2013年05月13日

鍵・革命と禅・狂気と正気・非整合と整合〜アレアArea Live in Japanイタリアン・プログレッシブロック・フェスティバル最終章6

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AreaのオフィシャルTシャツ。これを着てクラブに行く決意を固めた。

今日の1曲
 Area & Demetrio Stratos / Live in studio 1977年
 John Coltrane / Love Supreme 1965年 
 LUCIO BATTISTI + P.F.M., Formula3, Dik Dik,
Flona Fauna e Cemento, Adriano Pappalardo...
    / LET THE SUNSHINE IN live in "Tutti Insieme" 1971年



 アレアには度肝を抜かれました。アレアは、昔々イタリアのバンドでどうしても興味を持てないバンドでした。唯一1978というLPは好印象でした。デメトリオ・ストラトスの追悼ライブが2枚組で出たのを覚えています。

 その後、「○○のいない□□は、デメトリオ・ストラトスのいないアレアと同じだ」という文章が30年以上印象に残りました。そのこともあって、アレアはフェスの最後だからという程度の期待しかありませんでした。



 マウロ・パガーニの後、休憩でトイレに行っていたら、まだロビーに人がいるのにAREAが始まっていました。慌ててホールに入るとパオロ・トファーニの座禅スタイルに驚きました。Youtubeでは見ていたのですがアレアのライブでもやるとは思いませんでした。

 座禅スタイルで掛け声をあげたり、前衛的なソロなのですが、フリーミュージックとは違います。狂気のように見えますが、至って正気。その後3人のメンバーも加わり、バンドの演奏になっていきました。アレアの世界に吸い込まれていきます。

 全員の超絶的なテクニックに驚きました。スピード感を伴うポリリズムなのですが、不整合のようで見事に整合しているのです。ドラマーは、上半身がほとんど動かず、ほとんど腕だけで変拍子を叩き出しています。ストラトス不在でも凄いバンドです。

 Youtubeの映像によって、アレアの凄さを知ったものが一つだけありました。スタジオでのライブ映像で、ストラトスは歌わずにキーボードを弾いています。このようなテンションのライブが見れたらと思っていたら、まさにそのものでした。

Area & Demetrio Stratos Live in studio 1977
http://www.youtube.com/watch?v=ZX0Zy0MIgO0
今回のライブで一番ハイテンションのときのイメージは、この映像の8:00以降をイヤホン大音量で聞いた感じ。Sun Raという文字も見える。



 こちらも狂気のリズムにダンスで応酬したくなりました。
 後で考えたら、席を立って一番後方で踊りながら聞けばよかったと後悔しました。以前からコルトレーンのリズムでダンスをやってみたいと思っていました。

John Coltrane / A Love Supreme
http://www.youtube.com/watch?v=4H07OztoKgE
第3章15:15以降をイヤホン大音量で。この10年後にareaが。



 MCでは日本語の通訳があり、和やかな雰囲気になりました。フォルムラトレのときも通訳があったらと思いました。パトリツィオ・ファリセリの「パレスチナ難民のために、みなさん鍵を出して鳴らしてください」という要請で観客も「7月8月9月」に参加しました。

 最後は、アンコールでマウロ・パガーニも出てきて一緒に演奏しました。3.11大地震の後にアレア&パガーニの来日公演があったのですが、中止になっていたので、今回それが実現されました。オフィシャル・ブートレッグはキャンセルになりました。

 最後の曲は革命の歌Gioi e rivoluzioneでした。かつてLUCIO BATTISTIが特別番組でPFM、フォルムラトレらと反戦ミュージカル「ヘアー」のLET THE SUNSHINE INを歌った映像を思い出しました。

LUCIO BATTISTI / LET THE SUNSHINE IN
http://www.youtube.com/watch?NR=1&v=y7SF11KFhzw

 60歳を過ぎたアレアのポリリズムを体験でき、大いに刺激になり勇気付けられました。
さっそくAreaオフィシャルTシャツを購入し、最近気力が落ち気味であったダンスをするため、クラブに行く決意を固めました。
  
 

フェスが終わり電車の中で涙が出てきました。
 夜なので花粉ではないと思います。
 電車の中でコンビニで買ったおにぎりを食べました。

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この記事へのコメント
またブログ面白かったです
以前tic tacを聴いてアレアは終わってしまったんだろうな、でもそれは仕方がないと思ってました
しかしカンカンさんのレポからすると形は変わっても、前衛の姿勢は放棄してないようですね
人づてに昔の知人の消息を聞いた思いです
ありがとうございました
Posted by pin at 2013年05月13日 13:31
ありがとうございます。アレアは「昔、前衛と呼ばれたバンド」ではなく、まさに現在進行形で、前衛の姿勢を放棄していないバンドでした。今思うと、一番の要因は、パオロ・トファーニの使用する最先端の機器だと思います。PAもイ・プーに負けず、いいバランスでした。また、ファリセリの「パレスチナ難民のために」という言葉(皆驚いたと思う)の裏にストラトスの前衛の姿勢が生き続けていると思いました。
Posted by カンカン at 2013年05月13日 22:06
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