2020年10月29日

祝・文化功労者受賞・すぎやまこういち 〜 ザ・タイガース The Tigers

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1981年初版。幼少期のクラシックの体験からタイガースなどを作曲した経緯


今日の1曲
 ザ・タイガース The Tigers / 君だけに愛を 1968年
 ザ・タイガース The Tigers / 落葉の物語 1968年
 ザ・タイガース The Tigers / 花の首飾り 1968年
 青山ミチ Michi Aoyama / 風吹く丘で 1966年
 ザ・ダイナマイツ The Dynamites / ユメがほしい 1968年


 ゴールデンカップスの2人のメンバーなど、内外の悲しい訃報が続きましたが、タイガースの作曲家すぎやまこういちさんの文化功労者受賞という明るいニュースが飛び込みました。

 文化功労者では演歌とクラシックの受賞者は過去にありましたが、ポップスについては史上初となります。

文化功労者 受賞者
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%87%E5%8C%96%E5%8A%9F%E5%8A%B4%E8%80%85%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7

 タイガースで最初に記憶あるのが4枚目のシングル「君だけに愛を」です。

ザ・タイガース The Tigers君だけに愛を 1968
https://www.youtube.com/watch?v=_246A5mjoL0
貴重なカラー映像。52年前にこれでは当然人気が出るだろう。オリコン2位。

ザ・タイガース The Tigers/落葉の物語
https://www.youtube.com/watch?v=pWWxzvM2eCE
「君だけに愛を」のB面。B面まですごいのがタイガースの魅力。日本初のシンフォニックロック。東京ドーム再結成ライブでもアンコールで演奏。





 続く5枚目がタイガースの最大ヒット「花の首飾り」。
 オリコンで8週間1位。もとはB面だったが、両面A面扱いになったおそらく日本で初めてのシングル。

 タイガースの最初の5枚のシングルについて、すぎやまこういちは「グループサウンズ最高」という本で、クラシックのように緩急緩急緩という組曲形式に作ったと述べています。

ザ・タイガース The Tigers花の首飾り
https://www.youtube.com/watch?v=Khgh1Fb5E4Y

 ピーの著書「花の首飾り物語」でも、タイガースの4声のコーラスは世界でも珍しいものではないかと書かれ、トッポも「花の首飾り」のオーケストラのレコーディングでのすぎやまこういちの目が一番真剣だったと述べています。





ザ・タイガース The Tigers花の首飾り
https://www.youtube.com/watch?v=2qG2deduTyk
これも現存する珍しいカラー映像。1982年ごろこの映像を見た沢田研二が翌日のラジオで「これは人気がでるわ」と語っていた。





 すぎやまこういち最初の有名な曲は、ヒットパレードのテーマソングです。

 ポップソングについては、1966年11月の「青山ミチ/風吹く丘で」が最初と思われます。次が同年12月のシャープホークスの「遠い渚」、そして1967年2月5日タイガースのデビュー曲「僕のマリー」と続きます。

 発売中止となった「青山ミチ/風吹く丘で」は1968年2月25日にヴィレッジシンガーズの「亜麻色の髪の乙女」と改題されてオリコン2位の大ヒット。最近知った青山ミチのヴァージョンはとても情感のある素晴らしい歌だと思います。

青山ミチ Michi Aoyama/風吹く丘で 1966年11月
https://www.youtube.com/watch?v=VbA0Oaz7ipg





 すぎやまこういちは、GSではタイガース、シャープホークス以外に、山口冨士夫のダイナマイツにも2枚目のシングル「ユメがほしい」を提供しています。
 これは1968年3月5日発売で、タイガースの絶頂期にあたります(「君だけに愛を」が1月5日、「銀河のロマンス/花の首飾り」が3月25日)。
 
 山口冨士夫の「So what」にも「ユメがほしい」について、プロダクションがヒットしたトンネル天国に続く2曲目が重要ということで、タイガースのようなヒットをねらったものと書かれています。


ユメがほしい ザ・ダイナマイツ
https://www.youtube.com/watch?v=2Cbf_OwLJTo
以前、遊園地(浅草?)でのプロモーションフィルムを見たことがある。





 すぎやまこういちのGS以降の活躍は、ガロ、科学忍者隊ガッチャマン、帰ってきたウルトラマンなどが思い出深いです。

 1981年にすぎやまこういちは「体験作曲法」という本を出しました。
 当時はポップスの作曲本はほとんどなく、タイガースの曲がたくさん解説されていてたいへん感動しました。シーサイドバウンドは、日本で初めて沖縄音階を、花の首飾りは地中海のドリアン音階を取り入れていました。





 1982年のタイガース同窓会の年に花の首飾りのボーカルの加橋かつみのコンサートがあり、途中でゲストとしてすぎやまこういちさんが紹介されました。客席から舞台に飛び上がるように登場して、バイタリティーのある人だなあと思いました。タイガースのころから加橋君と馬が合ったと言っていました。

 すぎやまこういちはゲーム音楽の大家になりましたが、ドラゴンクエストをやったことがありません。ドラゴンクエストの曲が、テレビでよく聞く有名なメロディーだと最近やっとわかりました。

 すぎやまこういちは私にとっては、やはりタイガースです。
 「グループサウンズ最高」で、「GSは日本の音楽にリズムとハーモニーを残したよね」と語っていました。今回の受賞について、今まで無冠だったが、やっともらえたと語っていましたが、それがポップス初の文化功労者というのはすごいと思います。

 すぎやまこういちさんの、今後の益々のご活躍とご健康をお祈りします。

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