2008年06月07日

今日の1曲 D スラヴァ Slava

D Slava/Ave Maria(G.Caccini 1546-1618) 1995年
  スラヴァ/アヴェ・マリア(カッチーニ曲)

  Renzo Zenobi / E ancora le dirai ti voglio beneがエンニオ・モリコーネとの出会いによって20世紀のイタリアに生まれた祈りの歌とすれば、G.Cacciniの作曲したAve Mariaは16世紀のイタリアが生んだ天上の音楽といえるでしょう。
 
 SLAVA(スラヴァ)は1964年旧ソ連生まれのカウンターテナー歌手。カッチーニ作曲のAve Mariaは,聖母マリアを賛美した多くの作曲家によるAve Mariaばかりを集めたCD"スラヴァ/AVE MARIA"の冒頭を飾る1曲で、スラヴァの代表曲といえます。スラヴァは,この16世紀のイタリアが生んだ天上の名曲を21世紀に知らしめることになりました。オーケストラのメンバーが「ストラディバリウスのようだ」と形容したスラヴァのカウンターテナーは、母なるものへの祈りと憧憬を込めて天上へと昇りつめていきます。

 シンセサイザーの編曲はスラヴァ自身とGreg Walshによるもので、Greg WalshはPink FloydのWallやLucio BattistiのUna donna per amicoなどの後期の3作品にも関わっています。カッチーニ作曲のAve Mariaは,イタリアン・プログレッシブ・ロックの名曲でいえばLatte e MieleのIl Piantoを想起させ,はじめてTower Recordで試聴したとき,時間が停止するような感動を覚えたことを記憶しています。2大Ave Mariaであるシューベルト、バッハ&グノーを初め,他のAve Mariaの素晴しさも言うまでもありませんが、このCDの白眉は冒頭のカッチーニに尽きると思います。疲れたとき,苦しいときに本当の癒しを与えてくれる16世紀からの時空を超えた素晴らしい贈り物といえるでしょう。

 追記 「今日の1曲 C」で誤記がありました。Lucio DallaraをLucio Dallaに訂正いたします。


Slava/Ave Maria
http://www.youtube.com/watch?v=P_UebDYrhmc









posted by カンカン at 15:40| Comment(0) | TrackBack(0) | クラシック Classic Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック