2012年12月20日

男の道・顔で笑って心で泣いて〜鳥羽一郎コンサート

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日伊「歌の極道」シングルRiccardo Cocciante / L'Albaと鳥羽一郎 / 旅枕
鳥羽一郎さんの手は暖かく柔らかかった

今日の1曲
 鳥羽一郎 / 海の匂いのお母さん
 加橋かつみ / 哀哭 1976年 
 鳥羽一郎 / 兄弟船 1982年
 リッカルド・コチャンテRiccardo Cocciante / L'Alba 伊1975年2位
 鳥羽一郎 / 旅枕 2012年


 ユーミン+プロコルハルムの感動のライブの翌日、鳥羽一郎さんのコンサートに行きました。以前、紅白歌合戦で、ブラウン管にひびが入るかと思うような鳥羽一郎さんの凄い歌を聞いたことがあります。イタリアのリッカルド・コチャンテみたいでした。

リッカルド・コチャンテRiccardo Cocciante / L'Alba
http://www.youtube.com/watch?v=J_rcQuunwrQ
伝説のTV番組Senza Rete「リッカルド・コチャンテ」ショーの衝撃のフィナーレ



 そのとき、私は鳥羽一郎さんこそ本物の「歌の極道」だと思いました。以前、布施明さんのコンサートで終盤で布施さんが2回ぐらいドスをきかせたことがありました。鳥羽一郎さんが本気になったときの男魂を現場で体感するために会場に向かいました。

 会場は60歳〜90歳ぐらいの女性で満席です。開幕。鳥羽さんの素晴らしい歌を2曲聞かせていただいた後MCに。いつの間に鳥羽さんの漫才と笑いの独壇場。「歌の極道」の先入観とはかけ離れた鳥羽さんの人間性の深さ暖かさに感銘を受けました。




 鳥羽一郎さんは1年9ヶ月前にお母さんを亡くされました。お葬式のときのお坊さんの逸話をギャグにして会場を沸かせ、ステージ右手に去られました。司会者が左手から現れ、「顔で笑って心で泣いてとは、まさに鳥羽さんのこと」と言われました。

鳥羽一郎 / 海の匂いのお母さん
http://www.youtube.com/watch?v=8KSH60Yx8CI
 お母さんとの共演ライブ
http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=K6Wb0g_-IeI

 鳥羽一郎さんの後にキャリア12年という演歌の歌手が歌いました。もう一人、鳥羽一郎さんに憧れて歌手を目指し、大舞台に立つのは初めてという歌手が続きました。2名とも上手ですが、やはり31年のキャリアの鳥羽さんとの力の差は歴然とありました。

 この経歴による力の差というのは、私自身の仕事についても言えることです。
 自分の経験の足りなさをどうやって補っていくか。
 やはり師匠の後姿を見ることが大事ではないかと思いました。

加橋かつみ / 哀哭 
http://www.youtube.com/watch?v=WaBaL0XzdYc
タイガースを脱退してソロになった加橋かつみが音楽活動に行き詰ったときに、演歌に転進した時期があった。ゲストの2人目の歌手は声が高く加橋かつみを思わせた。




 鳥羽一郎さんは、船村徹師匠の言葉を引用されました。「悲しい歌ほど笑顔で歌え」「歌はお客さんとの言葉のキャッチボール」といった船村徹師匠の言葉に感銘を受けて、今まで鳥羽一郎さんも頑張ってこられたとのことでした。

 鳥羽一郎さんは「自分でも知らない歌がたくさんある(笑)」ほど多くの曲を録音されてきたそうです。しかし、3.11の大地震の日から海の歌が封印されてしまいました。海をトレードマークにされている鳥羽一郎さんにとってこれほどの辛さはなかったでしょう。

鳥羽一郎 「兄弟船」
http://www.youtube.com/watch?v=ZmH3qXra-9U



鳥羽一郎 旅枕(新曲)
http://www.youtube.com/watch?v=ve4M9OzkxgA

 1年9ヶ月前に母を失い、海の歌を封印された苦しみ。鳥羽一郎さんは背負ってきたものを最後まで見せずに笑顔で歌い終わられました。CDを買い握手会に出席しました。岩のようにごついと思った鳥羽一郎さんの手はマシュマロのように柔らかく暖かでした。


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