いと言われる音響へ

 このNeu!2というレコードは、この1曲以外はまともでない。シングルの2曲を、16回転や、78回転にするという「塩化ビニールの無駄遣い」と馬鹿にされてました。中学生に2800円は高い買い物でしたがFur Immerの最初の2分だけで満足しました。

NEU! ノイ / Neuschnee 新雪
http://www.youtube.com/watch?v=lZcwhFizAmc&feature=related
Neu!2のシングル曲のB面

  先週は外国人の事件で不起訴になり、喜んでもらえてほっとしました。
  昨日は、破産事件の債権者に3時間平謝り。あーしんど。
  今日は、なんだかインフルエンザかなとびくびくしています。



ノイへのトリビュート



posted by カンカン at 12:39| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ドイツのロック German Rock & Kosmische Musik Cosmic Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月04日

不起訴釈放 〜 芝浦GOLD 今日の一曲 <303> Black Box <304> Manuel Göttsching <305> Perfume <306> Ash Ra Tempel(ASHRA)

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今やテクノ、ハウスで神格化されているE2-E4の再発LPと初版CD。1981年録音。
早過ぎる音ということで1984年にKlaus SchulzeのI.Cレーベルからリリース。
それでも発表当時は不評だった。二束三文で処分したオリジナルLP盤は今や数万円。
碁盤が特殊エンボス加工されたジャケットはKlaus Schulzeの先覚性を証明していた。


<303> Black Box / Strike It Up 1991年
<304> Manuel Göttsching / E2-E4 Glorious Fight 1981年
<305> Perfume / Chocolate Disco(チョコレイト・ディスコ)2009年
<306> Ash Ra Tempel(ASHRA)/ Sunrain 1976年


  どうしても不起訴にしたかった事件が無事釈放になりました。
  ほっとして風邪を引いてしまいました。
  今週のクラブ通いはお休み。トホホの週末です。

  そこで今回は、伝説のクラブ芝浦GOLDの昔話。場所は(芝浦)海岸3-1-6の7階の倉庫を改造したもの。あの一斉を風靡したジュリアナ東京から歩いて数分のところにありました。オープンは1989年で、数年で閉店しました。

ゴールドについて詳しい本



  おそらく、それまで踊り場が「ディスコ」と言われていたのが「クラブ」と言われるようになったのは、ここが初めてと思います。なお、ジュリアナ東京は「ディスコ」とも「クラブ」とも呼ばれず、まったく独自の風俗だったと思います。

  ここ2-3年、HouseNationとしてAVEXが一番押しているHouse Musicが初めて本格的に流された所です。ジュリアナ東京などでは、イケイケのテクノが流れていた時代です。GOLDには宮沢りえとか有名人もよく来ていたらしい。

Black Box / Strike It Up
http://www.youtube.com/watch?v=tnKPmhNZsBM
当時、一斉を風靡したイタリア産ダンス・チューン。イタロ・ハウスを世界に知らしめた。
IL Balletto di Bronzoにも通じるものがある。




  GOLDに行ったのは1回だけ。運河を渡っていくのが風情がありました。たしか2階3階にダンスフロアーがありました。平日だったため、ガラガラ。ここが時代の最先端であり、夜毎、乱痴気騒ぎが行われているという噂でしたが、人がいなければただの倉庫。

GOLD、ジュリアナ東京、O‐BARのあった懐かしの芝浦三角地帯の地図
http://map.yahoo.co.jp/pl?p=%E8%8A%9D%E6%B5%A6%29%E6%B5%B7%E5%B2%B83-1-6&lat=35.64594013199371&lon=139.75634342672677&type=scroll&ei=utf-8&datum=wgs&lnm=%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%84%E8%8A%9D%E6%B5%A6&idx=33&v=2&sc=3

  忘れられないのが、そこで聞いたManuel Göttsching のE2-E4。1984年に初めて聞いたとき「もうこの人は終わった」と落胆し、音楽自体への関心さえ失った。7年後、E2-E4がCarl Craig等デトロイトのテクノDJに評価されていることを知り驚きました。

