2013年05月23日

地獄へドライブ〜サンハウスSONHOUSE Live・ライブ・イン横浜U

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Jimi Hendrix(1944〜1971)を着てダンスで菊(1947〜)と勝負

今日の1曲
  サンハウスSONHOUSE / キングスネークブルース
  SONHOUSE / 地獄へドライブ
  サンハウス / なまずの唄
  SONHOUSE / カラカラ
  サンハウス / レモンティー


サンハウスBOX


サンハウスBOXの詳しいバンドの解説
http://sonhouse.jp/sonhouse_box/

 1月14日に大雪で流れたサンハウスのライブを見に行きました。65歳になる菊という日本のロックの大御所が率いるバンドです。日本のロックを最初に作ったバンドのひとつと高く評価されています。CMに出る鮎川誠がいるバンドです。

 30年以上前から、菊の存在は気になっていました。学生時代に近所の貸しレコード店で借りて聞いたサンハウスの「有頂天」は良い楽曲が多く、印象に残りました。しかし、音のバランスが小さくまとまっている感じでした。いつかライブを聞きたいと思っていました。

「ドキュメント発見伝」サンハウス・菊(九州・沖縄で放映されたTV)
http://www.youtube.com/watch?v=ZXzd5un_Tu0&feature=related
菊がかつての福岡のライブハウス「パワーハウス」の跡などを訪ねて回想する貴重なドキュメント。

サンハウス(菊&鮎川誠)タワーレコード渋谷店移転15周年おめでとうコメント
http://www.youtube.com/watch?v=R4SqelzrcSk
昔の東急ハンズ前の頃の話が懐かしい

良い楽曲が詰まった1st「有頂天」


 前座が終わり、15分ぐらいの休憩の後、いよいよサンハウスの登場です。正確にはElectric Mudというバンドですが、私にとってはサンハウス。鮎川誠がいなくても5人のメンバーのうち3人はサンハウスのメンバーです。5人が定位置につきました。

 小さなライブハウスなので、目の前で菊を見ることができました。
 65歳ですごいメーキャップ、赤く染めた長髪といういでたち。
 サンハウスと知らなかったら、みんなびっくりかもしれません。

サンハウス / キングスネーク・ブルース
http://www.youtube.com/watch?v=MsdiiJlPQCo

 1曲目からガツンとキングスネーク・ブルース。30年前に聞いた感動が蘇った。歌謡曲とロックの両方の魅力を備えている楽曲でしたが、大音量のライブではビートがうねっていて、菊の迫力あるボーカルとまさに蛇のように絡み付いています。

地獄へドライブ / サンハウス
http://www.youtube.com/watch?v=1guv9DpPDVg
 
 間髪をいれず2曲目も名曲「地獄へドライブ」。第1ラウンドでKOを狙うボクサーのような追い込み。これがサンハウスかと圧倒されました。すでに前座で暖まっていたので、こちらも上半身をグルーブさせて過激なダンスで応酬。菊は上半身裸になりました。

 強烈な2曲の後は、マイペースですが、歌の後に入るギターソロが鋭いので緩む感じがしない。次第にこの心地よさを支えているのが、ドラムス鬼平のビートであることに気づきました。鬼平は髭をはやし、老仙人のような風貌でリズムをキープしています。

サンハウスの名前のルーツとなった伝説の黒人ブルースマン


サンハウス / 風よ吹け
http://www.youtube.com/watch?v=p4KpYMdqePs
1975年ライブ。

 風よ吹けは、当時一世を風靡していたフォークからの影響も感じる曲。途中からロックの重いビートに変わります。ミルクのみ人形など、サンハウスの詞は猥褻なところに特徴があると言われますが、それも大きなグルーブの中に飲み込まれていく感じです。

サンハウス / ミルクのみ人形
http://www.youtube.com/watch?v=IPc1Ifl-P9k&list=PLF5AD1F9015D40725
1975年ライブ

 このバンドの核がビートをたたき出す仙人鬼平であることが私には明確になってきました。鞭のようにしなる軽快で切れのあるビート。例えるならば、カッターナイフが鈍く切れなくなって刃を変えた後、サクッ、サクッと紙が切れていくときの感覚です。

鬼平のドラムについて書かれた文章
http://www.art-true.com/big/return2.html

 2曲ほど高速ビートの曲が続きました。緩急を混ぜた構成が実に見事過ぎます。こちらも完全にトランス状態で踊らせていただきました。ハウスのときのステップで応酬です。ロックのライブでこんなダンスをする人を見たことはほとんどないでしょう。

サンハウス / カラカラ
http://www.youtube.com/watch?v=22xm1fSXtIs&list=PLF5AD1F9015D40725
2010年ライブ



サンハウス / なまずの唄
http://www.youtube.com/watch?v=Uqrnmz-3N9Y&list=PLF5AD1F9015D40725
1975年ライブ「Drive」

 サンハウスの曲は、メロディー、詩の両面でユニークであり「なまずの唄」でそれは顕著です。他のロックンロールバンドは同じような曲が多いのですが、サンハウスは突然変異のようにリズム・詞・メロディーがオリジナリティーに溢れている。

ヤードバーズYardbirdsのレモンティーの原曲が衝撃的な伝説の映画


サンハウス / レモンティー
http://www.youtube.com/watch?v=LY6jXuBAlDI
1975年ライブ 0:50からレモンティー

 最後はやはりレモンティー。これがヤードバーズの全くのパクリであることは有名です。しかし、それでも日本語の詩のユニークさで独自の世界を作っています。ライブでのグルーブは物凄い。凄すぎる。こちらも高速ステップで切れまくりました。

 レモンティーの超盛り上がり状態で、ここで1回終演。私は興奮して「スゲー」「カッコイイ」と叫びました。本当に19歳ぐらいの勢いの乗ったパンクのバンドよりも凄い。50年近い経験が、19歳のパンクと同じ位のテンションを演出しているのだと思います。



サンハウス / あて名のない手紙
http://www.youtube.com/watch?v=QZKS_rYF7xc

 アンコールに応えて3曲。
 知らない曲ばかりでしたが充実しています。
 再アンコールに1曲ハイテンションで演奏してサンハウスのライブは終わりました。

 「えいちゃん」矢沢永吉のときと同じ。たいまん勝負の気持ちでダンスをしました。
 本気で半世紀近くやり続けてきた人たちの情熱に感動しました。
 大きなエネルギーをもらって家路に着きました。

サンハウス / レモンティー
http://www.youtube.com/watch?v=6jugiy5P0VY&list=PLF5AD1F9015D40725
2010年ライブ。最後の鬼平氏の「サンハウスを残したい。100年後のガキが、サンハウスのことを語るようになるまで」という言葉に打たれた。

菊の1960年代のレポートが感動的な「ロック画報」と6月9日のライブのチラシ
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