2021年02月16日

ついに発見 1970年「ツーマッチ Too Much 自由広場の若者たち」 〜 村八分を支えたMojo West関連の野外ロックフェスティバルの先駆け

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今日の1曲
 「ツーマッチ Too Much 自由広場の若者たち」1970年
 ヘルプフル・ソウル / ファイア 1969年
 TOO MUCH/Song for My Lady 富田勲編曲 1971年
 Flower Travellin' Band / Louisiana Blues 1970年


 コロナで音楽フェスティバルがほとんど中止となる中、日比谷野音と並び、日本での最初の野外ロックフェスティバルといえる深大寺「ツーマッチToo Much」の1970年の貴重映像がみつかりました。

 「Too Much」は、京都で村八分を支援したMojo Westの木村英輝が東京で主宰したもので、山口冨士夫が著書「So What」で「キーやん(木村氏)に感謝しようぜ」と書いていたことからずっと気になっていました。

木村英輝
http://kyotocf.com/otomachi-chronicle/fuji-odyssey-1/
ローリングストーンズ、ジミヘンドリックス、ジャニス・ジョプリンなどの出演が予定されていたが中止になった「富士オデッセイ」の日本現地のジェネラル・プロデューサーを任されていたすごい人物だった。





 NHKでは、間章が主宰し村八分も出演予定だった「自由空間」音楽祭も放映しました。保守的なイメージがあるNHKにロックの貴重資料が残っていたのも幸運です。NHK教育ではフラワートラベリンバンドのライブも放送したそうです。


深大寺Too Muchのヘッドライナーだったフラワートラベリンバンド



 深大寺の前、2月の京都での「Too much」イベントにもヘルプフルソウルが出演しており、「ツーマッチ 自由広場の若者たち」の映像ではヘルプフルソウルのジュニ・ラッシュが多くみられます。
 ヘルプフルソウルは、この後、そのToo Muchにバンド名を変えます。

ヘルプフルソウル 1stアルバム 1969年
「妥協を認めないニューロックの新星」と帯に書かれている
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< 当時のニューロック・シーン ・ヘルプフルソウル 〜 Too Much
    ・フラワートラベリンバンド・村八分の動向>

 1969年     The Helpful Soul ヘルプフルソウル
          ‎– ソウルの追求: The Helpful Soul First Album 発売
    5月    チャー坊が渡米
    12月31日 ダイナマイツ解散
 1970年2月28日 京都会館第2ホールイベント「Too Much」
         出演:ヘルプフルソウル、フラワートラベリンバンド
         山口冨士夫がセッションで出演し木村英輝と出会う。
    3月   東京で山口冨士夫と帰国したチャー坊が出会う
    5月   京都で「ななしのごんべ」として村八分が結成
    7月11日 東京 深大寺自由広場イベント「Too Much」
         出演:ヘルプフルソウル、フラワートラベリンバンド
    7月26日 富士急ハイランド
         出演:裸のラリーズ
         (村八分を名乗る前、裸のラリーズ名義で出演)
            フラワートラベリンバンド
    10月   フラワートラベリンバンド / Anywhere 発売
 1971年3月20日 京大西部講堂「Mojo West」
         出演:村八分(ステージデビュー)、PYG
    4月   フラワートラベリンバンド / Satori カナダ日本で発売
    4月11日 日比谷野音 出演:トゥーマッチ、村八分
    4月30日 村八分 / 草臥れて 大阪のスタジオで録音
    7月21日 LP Juni & Too Much「Too Much」発売
  
 
 「ツーマッチ」の放映ではバンドの映像が少ないのは残念ですが、1969年ウッドストックの翌年、日本でロックがまだ新しいころの情熱が伝わるフェスティバルや関係者の雰囲気を知ることができて、本当によかったです。


深大寺Too Muchでのジュニ・ラッシュ(ヘルプフルソウル)
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現代の映像「ツーマッチ 自由広場の若者たち」1970年7月24日放映
https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=N7GKC2QT0mQ&feature=youtu.be&fbclid=IwAR1Brrm4sefNbaQ5YNh9xVLznASmE2uxMAZcQnlnHPANXREWwg0S5O78hUk
0:30「ロックコンサートを通して自分たちの文化を創ろうとする若者たちの記録です」
2:27 木村英輝が、Pink Floyd / Interstellar Overdriveをバックに登場。
5:54  開催に向けて調布警察署で交渉。 警察「ツーマッチとは?」
 木村「政治や宗教といった次元と関係ないところで皆で共通して楽しむために集まろうとしている。英語であまりにも素晴らしすぎるという意味」

9:59 ジョー山中(フラワートラベリンバンド)に見えたが、ジュニー・ラッシュ(ヘルプフルソウル)だろうか。 流れている曲は、Flower Travellin' Band / Louisiana Blues (Muddy Waters cover)
12:05 ひょっとして、ガロの「ボーカル」か? 1969年12月にはミュージカル「ヘアー」に出演していた。ポスター掲載の出演者以外でも飛び入りで参加できたようだ。
13:00 木村英輝だろうか。自身も音楽を楽しんでいるのが素晴らしい。
13:15 ジュニー・ラッシュのアコースティックギターでの歌
17:56 このビデオで一番バンド演奏が長く見られる貴重な場面。
  村八分の初代ドラマー恒田義見が参加する前のブラインド・バードか。
22:25 ジュニー・ラッシュ(ヘルプフルソウル)のバンド演奏。
23:50 Pink Floyd、Tangerine Dreamのような音楽がバックに流れている。 


ヘルプフル・ソウル ファイア 1969
https://www.youtube.com/watch?v=jUPkCkY-TvI




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ジュニー・ラッシュのインタビューを掲載。山口冨士夫とは同じ血が流れているので京都ではずっと交流があったという。



TOO MUCH/トゥーマッチ 日比谷野音 '71
https://www.youtube.com/watch?v=ShFVRiAuCl4
後に山口冨士夫のタンブリングスに1983年に参加する青木正行のベースと小林秀弥のドラムのグルーブがすごい

左:小林秀弥(山口冨士夫タンブリングス) 
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右:青木正行(外道、山口冨士夫タンブリングス)
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TOO MUCH/Song for My Lady
https://www.youtube.com/watch?v=rL7Ah4qTJbQ&list=OLAK5uy_miNpq2xIRWIjHMrrJsT_NiBLOxI6hgA3s
あの富田勲がアレンジを担当したプログレッシブな大曲


オリジナルLPは世界的にも高額で有名



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