  CD化されていたE2-E4を買いなおして聞いたが、それでもピンと来なかった。
  その疑念を晴らしてくれたのがGOLDでの体験。
  ダンスフロアーにシャワーのように降り注ぐE2-E4は神々しかった。

  家で聞くのではなくクラブで聞いて初めて価値が出る音楽を実感しました。
  60分のE2-E4はいくつかのパートに分かれていて、ギターソロに続くGlorious Fightと呼ばれる約3分のパートは情念がある。家で聞いても素晴らしいです。

Manuel Göttsching / E2-E4 Glorious Fight
http://www.youtube.com/watch?v=OeE17kjt1wg&feature=related
7分あたりのギターソロに続く8:56からがGlorious Fight



Perfume "Chocolate Disco" + Manuel Göttsching "E2-E4"
というのがみつかりました。

E2chocolate-E4disco
http://www.youtube.com/watch?v=egG2tIvouHk&feature=related
マニュエルさんがパフュームのメンバーになっています。
E2−E4のRimixはたくさん聞いたが、オリジナルを超えるものを聴いたことがない。
これが一番面白い。

Perfume - Chocolate Disco(チョコレイト・ディスコ)
http://www.youtube.com/watch?v=5JjV71fWq_s&feature=related



  最後にManuel Göttsching の最高傑作アシュラ・テンプルAsh Ra Tempel(ASHRA)のNew age of earthからSunrainです。 

Ash Ra Tempel(ASHRA)/ Sunrain
http://www.youtube.com/watch?v=Ieu0p41jIgU
最上級のアルファ波・ニュージック。
ヘッドホンで、疲れた頭を癒してください。




2010年08月25日

さようなら渋谷HMVU 音楽の夢 音楽の力 今日の1曲  <247> スエニョ・ラティーノ

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これも懐かしの渋谷Ciscoで買ったSueño Latinoの12inch single


<247> スエニョ・ラティーノSueño Latino / Sueño Latino 1989年


〜 さようなら渋谷HMVU 音楽の夢 音楽の力 〜


  渋谷HMVで最初に買ったCDはスエニョ・ラティーノSueño Latinoの入った国内オムニバス盤です。

  Manuel GöttschingのE2-E4を1984年に聴いたときは失望した。
  Ash Ra Tempel以来、Manuel Göttschingの魅力の核心は、どんなに演奏スタイルが変わっても尽きない、メロディーの美しさ、アドリブのひらめきにあった。

  しかし、これは両面30分ずつ単調な繰り返し。こんなつまらない音楽のためにエンボス加工したLPのジャケットも無駄に思えた。これじゃあ、Tony Conrad with Faustと一緒だ。1975年以来聴いてきたヒーローの裏切りに、その後、数年間音楽そのものに対する興味も失ってしまった。

  Manuel GöttschingのE2-E4を再び知ったのは、1990年代にある雑誌で、イタリアのスエニョ・ラティーノSueño LatinoがE2-E4をサンプリングして成功した記事を読んでから。
  さらにE2-E4がイタリアだけでなく、デトロイトの黒人のDJに賞賛されていることにショックを受けた。

  Manuel Göttschingは終わったと思っていたが、実は遅れていたのは自分の方だったのだ!

  渋谷のレコード街を歩き回り、HMVの地下でスエニョ・ラティーノの入ったCDをついにみつけた。


渋谷HMVで初めて買ったCD



  スエニョ・ラティーノ自体は、クラブと違って小さな音のためか、あまり感動はなかった。
  後に、クラブで聞いて大きな衝撃を受けることになる・・・
  しかし、これによりイタリアのハウス(イタロ・ハウス)の存在を知ることができた。

  何よりも不思議だったのは、なぜ、デトロイトの黒人のDJがE2-E4をダンスミュージックとして評価したのか? ほとんど売れなかったE2-E4をどうやって手に入れたのか? 彼らは恒常的にAsh Ra TempelやPopol Vuhを聴いていたのか? 疑問は尽きなかった。

  そのころ、James Brownのビデオを新宿の三越の地下にあったVirgin Megastoreで購入して、その1960年代の黒人ダンスに天地が転ぶほどの衝撃を受けていた。黒人ダンスミュージックの歴史に対する無限の可能性が目の前に広がった。黒人にドイツがどう作用したのか? イタリアにどう影響したのか?

