2017年01月19日

グループサウンズ・フェスティバル2016 part@

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Japanese 1960's Beat Bands Festival 2016


今日の1曲
 スパイダース / 夕陽が泣いている
 ガリバーズ / 赤毛のメリー
 ザ・ラブ / イカルスの星
 ブルーインパルス / メランコリー東京


 昨年12月15日に「グループサウンズ・フェスティバル2016」に行きました。GSは、1960年代にビートルズから直撃を受けた団塊世代による日本のJPOP,JROCKの元祖です。GS生誕50周年の特別イベントとのことで、すごいバンドがたくさん出ています。

 ライブの直前に情報を知りました。
 GSは昔から憧れなので、大急ぎでチケットぴあに行って購入。
 大きな期待と、反面、70歳近い方たちで大丈夫なのだろうかという不安もありました。




「メジャーから超レアなグループまで、20グループ、
総勢30名余りのGSオリジナル・メンバーが大集結!!
今世紀最初で最後、本物のGSサウンドが炸裂する!」
http://www.capital-village.co.jp/calendar/concert/2016100404.html

グループサウンズ・フェスティバル2016 PV
https://www.youtube.com/watch?v=oWL4pD1aHSA

会場へ
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<出演バンド>
田中光男/Vo&Gt 浅賀トモミ/Bs(アイドルズ/浦安オールディーズバンド)
轟健二/Vo 水谷公生/Gt(Kb) 大野良治/Bs 西川啓光/Dr
 (アウトキャスト)+[友情出演]近田春夫/Kb&浅野孝已/Gt(from ゴダイゴ)
ポール岡田/Vo 越川ヒロシ/Gt(カーナビーツ)
北久保誠/Bs&Vo(ガリバーズ)
トミー野沢/Vo サミー鈴木/Vo ジミーレノン/Vo(シャープホークス)
大口優治/Gt&Vo(ジ・アストロジェット)
沖津久幸/Gt&Vo(ジャガーズ)
クリス/Vo(デ・スーナーズ)
加藤充/Bs&Vo(スパイダース)
加橋かつみ/Vo&Gt (タイガース) 
瀬川洋/Vo(ダイナマイツ/Travelin’ Ocean Bluebirds)
池ひさし/Vo(バンドックス)
成田賢/Vo(ザ・ビーバーズ)
橋本健/Bs&Vo 和田ジョージ/Dr(フラワーズ/ニューフラワーズ)
湯村寿昭/Gt&Vo(ブルーインパルス)
橘洋介/Vo(ボルテージ)
三幸太郎/Bs&Vo(モップス/サイケデリックス)
永井光男/Dr(ヤンガース)
高宮雄次/Vo(ザ・ラブ)
演奏:レイアウト/The Legends/GSサポートバンド
※グループ名50音順。





 会場は大井町駅前の新しいビルの8階にある区民ホール。30年以上前に、山岸潤史のスーパーギターバンドのライブを見た会場がこのあたりにあったはずです。
 エレベーターに乗るときもワクワクしました。1曲目はザ・ラブでした。

ザ・ラヴThe Love / イカルスの星 
https://www.youtube.com/watch?v=Xi6bGslV_po
当時の録音技術も素晴らしい。越路吹雪も歌った名曲。

 年齢も高い方たちなので、正直のところ、歌謡曲的な「なつかしのメロディー」のような乗りの大会かとも予想していました。ところが、実にロックしていてかっこいい。1発目からびっくりしました。「これはスゴイ所に来た」と興奮しました。


ザ・ラブ収録



 次はこれも期待していたブルーインパルスです。
 このバンドは、1969年というGSがロックから歌謡曲路線へと変更する時期にデビューしました。そのため、2作目のメランコリー東京は、歌謡的ながら名曲と言われています。

 近田春夫さんのMCが終始楽しく、どんなキャラクターのバンドに対しても、ぼけも突っ込みも臨機応変で素晴らしかったです。ブルーインパルスでもスクリーンのジャケット写真を見ながら、「昔から同じ顔の人が多いと思っていた」という話題になりました。

ブルーインパルスThe Blue Impulse / メランコリー東京
https://www.youtube.com/watch?v=5YYwuxDnxrc

 続いて同じくザ・ラブ、ブルーインパルスの3バンド混成メンバーによるザ・ガリバーズの赤毛のメリーです。ガリバーズでは、ベースがジャズのような素晴らしいランニングベースでした。GSのレベルの高さを思い知らされました。


ザ・ガリバーズThe Gullivers / 赤毛のメリー
https://www.youtube.com/watch?v=PKxrylxb6n8

 ガリバーズが東芝で「自分たちもゴールデンカップスみたいな曲がほしい」と言ったら「10年早い」と言われたとのことでした。しかし、赤毛のメリーは、日本で最多のヒット曲を作った筒美京平の初期の名曲のひとつです。

ザ・ガリバーズThe Gullivers / 赤毛のメリー Liveライブ
https://www.youtube.com/watch?v=31dquUbqTBg
20代の現役ロッカーのようなパワーとテクニックがある。

ガリバーズ収録



 続いて、「本日の出場者の平均年齢72.6歳を一人で上げられた方」と82歳のスパイダースの加藤充さんが紹介されました。本当にご高齢なので、初めは「歌だけかな?」と思ったのですが、ガリバーズの方からベースを借りて演奏されました。

 1曲目は「夕陽が泣いている」。
 スパイダースが有名になった曲です。
 加藤さんは小さい体で、ベースを抱えるように弾きながら、歌を歌っています。

 そして2曲目は、加藤さんのリフが延々とリフレインする曲とのこと。
 それは驚愕の演奏で、加藤さんと楽器との格闘技でした。そこには魂と気の塊がありました。私は昭和10年生まれの加藤さんが見た戦争を想起しました。

 昨年亡くなった父が昭和6年生まれだったのですが、東京大空襲のことについて直接話したことは一度もありませんでした。しかし、「太陽にほえろ」の松田優作の有名な殉職シーンで、父が「君たちはこんなテレビが見れるのか?」言ったことがありました。

 加藤さんの演奏には、何か地獄の底から這い上がるような「生」に対するエネルギーを見ました。近田さんも、「これって、さっきと同じベースを使っているんですよね?」と驚いていました。

 すべての出演者が、最高齢のスパイダースの加藤さんに対して尊敬の念を抱いたのではないかと思います。
 ああ、これが山口冨士夫がかじりついてみたスパイダースなのかと認識を改めました。




The Spiders - Dynamite
https://www.youtube.com/watch?v=qJ2F4RWHPTU
クリフ・リチャードとシャドウズの重いカバー。引きずるようなサウンドが斬新。

ザ・スパイダースThe Spiders / フリフリ
https://www.youtube.com/watch?v=EU_oeCiSgfU
1967年の勢いを感じる映像




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