高校生バンド・バトルのチラシと出演者
今日の1曲
<585> カルメン・マキ&OZ / 閉ざされた街 1976年
<586> カルメン・マキ&OZ / 空へ 1977年
<587> カルメン・マキ / 時には母のない子のように 1969年
高校生バンド・バトルを踊りが目的で見に行きました。去年、見そびれたので今年は時間を空けておいた。最近のクラブで寂しいのは高校生が入れないこと。十代のとっぽい元気な子がいればもっとおもしろいし、俺も受けるのになあと思います。
驚いたのは15バンドのうち、ガールズバンドや男女混成バンドが4分の3ということ。もうロックは女の子のものなんですねえ。そこで、今回は日本の女性ロックのパイオニアにして最高峰、カルメン・マキ&OZです。
カルメン・マキ&OZ / 閉ざされた街
http://www.youtube.com/watch?v=UVz0bsPOFQc&feature=related
全盛期の貴重映像。演奏も凄い。10:00〜会場から声も出ず。
当時、「マキオズ」と呼ばれたOZは、フラワー・トラヴェリン・バンド解散後の日本のロックを代表するロックバンドでした。また、女性を看板にして、それが男性ロックバンドを超えていたという稀有の存在でもありました。
今の高校生バンドは、情報が豊富なせいか昔より上手ですが、「マキオズ」みたいな殺気がないなあ。というわけで、グルーブのかかった曲のときは、また一人で最前列のスピーカーの前で踊らせていただきました。おっさんの方が狂っている。
カルメン・マキ&OZ / 空へ
http://www.youtube.com/watch?v=zbjNV5MhI_Q&feature=related
NHKホール。
昔、カルメン・マキと知り合いだったハーフの女性から「あの子は本当は全く内向的で、表に出るタイプではないのよね」と聞いたことがあります。カルメン・マキは、アングラ劇団天井桟敷の一員でした。渋谷のクラブWombの経営者は元天井桟敷らしい。
寺山修司 / 天井桟敷ビデオアンソロジー
http://www.youtube.com/watch?v=5RWFqmix3JM&feature=related
1960年代後半のアングラ(アンダーグラウンド)演劇の世界。
寺山修司の作詞したフォーク・ソング「時には母のない子のように」で、一気にメジャーに。ところが、ジャニス・ジョプリンを聞いた衝撃で、カルメン・マキはロックに転向。ブルース・クリエーションらと腕を磨き、麻生レミを超える存在になりました。
カルメン・マキ / 時には母のない子のように 1969年「紅白歌合戦」
http://www.youtube.com/watch?v=bceYoqwWCuU
ジャニス・ジョプリンの死からスタートしたカルメン・マキの執念は凄まじい。
よく短期間であんな喉を作れたものです。
唖然とする高校生を尻目に、ガンガン踊らせてもらって帰りました。
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