  また、ダンス音楽をきっかけに音楽人生が始まった。
  CDショップに通うのがどんどん楽しくなった。
  スエニョ・ラティーノ「ラテンの夢」によって、新しい音楽の夢と音楽の力を発見できたのです。


スエニョ・ラティーノSueño Latino / Sueño Latino 1989年
http://www.youtube.com/watch?v=9PxJNkoeWi8&feature=related
オリジナル・ヴァージョン。コンピューターによるダンスがいい。

スエニョ・ラティーノ - Sueno latino - Derrick May Remix
http://www.youtube.com/watch?v=gK_Nya6FRUA&feature=related
デトロイトの有名な黒人DJデリック・メイの独創性のあるmix







posted by カンカン at 16:51| 神奈川 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ドイツのロック German Rock & Kosmische Musik Cosmic Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月20日

〜 伊豆T 〜  今日の1曲 <202> タンジェリン・ドリーム

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中学のときに買ったLPタンジェリン・ドリーム「リコシェ」の帯 Obi of Tangerine Dream / Ricochet
伊豆のパンフレット、1975年のTangerine Dream の写真




<202> タンジェリン・ドリームTangerine Dream / リコシェRicochet Part 2 1975年





〜 伊豆T IZU 〜



  40年ぶりに伊豆に行きました。
  子供のころの記憶はサボテン公園など。
  今回は、研修旅行なので内容はかなりシビアで疲れました。
  初日からカメラを忘れたりドジばかり。
  最終日は最後の挨拶で爆笑を狙ったのですが、失笑を買いました。
  KY発言だったかと落ち込んだのですが、帰りのバスで、事務員さんから唯一面白かったですと言ってもらえてほっとしました。

  タンジェリン・ドリームが去年、伊豆の修善寺でライブをしました。
  来月、そのときのライブがCD化されます。タイトルもずばり「IZU」

I went to Izu(A sightseeing spot in Japan) after an interval of 40 years.
Because it was the training, not a trip, I was tired.
Tangerine Dream played concert last year in Shuzenji of Izu.
The live CD will be released next month. The title is IZU.


タンジェリン・ドリームTANGERINE DREAM / METAMORPHOSE 2009 at IZU, Japan
http://www.youtube.com/watch?v=lP0x-4w8VgM&feature=related

タンジェリン・ドリーム サイン会Tangerine Dream (Edgar Froese) autographs in Japan 2009
http://www.youtube.com/watch?v=ejH7xBgcfs4&feature=related
黒サングラスがリーダーのエドガー・フローゼ。なぜか美女も一緒。
うーん、いきたかったなあ、サイン会。


タンジェリン・ドリーム/伊豆




  タンジェリン・ドリーム(エドガー・フローゼ)は、近年、広島、長崎の原爆の悲劇をテーマにした5連作を発表しています。
  エドガー・フローゼは、ミュージシャンになる以前に哲学博士号をとった学者でもあります。
  日本に強い関心を持ち、正面からテーマとして取り上げていることを知って嬉しく思いました。


In late years Tangerine Dream (Edgar Froese) released five CDs featured the theme of tragedy of the atom bomb of Nagasaki & Hiroshima.
Edgar Froese is also a scholar who took a philosophy doctorate before becoming a musician.


タンジェリン・ドリーム wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%A0



タンジェリン・ドリーム 長崎/春



タンジェリン・ドリームを初めて聞く方にはここあたりから
Tangerine Dream - リコシェRicochet Part 2 1975年LIVE
http://www.youtube.com/watch?v=UOyOX3Lk8MM&feature=related
独自のシンセサイザイザー・リズムとメロディーがもっとも美しく融合していた時期。







2010年03月20日

クラウス・シュルツ来日Klaus Schulze live in Japan 今日の1枚 <153> クラウス・シュルツKlaus Schulze

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クラウス・シュルツのチラシ、チケット、バッジ Handbills, a ticket, badges of Klaus Schulze LIVE
左left:タイムウィンドの帯 Obi of LP Timewind
クリックすると大きくなります。

