2015年03月24日

EDMに挑戦 〜 渋谷Womb15 〜 ミュンヘン1969年

P1010007.JPG
上:1970年。EDMの源流、ミュンヘンのPopol Vuh/Affenstundeのバックジャケット(世界に数台のBig Moogシンセサイザー)
下:1977年。最初のEDM、同じくミュンヘンのDonna Summer/I feel love 
最初はB面扱いだったが(左)、A面に変更(右)。1970年代に音楽が一気に加速。



今日の1曲
  Lady Gaga - Poker Face
  Madonna - Open Your Heart 1986
  DONNA SUMMER - I feel love  1977年
  Tangerine Dream – Rubycon 1975年
 Tangerine Dream
   / 第三宇宙の曙 Sunrise In The Third System 1971年
 Tangerine Dream "Ultima Thule Part 1" 1972年
  Donna Summer / Could It Be Magic 1975年
  Popol Vuh - Aguirre 1972年

 初めてEDMのイベントに行って踊ってきました。
 場所は渋谷のWombです。
 Wombには1年3か月も行ってなかったことに気づきました。

 HIPHOPやHouseのようなジャンルとしてEDM を見かけたのは2〜3年前から。
 実はElectronic dance musicの略。
 「なんだそうか」と理解できました。

Electronic dance music
http://en.wikipedia.org/wiki/Electronic_dance_music

 そこで、EDMはどんな感じかとWOMBに行ってみました。最近だとLady Gagaが代表的です。実際に現場で聞いてみると、基本的に無機的なテクノに近いのですが、ボーカル曲もあり、リズムにもバラエティーがあります。

Popol Vuh - Aguirre 1972年
https://www.youtube.com/watch?v=1u7vzaqITMA
最も美しい音楽のひとつ





 EDMの歴史を考えると、源流はドイツに行き着きます。

 1969年、ドイツ版反戦ミュージカル「ヘアー」に、なぜかアメリカ人のDonna Summerや日本人のダモ鈴木が出演。ダモ鈴木は1970年にミュンヘンの路上でパフォーマンス中に、Canのメンバーに誘われてその日から加入しました。

 同じ1969年に、ミュンヘンでFlorian Frickeが世界で数台のBig Moogを購入。
 電子音楽、シンセサイザーの実験が始まりました。彼はPopol Vuhというユニットを組んで1970年にLPを制作しました。

Popol Vuh - Affenstunde  1970年 ミュンヘン
https://www.youtube.com/watch?v=U20MlfQWXgY
23:00〜 最初のシンセサイザーによるリズム。原始的な音楽。EDMの源流


1970年ドイツの年間優秀アルバム



 Popol Vuhに触発されたベルリンのEdgar Froese率いるTangerine Dreamは、ハードロックを捨て、1971年からOhrレーベルのCosmic Musicと呼ばれたシンセサイザーの最も創造的な時代に突入。1972年ZeitではFlorian FrickeがMoogで参加。

Tangerine Dream: 第三宇宙の曙 Sunrise In The Third System ベルリン
https://www.youtube.com/watch?v=_5SMyYj0D2o
1971年ドイツ「Sounds」誌の年間ベストアルバム「アルファ・ケンタウリ」から

Tangerine Dream "Ultima Thule Part 1" ベルリン1972年
https://www.youtube.com/watch?v=DX8LcfaPdQs
Edgar Froeseはこの曲でハードロックと決別

Tangerine Dream - Zeit  ベルリン1972年
https://www.youtube.com/watch?v=rjvF36gzLF8
ハードロックと決別したと思ったら、次は1時間以上メロディーのない音楽
7:35からPopol VuhのFlorian Frickeのシンセサイザー
Florian Frickeの方はこれを最後にシンセサイザーと決別! すごい展開





 Donna Summerは1969年の「ヘアー」出演後もドイツに残り、ミュンヘンでGiorgio Moroderの下で先進的なDisco Musicに取り組んでいました。ショパンをモチーフにしたバリー・マニロウ原曲1975年Could It Be Magicは実にカッコいい。

Donna Summer / Could It Be Magic 1975年 ミュンヘン
https://www.youtube.com/watch?v=_ts-H-1noK4
何度見ても痺れる。特にBass。EDMの萌芽が見て取れる。





 一方で、ベルリンのTangerine DreamはOhrを離れ(後に訴訟問題となる)、1973年録音のPhaedraでシンセサイザーリズムを完成。
 Virginから世界に向けて発売されイギリスで18位に入るヒットになりました。

 1970年から1975年までにベルリンの電子音楽は恐ろしいスピードで進化しました。
 KraftwerkのリーダーRalf Hutterは、「1970年代のTangerine Dream、Klaus Schulze以後はシンセサイザー音楽は進化していない」と言います。

Tangerine Dream - Rubycon (side 2) 1975年 ベルリン
https://www.youtube.com/watch?v=ihO30kl_gIM
4:30から、万華鏡のようなリズム。まさにEDMそのもの。




 そして、ベルリンからの影響を受け、Popol Vuhによるシンセサイザーの発祥地ミュンヘンで、Giorgio Moroderが世界で初めてダンスミュージックにシンセサイザーを導入。これが最初のEDMと言われるDONNA SUMMER の I feel love

DONNA SUMMER - I feel love  1977年  ミュンヘン
https://www.youtube.com/watch?v=C2q2bis6eLE
世界で最初のEDMと評価されている
  




 DONNA SUMMER - I feel loveはアメリカに逆輸入され、世界的なヒットになりました。Discoにシンセサイザーを取り入れるのは常識になりました。
 Michael JacksonやMadonnaの曲に顕著に見られます。 

Madonna – Open Your Heart 1986
https://www.youtube.com/watch?v=snsTmi9N9Gs
MadonnaによるEDMの一つの完成形





 その後、Madonnaは基本的にEDMの手法で、いまだに第1線で活躍しています。
 そしてMadonnaに影響を受けたのがLady Gagaです。
 Lady Gagaは親日家でも知られています。

Lady Gaga - Poker Face
https://www.youtube.com/watch?v=bESGLojNYSo






 今回は、多彩なEDMで、いろいろ踊って暴れてみました。HIPHOP、フリーチャチャやクランプ、ハウス、盆踊り、フラダンスなど民族系、舞踏。。。年を取ってきたせいか、今回は2時間ノルマは果たせず1時間半踊って帰りました。

Donna Summer Live in Japan
https://www.youtube.com/watch?v=TSLQf1Br-5g
最後にドナ・サマー来日公演を。今から思うと行きたかった。R.I.P


EDMの源流、ミュンヘンのPopol Vuh/Affenstundeの内ジャケットの湖
P1010012.JPG

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