2014年04月19日

癒しの達人 〜 フジコ・ヘミング・コンサート

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フジの花

今日の1曲
 ドメニコ・スカルラッティ/ソナタ ホ長調,K.380,L.23
 レ・オルメLe Orme / Collage 1971年イタリアLP3位
 フジ子・ヘミング 〜 ショパン 「別れの曲」
 リスト / ラ・カンパネラ
 バッハ 主よ人の望みの喜びよ 




 日本を代表するピアニストのフジコヘミングさんのコンサートに行ってきました。
 去年チケットを買い、最前列のど真ん中だったので、楽しみにしていました。
 ライブに行くのは、去年の暮れの岡林信康、カシオペア以来4か月ぶりです。

 フジコヘミングさんのNHKでの特集テレビ「フジコ〜あるピアニストの軌跡〜」を見てから10年以上になります。
http://www.youtube.com/watch?v=z_EvYEXtrCg
音符ひとつひとつに色をつけるように弾くと語っている



 フジコヘミングさんのピアノは、譜面どおりにきっちり弾かれた感じではありません。
 情感のおもむくままに魂でピアノを弾いている感じがします。黒人ブルース歌手、ベッシ−・スミスを似たものを感じます。

 いちどフジコヘミングさんのピアノにはまってしまうと、他のピアニストが物足りなく感じてしまいます。 家でピアノを聴くときは、ほとんどフジコヘミングさんの演奏です。


フジコヘミング公式サイト
http://fuzjko.net/news/20130901

フジコヘミングに詳しいブログ
http://atdiary.jp/bunkyootazemi/entry/2012/09/30/



 会場は、駅から歩いて5分強の場所。
 たしか10年以上前にミルバのコンサートを見た場所です。
 デパートの中を通るとホールに着きました。

 ロビーでは、CDのほかにも、マグカップや、フジコヘミングさんの自筆の絵画も売られていました。フジコさんの弟さんもいました。私の席は最前列のど真ん中。「目の前でフジコさんを見れる!」と去年から楽しみにしていました。

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当日の曲目

 ブザーが鳴り、7時の定刻にスタート。
 左手からフジコヘミングさんが登場。
 旅役者のような派手な衣装をまとっています。かっこいいです。

 まず、ドメニコ・スカルラッティのソナタ2曲。1曲目のホ長調は、本ブログのタイトルにもさせてもらっているイタリアのLe Ormeが3枚目のアルバムCOLLAGEの冒頭の曲で引用しています。嬉しくなりました。

 1971年のLe OrmeのCollageは、それまでラブソングか英米のコピーがほとんどだったイタリアのポピュラー音楽界において、初めて内容が伴った作品と評価されています。

ドメニコ・スカルラッティ/ソナタ ホ長調,K.380,L.23
http://www.youtube.com/watch?v=Dzd7Z5xzs84

Le Orme - Collage
http://www.youtube.com/watch?v=i_cIBZBz61Y




 続いて、ショパンのエチュードを5曲、バラードを1曲演奏しました。ショパンの「別れの曲」は、フジコさんの演奏で1番聞きたかった曲のひとつです。難しい中間部分を除いた冒頭1分とラスト1分のテーマの部分は、私も8年前にピアノで練習しました。

 拍手は、フジコさんが椅子から立った時に送られました。しかし、エチュードの何曲目かのあとに外国の人が「Bravo!」と叫んだので、フジコさんは座ったままでしたが、場内の観衆も拍手しました。

フジ子・ヘミング 〜 ショパン 「別れの曲」
http://www.youtube.com/watch?v=fKuv_Xp7BOc
フジコヘミングの別れの曲は聞いていて目頭が熱くなった。

フジ子・ヘミング〜ノクターン第2番/ショパン
http://www.youtube.com/watch?v=CJV4l0cnNO4
今回はノクターンを演奏しなかったが、フジコヘミングのショパン、リストは素晴らしい




 休憩20分をはさんで、後半では、ドビュッシー、助川俊弥、リストの曲が演奏されました。最後は、18番のラ・カンパネラです。
 大喝采で終わりました。

 フジコさんは立ち上がると、支度部屋に戻ることなく、「それでは最後に短いですがバッハのアリアを弾きます」と言って座りました。
 曲は、パイプオルガンでよく耳にする「主よ人の望みの喜びよ」でした。

「主よ人の望みの喜びよ」は、超絶的な技巧を要する曲ではありませんが、ひとつひとつの音が心の中に深く浸透しました。
 やはり、フジコヘミングさんは癒しの達人でした。

バッハ 主よ人の望みの喜びよ 
http://www.youtube.com/watch?v=qIJacIvZoFo

静かな小品集からなる珠玉のCD


posted by カンカン at 23:30| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | クラシック Classic Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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