<153> クラウス・シュルツKlaus Schulze / タイムウィンド Timewind 1975年


  私の中学・高校時代のManuel Göttschingと並ぶヒーロー、クラウス・シュルツKlaus Schulze来日公演に行きました。
  クラウス・シュルツは、2009年3月30日のブログ、「どら息子 〜 わが心のドラムヒーローたち 今日の1曲 <74> 」以来1年ぶりの登場です。





  クラウス・シュルツは、タンジェリン・ドリームTangerine Dream、アシュラ・テンプルAsh Ra Tempel時代はドラムを叩いていたのですが、1974年のPicture Musicを最後にドラムスを捨ててしまいました。
  今は、クラフトワークKraftwerkほどの知名度はありませんが、シンセサイザーの大家と呼ばれています。喜多郎のシンセサイザーの師匠でもあります。

I went for live of Klaus Schulze. He was a hero of my junior high school / high school days with Manuel Göttsching.
He does not have the popularity like Kraftwerk, but is called the authority of the synthesizer. He was a teacher of synthesizer of Kitaro.

クラウス・シュルツ wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%AB%E3%83%84%E3%82%A7

Klaus Schulze HP
http://www.klaus-schulze.com/



  クラウス・シュルツは1975年にタイムウィンドが新譜で出たときから聞いています。
  1979年に、それまでのシュルツ参加全作品、タンジェリン・ドリーム、アシュラ・テンプル、ポポル・ブフPopol Vuh(クラウス・シュルツがBig Moogを譲り受けたFlorian Frickeのグループ)は全部LPで持っていました。懐かしのクラウス・シュルツ・ベストテンはこんな感じです。久々にタイムウィンドを聞きながら書いています。

I have listened to him since Time wind 1975. In 1979, I had all the LPs of all participation works of him.

Walter Wegmüller - Der Magier (from "Tarot")
http://www.nme.com/video/id/QhloJ2HY0HA/search/walter-wegmuller
1972年暮れのセッション Performed by: Manuel Göttsching Hartmut Enke Jerry Berkers Jürgen Dollase Walter Westrupp Klaus Schulze
これにぶっとんだら、Der Narrも聴いてみてください。




懐かしのクラウス・シュルツ・ベストテン
My good old Best Ten of Klaus Schulze is such a feeling.

1:Mental Door(Klaus Schulze 4th Picture Music 1974)
2:Time Wind(K.S.5th 1975)
3:Amboss(Ash Ra Tempel 1st 1971)
4:Tarot(Walter Wegmuller 1973)
5:Journey through the burning brain(Tangerine Dream 1st 1970)
6:Freakn'roll+Jenseits(Ash Ra Tempel 4th 1973)
7:Stardancer(K.S. 7th Body love 1977)
8:Satzt Ebene+Maria(K.S.1st Irrlicht 1972)
9:Gilles Zeitschiff(Cosmic Jokers 1973)
10:Galactic Supermarket(Cosmic Jokers 1973)
次点next:K.S.6th Moondawn 1976





  私がKlaus Schulzeに熱中していたのは、1975年から1980年まで。1979年のXに失望して以来、30年間、彼のそれ以後の作品は聴いていませんでした。
  昔のシュルツはかっこよかった。35年前は、シンセサイザーは一番安いMinimoogやArpオデッセイでも65万円しました。よく秋葉原のLaoxで眺めていたものです。今や、シンセサイザーはヤマダ電機で3万円で買える時代になった。

  正直、今回の来日も、老いたシュルツを見て落胆するだけではないかと危惧していました。
  でも、最近、大病を患ったとのことで、今回を逃したらチャンスはなさそう。安い3階席が発売されたので行くことにしました。

  まず、ロビーでKlaus Schulzeの10枚セットのバッジをゲット!! 大喜びです。Tシャツは、1977年Mirageのころのかっこいいデザインなのだが、もう売り切れ。

  ステージには、こじんまりとシンセサイザーが積まれている。
  拍手の中を出てきたシュルツはよろよろしていて「大丈夫なのか?」
  はじめは流行のヒーリングミュージックみたいで「うーん、こりゃあかんな〜」
  しかし、さすがは40年のプロだ。徐々に見せ場を作る。職人芸ですね。
演奏者というよりエンジニア。

