2013年06月08日

青い炎赤い炎 〜 Steve Hackett ジェネシス来日Genesis RevisitedII

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今日の1曲
 ジェネシスGenesis
     / Watcher of the skies 1972年英LP12位
 Genesis
     / Dancing With the Moonlight Knight 1973年英LP3位
 Genesis / I know what I like 1973年英シングル17位
 Genesis / Musical Box 1971年英LP39位
 Genesis / Supper's Ready 1972年英LP12位
 Genesis / Los Endos (incl. Slogans)1976年英LP3位
 Genesis / Cinema Show 1973年英LP3位 
 Osanna / L’uomo 1972年伊LP11位


 ジェネシスのライブを見に行きました。Genesis Revisited IIとしてギタリストSteve Hackettが世界を回っているツアーの一環です。ジェネシスは1970年代はプログレッシブロック、それ以後はポップバンドとして全米1位にもなったバンドです。

 今回のGenesis Revisited IIは1970年代の楽曲を再現する企画です。
 私は、ジェネシスはグルーブ感が核にあると思います。Yes、King Crimson、Deep Purpleより、Led Zeppelin、Genesisの方が黒人寄りです。

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Genesis wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%8D%E3%82%B7%E3%82%B9_(%E3%83%90%E3%83%B3%E3%83%89)

海外でも高い評価を受けているGenesis
http://www.progarchives.com/top-prog-albums.asp?salbumtypes=1#list

Genesisの楽曲の詳しいサイト
http://enjoy.pial.jp/~chipmunk/GENESIS.html

 場所はClubCitta。会場に黒人の人が見に来ていたことが嬉しかったです。
 よく白人はロック、trance、黒人はソウル、Hiphopというように区別されます。
 黒人に熱狂的なジェネシスファンがいるのは驚きでした。

 Hackettも同時代の黒人Jimi Hendrixの影響を受けているはずです。
 またフィル・コリンズは、他のメンバーと異なり労働者階級出身で1960年代のモッズ時代は黒人のソウルを信奉し、ソロではSupremesのカバーで1位になっています。

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 ライトが落ちました。黒人ファンが“Come on Steve!…”と英語で叫びました。
 Hackettはそれを無視せずに英語で返答していました。
 やっぱり、Steve Hackettは黒人を差別しない人だと思い、嬉しくなりました。

 いよいよ、メロトロンの代名詞ともいえるWatcher of the skiesが始まりました。メロトロンに近い音のシンセサイザーが代役です。ボーカルもPeter Gabrielの代役は重圧だと思いますが、気品のあるイケメンでいい感じです。

 Genesisは、1973年ごろイギリスのMelody Makerという有名な音楽雑誌で、ライブアクト部門でずっと人気投票1位でした。初めてGenesisを見る方は、演劇を見るような感じで特に★のところを見てみてください。

Genesis / Watcher of the skies
http://www.youtube.com/watch?v=z5NOV0-EH0c
冒頭はメロトロンのイントロ。★2:00〜からスタート。2:55〜フィル・コリンズのグルーブ感。★4:30からラストまで圧倒的な演劇的パフォーマンス。

Genesis Rock and Roll Hall of Fame Speech
http://www.youtube.com/watch?v=x3BM7w7hHUA
2010年にロックの殿堂入りをしていたジェネシス。
PhishがWatcher of The Skiesをカバー。

Steve Hackett & John Wetton / Watcher of the Skies
http://www.youtube.com/watch?v=GcuUr_PpZO4
珍しい



 30年前にGenesisのライブを初めてVHSで見たとき、Peter Gabrielのパントマイムのようなアクト、Banksのメロトロンの洪水の他に、座って弾くSteve Hackettのギターのフレーズが衝撃でした。

Genesis / Dancing With the Moonlight Knight
http://www.youtube.com/watch?v=RdD6L4cKKU8
★3:00〜4:00青白い炎のように燃えるギターの鬼Steve Hackett



Genesis / I know what I like
http://www.youtube.com/watch?v=y1tFQMjc-IE
1970年代に初めてヒットしたGenesisのシングル。

