2013年08月25日

メロトロンの夢1

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CD化された幻のLP「感覚思考」と稲田氏のサイン

今日の1曲
稲田保雄とベミ・ファミリー / 感覚思考 1976年
 ザ・テンプターズ / おかあさん 1968年
 ザ・テンプターズ / 秘密の合言葉 1968年

 
 日本でメロトロンを使用したプログレッシブ・ロックの幻の作品として、数十万円の値がついたこともあるという稲田保雄とベミ・ファミリーの「感覚思考」がついにCDで発売されました。稲田氏からはキーボードを習ったことがありました。

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 詳しい解説書に稲田氏のロング・インタビューが載っていて、驚きの連続でした。さっそくCDを買って稲田氏にサインをいただきました。テンプターズ解散後の松崎氏や高久氏と一緒に演奏されていたとのことで、そちらの話をメロトロン以上に長く聞きました。

 松崎氏と一緒に作った幻の作品のテープも所有されているとのことでした。松崎氏はテンプターズ時代に泣きながら歌うのが有名でした。繊細な人ではという予想に反して、実際の松崎氏は「音楽に対して豪快」で、ユーモアのある気さくな人だったそうです。




ザ・テンプターズ おかあさん
http://www.youtube.com/watch?v=LNalNiPDbis
松崎氏はテレビで泣きながら歌っていたという

ザ・テンプターズ 秘密の合言葉
http://www.youtube.com/watch?v=_LICYKP5jvY
おかあさんのB面。ギターとショーケンがかっこいい。

 松崎氏と作った作品は素晴らしい歌だそうで、稲田氏がこんな感じと歌ってくれました。是非CD化して世に出してほしいと話しました。しかし、残念ながら、現在松崎氏は消息が不明で、CD化は難しいのではないかとのことでした。

松崎氏は両親がいない役として出演


 「感覚思考」は、ドビュッシー、ベートーベンの主題から予想しない展開をする作品です。当時60万円したムーグ、アープのシンセサイザー、数百万円のメロトロン、ハモンドオルガン、フェンダーピアノという当時の最先端の高価な楽器を駆使しています。

Debussyドビュッシー / Reflets dans l'eau 水に映る影(水の反映)
http://www.youtube.com/watch?v=Ky3TgZvOMqM
 
 「感覚思考」は、斬新な楽器に触れる喜びがメロディーの源泉のようです。特に、稲田氏はメロトロンを重視していたようで、各楽曲のハイライトでコーラス音のメロトロンが感動的に曲を盛り上げています。メロトロンの鍵盤はとても重かったそうです。

 1970年代前半は、自由に音楽を作ることができ、それを理解してくれる人たちが周りにいてサポートしてくれたそうです。話の中で、1970年代のバンドで最初に名前が出たのが、山口冨士夫の村八分でした。当時から伝説として噂になっていたようです。

 稲田氏は、「1970年代の音楽状況は今とは違っていた、
でも、昔のことを今は重く感じる」と言われていました。
 さらに稲田氏の1970年代初期の作品がCD化されるとのことで期待しています。




posted by カンカン at 13:54| 神奈川 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | メロトロン Mellotron  | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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