  最大の感動は、1970年代前半を思わせるドラムスのプログラミングに幾重も重厚なシンセサイザーが絡む前半のラスト。
  60歳を過ぎても、Tangerine Dream、Ash Ra Tempel時代の情熱を持ち続けていることを証明してくれた。
  これだけでもう充分。私は元気になりました。

  お客さんは、昔からのおじさんファンばかりかと思ったら、美大生みたいな雰囲気の若い女性も結構いたりして意外でした。

Synthesizers are piled up on the stage snugly. Schulze who came out in applause tottered.
The beginning seems to be trendy healing music.
However, he made highlights slowly because he is a professional of 40 years. It is expert technique.
He is an engineer rather than a player.
The greatest impression was programming of the drums which harked back to 1970's.
Even if he was over 60 years old, he proved that he continued having the passion of the Ash Ra Tempel times. Only this is already enough for me. I got well.





  今回は、今日の一枚としてKlaus Schulze自身をして「完全な作品」と言わしめ、「リヒャルト・ワーグナーに捧ぐ」と銘打たれた「タイムウィンド」Timewindです。

This time, I introduce Timewind which made Klaus Schulze himself say a complete work dedicated to Richard Wagner.

Klaus Schulze / バイロイトの回帰 BAYREUTH RETURN from Timewind 1975
http://www.youtube.com/watch?v=Pi9HVZ4WCDo&feature=related
タイムウィンドの旧A面。運転中には聴かないほうがよいショッキングなラストは、このYoutubeでは聴けません。

Klaus Schulze / Wahnfried 1883(狂気と平安1883年)from Timewind 1975
http://www.youtube.com/watch?v=dfzRq39DlX4&feature=related
リヒャルト・ワーグナーの没年をタイトルにしたTimewindの旧B面。30分続くメロディーの大河に身を委ね、こちらも最後の1分は劇的なエンディングですが、このYoutubeでは聴けません。


Klaus Schulze Live Köln 1977
http://www.youtube.com/watch?v=BUCYq2qLxJc&feature=related
かっこよかったころのシュルツの映像。


タンジェリン・ドリームTangerine Dream / Bathtub Session 1969年
http://www.youtube.com/watch?v=BNQaaorgy4U
これも、かっこよかったころのシュルツのドラムスの映像を再び。
Klaus Schulzeは3:50,4:40,5:35,7:08あたりにうつる。





2009年03月30日

どら息子〜わが心のドラムヒーローたち 今日の1曲 <73> タンジェリン・ドリーム Tangerine Dream  <74> クラウス・シュルツKlaus Schulze <75> ジョン・コルトレーン John Coltrane  

P1010028.JPG

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(左)上からPopol Vuh、Tangerine Dream、Ash Ra Tempel(右がE2−E4のマニュエル・ゲッチング Manuel Göttsching)、Klaus Schulze(オムニバスLP Kosmische Musikより)
(右)LP Klaus Schulze/Picture Musicの帯
     (なぜか今回は画像が大きいみたいです)
 

<73>タンジェリン・ドリームTangerine Dream / Bathtub Session 1969年
<74>クラウス・シュルツKlaus Schulze / 知覚の扉 Mental Door 1974年
<75>ジョン・コルトレーン John Coltrane / 至上の愛 第3章 追求Love Supreme Pt. 3: Pursuance 1964年



〜 どら息子 〜 わが心のドラムヒーローたち
My heroes of the favorite drummer  


  先日、生まれて初めてドラムを叩きました。
  楽器店をふらっと覗いてみたら、お客さんたちがドラムを試演していたので、自分もやってみようかなと何気なく叩いたらこれが実に面白い。

  ドラムは、もっとガンガン叩かないと音が出ないと思っていたのですが、撫でるような感じでも音が出る。新製品のドラムで、家で練習できるように音が押さえられ、電子キーボードのように音が増幅されてヘッドホンで聴くようになっています。

