会場の千葉マリンスタジアム
Aerosmithの日本への思いを詰めたDVD
Aerosonic
エアロスミスAerosmithがトリで、B‘zと共演する千葉マリンスタジアムのAerosonicに行ってきました。両者とも見るのは初めてです

Aerosmithは2曲しか知らないですし、B‘zも3曲しか知りません。
Aerosmith / Walk this way
http://www.youtube.com/watch?v=bKttENbsoyk
それでも行こうと思ったのは、「えいちゃん」矢沢永吉が、昨年NHKで「たとえばAerosmithは十分、金は持っているはず。それでもあの年齢で続けているのは、やらないと生きていけないからだと思いますよ」と発言していたためです。
あの「えいちゃん」もAerosmithに注目しているのかと。
侠気
あとAerosmithのファンというB‘zの侠気です。Aerosmith単独では球場は埋まらないので、B’zとセットで、タイトルはAerosmithを立てAerosonicに。以前B‘zが、普段からライブのため節制しているNHKの番組も見て気になっていました。
Aerosmith - Live in Japan - Full Concert 2002
http://www.youtube.com/watch?v=1MOLmFB_waM
2002年の東京スタジアムでのライブ。このときもAerosmithとB‘zが共演。
当日は、仕事のことで、自己嫌悪に陥ってしまいました。霞ヶ関から缶チューハイを煽り、海浜幕張駅でもチュウハイを購入。タクシーで球場に到着

入場の際、飲み物持込禁止ですと言われたので、その場でチューハイを一気飲みしました。いざ場内へ突撃

もう少し前に行くと固い素材に変わって万々歳

仕事のため45分ぐらい遅れて会場に入ったのでB‘zを聞けたのは30分強でしたが、気持ちよく踊れました。MCで「B’zは25周年ですが、今日は尊敬する大先輩と共演できて、まだこれからだと思います」というAerosmithへのリスペクトが表されました。
B’z / ウルトラ・ソウル
http://www.youtube.com/watch?v=LGV8Gv3wUHQ
最後は「ウルトラ・ソウル」。自分は、今まで「ウルトラ・ショック」だと思っていました。「ウルトラ・ソウル」の「ル」ではなく、その1拍後にジャンプするのがポイントです。「ゼロ」「愛のままに」を聞けなかったのは残念でしたが、気持ちのよいB‘zライブでした

Aerosmithのとき、1曲B’zが飛び入り。稲葉さんが「Aerosmithスゲー!」と叫んでました。
人間サウナ
期待していたとおり、休憩時間に前方にいたB‘zファンがトイレ等に行くのを見計らって、Aerosmithファンが前に押し寄せます。私も波に乗って前方へ進撃。ステージから30mぐらいから15mぐらいの所まで来ました。人間サウナ。異常な暑さです

この暑さを少しでも忘れさせてくれたのが、ライブの前のSEです。その中でわかった曲はBeatlesのRevolution。これを聞けただけでも嬉しくなりました。ポールではなく、ジョンの曲というのもAerosmithの別の側面を見た感じがして嬉しいところです

Beatles / Revolution
http://www.youtube.com/watch?v=KrkwgTBrW78
直前には純粋なHIPHOPもかかりました。
Aerosmithが黒人音楽にも精通していることが伺えます。
RUN-DMC は Walk This Wayをサンプリングしています

暗転して、いよいよスタート。かっこいい。スティーヴン・タイラーはJames Brownからも影響を受けています。JBのような動きはありませんが、ロックスターとしての貫禄が十分です。前方15mほどの花道の所で歌っているのが見えます

ロックコンサートに来たぞという感じです。B‘zファンもAerosmithのライブで乗っているようです。スタンドもほぼ満席状態です。知らない曲ばかりでも、実に乗りがいい。そろそろ自分も踊りたくなってきたので、後方のスペースのある所に移動しました

ビート天国 Rhythm-Nation
Aerosmithで踊ると実に気持ちがいい。Aerosmithは普通ハードロックに分類されます。しかし、彼らのはロックの仮面をつけたFunkでした。知らない曲ばかり続くのに、後ろ乗りや前乗りのリズム、スピードの緩急をつけるので、全く飽きません


JBの曲の邦題ではありませんがビート天国の状態です。
ハウス、JBのステップ、HIPHOPなどやりたい放題で踊れます。
これだけ踊りまくってるのは球場で私だけでしょう


SEでのRevolutionに次いで、今度はBeatlesのCome Togetherのライブ。
嬉しくなりました。本当にAerosmithはBeatlesが好きなのでしょう

ファンの中に入って歌っています。
Aerosmith / Come Together
http://www.youtube.com/watch?v=QeTK6hH5Ygw
知っている曲の1曲目、Walk This Wayが始まりました。ここまで、知らない曲ばかりでしたが、ここまでその構成力で全く飽きることがありませんでした。
まさに職人の技

RUN-DMC / Walk This Way
http://www.youtube.com/watch?v=4B_UYYPb-Gk
アンコールはDREAM ON。
知っている曲の2曲目。名曲。スティーブン・タイラーのピアノの弾き語り。
ジョーペリーがピアノの上に立ってギターソロ。絵になります。
年をとってからのほうが声が出ているというスティーブン・タイラー
AEROSMITH - DREAM ON
http://www.youtube.com/watch?v=hHRNSeuvzlM
メロトロンを使用していることに初めて気がついた。初期Rare Birdを思わせるバラード。
AEROSMITH - DREAM ON LIVE
http://www.youtube.com/watch?v=92SIK4O2UD0
場内が明るくなり終演。黒人ブルースの巨人Muddy Watersの Rollin' Stoneが聞こえてきました。 Aerosmithのルーツがブルース、Beatles、Rolling Stonesであり、その歴史の中に自分達がいることを満天下に伝えました

Muddy Waters - Rollin' Stone
http://www.youtube.com/watch?v=4T2hygHu8CI
Tシャツがドシャ降りの雨のように濡れてしまいました。「滝のように濡れてますね」と声をかけられました。スティーブン・タイラーとたいまん勝負のつもりで、彼の数倍のスピードで踊りました。真夏の夜の夢を終え、2時間かけて自宅に帰りました

今回のライブが、8月6日と9日の間にあったことを改めて知りました。Aerosmithはどのような思いでライブをしていたのでしょうか。スティーブン・タイラーはイタリア系アメリカ人で、ユダヤ、インディアンの血も流れていると知りました。
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