 1973年のOxfordでのライブはGenesisの最高の瞬間を捉えています。
 Musical Boxは、初期の1972年のベルギーのライブから1973年のOxfordのライブの間にまさに劇的な変化を遂げたことがわかります。

Genesis / Musical Box  ベルギー1972年ライブ
http://www.youtube.com/watch?v=W35wtfcByIY
6:00から。この1972年の時点ではイケメンPeter Gabrielショーという感じ。
         ↓
Genesis / Musical Box  Oxford1973年10月ライブ
http://www.youtube.com/watch?v=AFBY4dvoISc&list=PLDC70F6D7EE3610DA
★6:30〜ここでは赤い炎のギター〜そして老いとラストの死。
たった1年で、Genesis(Gabriel)は恐ろしいほどの変貌を遂げた。
          
Genesis / Musical Box 別の1973年ライブ
http://www.youtube.com/watch?v=oaJ4cCMkkQA
★0:28〜1:28でフィル・コリンズの爆弾のような圧倒的グルーブがGenesisを支えていたことがわかる。



 1973年でGenesisが大きく変化した理由は、1972年にGenesisの人気が最もあったイタリア公演の際、Osannaのライブを見た影響と思われます。後にOsannaのリーダーElio Dannaは「1年後にGabrielは私たちと同じ格好をしていました。信じられますか。」と述べています。

OSANNA / L' Uomo 1971
http://www.youtube.com/watch?v=cAWQVkLyv3A
世界初のビジュアル系ともいえるOsanna

Genesis / Supper's Ready 1974年ライブ
http://www.youtube.com/watch?v=Gx6S32thDNw
Genesisの代名詞Supper's Readyは20分を超える大曲。Genesisの詞は寓話、宗教的なものが多いが、背後にあったベトナム戦争の恐怖からの逃避ともとれる。

Genesis / 1973年Oxfordライブ完全版
http://www.youtube.com/watch?v=_FBcz3tBH74
音楽・演劇・詞の融合した西洋芸術のひとつの極点。
最後にSupper's Readyも収録。★58:00〜ラスト



 圧倒的なSupper's Readyでオールスタンディング。
 アンコール2曲も代表曲。最後に黒人の人が椅子に乗って熱狂していました。
 やはりジェネシスの核は黒かった。

Genesis / Firth of fifth
http://www.youtube.com/watch?v=fd0j5Ek_1ks
泣きのギターが聞けるm

Genesis / Los Endos (incl. Slogans)
http://www.youtube.com/watch?v=3EWa_yV1JDE
★4:30〜エンディングにふさわしい。

June.7.2013 Genesis Revisited II ジェネシス・ライブ演奏曲目
Setlist at Club Citta', Kawasaki, Japan
http://www.setlist.fm/setlist/steve-hackett/2013/club-citta-kawasaki-japan-1bd9e9e0.html

ジェネシスに造詣の深い方のブログでの当日の曲目解説
http://urban-diary.blog.so-net.ne.jp/2013-06-08



Genesis / Cinema Show
http://www.youtube.com/watch?v=rRtcWOU69WA
今回のライブでは演奏しませんでしたが、これも代表曲。
14:30からCinema show ★16:00〜のメロトロンコーラスが極点。

Genesis / Cinema Show Part Two Live in Japan 1978
http://www.youtube.com/watch?v=EcMthy8uVZw







posted by カンカン at 14:07| 神奈川 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | イギリスのロック British Rock & Pops  | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
5周年おめでとうございます
ジェネシスの核はグルーブ感にありとは斬新な着眼点だなと思いました
確かにフロントマンの2人、ガブリエル・コリンズはブラックミュージックの造詣も深そうです
ブログ今後も楽しみに読ませていただきます
Posted by pin at 2013年06月13日 22:30
ありがとうございます。シネマ・ショーも中間部のグルーブ+コーラスメロトロンという組合せがすごいと思います。またお時間がありましたらお立ち寄りください。ジェネシスは1970年にガブリエルがフリップとの交渉でメロトロンを入手し、公募でハケットとコリンズが加入したことで飛躍しました。改めて、音楽も人と人の出会い、化学反応だと思います。
Posted by カンカン at 2013年06月14日 23:39
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