  ドラムの基本も知らないので、「さ〜どうするべかな」と迷ったのですが、(いっそクラブで踊るような乗りでやったるわい)という方針にしました。
  前屈みで全身を使って、首を振りながら滅茶苦茶に叩くとドンドンはまる。自分の体の動きがヘッドホンから音になってダイレクトに伝わるので止められない止まらない。中毒になりそう。機会があったら試してみてください。ストレス解消になること間違いなし。

  あれ,自分結構いけてるかも? 
  マイナーで恐縮ですがIBIS(イタリアのNew Trollsが分裂したときのグループ)のSun Supremeのドラムソロみたいに叩ける。気づくと周りのお客さんが私のことを見ている。

  私にとって小学校の頃の野球選手(江夏vs王 星vs花形)とかウルトラセブン(渋谷西武でモロボシ・ダンと目が合ったときはマジで体が固まってしまった)などは永遠のヒーローです。
  そして、中学・高校の頃の音楽ヒーローたちも人生の中では大きな存在です。
  ドラムスを叩いていたら、我が心のドラムヒーローが浮かんできた。
  ドラムスでは、クラウス・シュルツKlaus Schulzeとエルヴィン・ジョーンズElvin Jonesが生涯のNo.1とNo.2です。
  彼らのドラムを何百回とフルボリュームでヘッドホンで聞き込んだことで,どんなリズムでも踊れる感覚が身についたのではないかとも思うのです。

Klaus Schulze  wikipedia
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%AB%E3%83%84%E3%82%A7

 Klaus Schulze HP
http://www.klaus-schulze.com/




  Klaus Schulzeはドイツのシンセサイザー奏者です。
  彼が1975年にプロデュースしたファー・イースト・ファミリー・バンドFar East Family Bandでキーボードを弾いていたのが、今は世界的に有名な「喜多郎Kitaro」。クラウス・シュルツのシンセサイザーに魅了された「喜多郎Kitaro」はシンセサイザー奏者に転向。Schulzeとの出会いが最大の転機だったと述べています。

  そのKlaus Schulzeがドラムス奏者時代に残した正規の音源は、Tangerine Dreamの1st(凄いのは2曲目)、Ash Ra Tempelの1stと4thの各A面、Klaus Schulzeのソロ4作目Picture MusicのB面のたった4曲しかありません。
  その後、Popol VuhのFlorian Frickeから世界に数台しかないBig Moogシンセサイザーを譲り受けたSchulzeは完全にドラムスと訣別してしまいました。
  しかし、Jazz特にアート・ブレイキーArt Blakey、そして1960年代のさまざまなRockやJames Brownのリズム隊、同じドイツのCanなどから影響を受けたKlaus Schulzeのドラムスタイルは唯一無二のものです。

  そんな彼のTangerine Dream 時代の古い映像が最近ドイツで発掘された。

タンジェリン・ドリームTangerine Dream / Bathtub Session 1969年
http://www.youtube.com/watch?v=BNQaaorgy4U
Klaus Schulzeは3:50、7:00あたりにうつる。完全に前屈みだ。
  彼のバスドラムは1打で二人分ぐらいの強烈なものだったらしい。
  エドガー・フローゼEdger Froeseは、まだJimi Hendrixのようなギターを弾いている。
ゴーゴーガールもいい雰囲気。
  Tangerine Dreamは、ビートルズBeatlesの次に影響を受けたグループなのですが、またの機会に紹介したいと思います。


  クラウス・シュルツKlaus Schulze / Picture Music 1974年
  B面のMental Doorは、ブレイキーの「ナイアガラ・ロール」などのテクニックを駆使する卓越したジャズドラムとシンセサイザー の多重録音による。
  「トランス・ジャズ」とでも呼べそうな世界の音楽史上比類なきサウンド。この手法でもう少し作品を残して欲しかった。



 
  もう一人の永遠のドラムヒーローは、Elvin Jonesです。

Elvin Jones  wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%BA


  史上最強のジョン・コルトレーンJohn Coltraneカルテットの全盛期の映像があります。

John Coltrane - Live 1965年 至上の愛 第3章 追求Love Supreme Pt. 3: Pursuance
http://www.youtube.com/watch?v=ZDa0MrJT6KY&feature=related
  おそらく現存する音楽の全映像の中で最も壮絶なもののひとつ。
  かつて、ブランフォード・マルサリスBranford MarsalisがElvin Jonesに「どうしたら貴方とJohn Coltraneとのような凄まじい音楽が作れるのですか?」と尋ねた。
  Elvin Jonesは,「こんな奴(Coltrane)となら死んでも構わんと思うことだ」と答えたらしい。
  John Coltraneはこの2年後の1967年に死亡しました。

http://www.youtube.com/watch?v=5UHZaqG87N0
同じライブの全長版


 John Coltraneが神に捧げた最高傑作「至上の愛」。
  初めて聴いてから30年以上になるが、「第3章 追求Pursuance」こそJazzの最高到達点と確信する。
  機会があればヘッドホンで聴いていただきたい。「3人で叩いているのではないか」とも言われたElvin Jonesの「ポリリズム」です(パフュームもいいですけど,元祖はこちらです)。




2008年08月30日

晩夏の海W 今日の1曲 <18> Ashra (Ash Ra Tempel) アシュラ

<18> Ashra (Ash Ra Tempel) アシュラ
    / Ocean of tenderness 1976年 ドイツ

P1010016.JPG

引き続き、海の旅で、今回は浜辺で座って聴く曲です。

AshraのOcean of tendernessはタイトルが示すとおり、キース・ジャレット(今日の1曲<16>)と同様、誰もいない浜辺で穏やかな海の波に反射する光の揺らぎだけを見ながら聴くのが最高のシチュエーションです。「Beauty」という映像に使われたのも頷ける美しいシンセサイザーのリズムとメロディーに癒されます。 

Ocean of tendernessの入った「New age of earth」は名曲Sunrainをはじめ,ヒーリングミュージックとしても極上の作品だと思います。CDになってより聴きやすくなりました。

「New age of earth」が1976年に当初Ash Ra Tempel名義でフランスの小レーベルIsadoraから発売されたとき、今のようにManuel Gottschingが黒人などのクラブシーンで評価されることなど想像もつかなかったことです。むしろ、Isadora Duncanが描かれたレコードレーベルから現代舞踊や舞踏を連想させ,レコードを舞踏のスタジオに持っていったら興味を示されたことがありました。

「New age of earth」のVirgin盤のジャケットには,旧ベルリンの壁ではないかと思われるものが写っていますが,ベルリンの壁によって閉鎖された世界から逃避しようとする感性と,危険なデトロイトの夜から逃避したい黒人のクラブシーンの感性とは通じるものがあったのかもしれません。
Manuel Göttsching自身もDiscoに通うのは好きだったようなので,Tangerine Dreamよりもリズムの点でもともとクラブシーンに受け入れられる素養があったのでしょう。

 先日行われたMETAMORPHOSE 08というイベントにManuel Göttsching&Ashraが出演するということで,最後まで行くかどうか迷ったのですが,雨だったので止めました。10年前の来日のとき,SunrainとOasisは見れたのでいいかなと思いとどまりました。Ashraは特に「New age of earth」からの3作は良い曲ばかりなので残念でした。
 You tubeのおかげでMETAMORPHOSE 08での様子を知ることができました。「New age of earth」からは,最近Joe Claussellによってダンサブルに RemixされたDEEP DISTANCEが演奏されたようです。

METAMORPHOSE 08に行けなかったので,代わりに近場のクラブに行ってみることにしました。マニュエル・ゲッチングのE2−E4かSunrainでもかからないかと期待したのですが無理な感じでした。
Houseのクラブでは100%知らない曲ばかりかかったのですが,Dance Classicのクラブでは40%ぐらいは知っている曲でした。かつてディスコの象徴だったスクエアビルがなくなったのは残念ですが,六本木にはまだ昔の名残を残したディスコが残っています。

Ashraもそうですが,美しい旋律とグルーブ感のともなった音楽はいつまでも残ると思います。

Ashra / New age of earth試聴
     ↓ 
http://www.amazon.de/New-Age-Earth-Ashra/dp/B000025JS7/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=music&qid=1219288508&sr=1-1

METAMORPHOSE 08 Ashra / DEEP DISTANCE
     ↓
http://jp.youtube.com/watch?v=FUQrppP9UXw&feature=related