2011年05月01日

ラッテ・エ・ミエーレ来日 美しき十代V 今日の一曲 <365> <366> <367> Latte e miele  <368> バッハJ.S.Bach

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ラッテ・エ・ミエーレLatte e miele Live in Kawasaki Japan
アンコールでも演奏した1st singleゲッセマネGetzemani
TシャツT-shirt 朽ち果てたクルミの木

<365> ラッテ・エ・ミエーレLatte e miele / Vision of sunlight 2008年
<366> ラッテ・エ・ミエーレLatte e miele / ゲッセマネGetzemani 1972年
<367> ラッテ・エ・ミエーレLatte e miele /悲愴パート3Patetica Parte Terzo1973年
<368> バッハJ.S.Bach / マタイ受難曲Matthäus-Passion第1曲


  イタリアのラッテ・エ・ミエーレの奇跡の来日公演に行きました。バンドに興味のある方は、2008年10月12日の「美しき十代 今日の一曲<24>」をご覧下さい。
  ドラムでリーダーだったとも言われるAlfio Vitanzaはデビュー時に16歳でした。

来日フライヤー
http://clubcitta.co.jp/001/latte/

  5月に予定されていた同じイタリアのアレアが放射能を恐れてミュージシャンの意向で初来日をキャンセルしたのに、ラッテ・エ・ミエーレは来てくれました。
  New TrollsやOsanna来日のとき以上の期待で会場に向かいました。



  曲は2010年の新作マルコ・ポーロからの抜粋でスタートしました。マッシモの英語も流暢です。1976年の3rdアルバムからキーボードインスト曲の大作Pavanaは美しいメロディーの洪水。そして第1部は新曲Vision of sunlightで締めくくりました。



ラッテ・エ・ミエーレLatte e miele / Vision of sunlight
http://www.youtube.com/watch?v=E2OXJy6zFag&feature=related
Latte e mieleの完全復活を確信した力強さと美しさが同居する2008年の新曲。

  ラッテ・エ・ミエーレLatte e mieleとは「ミルクと蜂蜜」の意味ですが、これが聖書に出てくる言葉と言うことが30年以上たってわかりました。ラッテ・エ・ミエーレの凄さは、やはりキリストの死と復活をテーマにした第2部「受難劇」における集中力でした。

  1970年初頭、イタリアでは連日ベトナム戦争で人が殺される映像が流れ、日本と同様に学生に反戦・反体制運動が起こりました。1971年に初めてLe Ormeが死をテーマにしたCollageを発表すると、1972年にBancoなどが反体制の狼煙を上げました。

  他のイタリアのBalletto di BronzoやOsanna、Museo Rosenbachなどはドラッグの力を借りてベトナムの悪夢から逃避しました。そして異世界YS、幻の古代都市Palepoli、ニーチェの超人思想をテーマにした作品を生み出しました。



  これに対しLatte e Mieleは、自分たちの原点であるキリスト教に帰りました。
  そして、バッハのマタイ受難曲の影響を受けつつ、キリストに救いを求めたのが1972年のデビュー作「受難劇」でした。

  今年、イタリアでも連日大震災の映像が流れ、イタリア人の友人から「放射能を恐れて東京の住民が大阪に移動と報道されている」とメールが来ました。Latte e mieleは、ベトナムの戦場を布教慰問するような覚悟で来日したのではないかと想像します。

初めてローマ教皇の前で演奏を許されたロック作品「受難劇」


Latte e Miele / 「受難劇」からゲッセマニGetzemani 
http://www.youtube.com/watch?v=7mXLh-fjkv8
1972年と思われる信じがたい奇跡のカラー映像
アングルの定まらない映像と木漏れ日が不安と狂気の時代を感じさせる。

Latte e Miele / 「受難劇」からIl Re Dei Giudei 1972年
http://www.youtube.com/watch?v=DHDc70_lhPc&feature=related
これまた驚異のカラー映像。PFM、Le Ormeクラスでもこの時期にカラー映像はない。
16歳のAlfioが「美しき十代」ならぬ、狂気のドラミングを見せる「ユダの裏切り」
  
バッハJ.S.Bach / マタイ受難曲Matthäus-Passion第1曲
http://www.youtube.com/watch?v=Tq1eTakWTz0&feature=related
カール・リヒター版を手本にしたと思われる。



  「受難劇」のような音楽を演奏するときは、年齢による衰えなど超越していました。キリストが磔になる終盤でAlfioが前方で歌う姿は宣教師の意思そのものでした。Alfioの頭は禿げても、心は永遠に16歳の「美しき十代」であることを証明してくれました。



  最後は、2ndLPで、こちらも名作のパピヨンPAPILLONからです。
  「受難劇」の緊張の後で、美しい旋律が心に響きます。
  何度もアンコールの喝采は鳴り止まず、感動のコンサートは無事に終了しました。

Latte e Miele / 悲愴パート3Patetica - Parte Terzo
http://www.youtube.com/watch?v=uJmmNmqKAcc&playnext=1&list=PLF1C8A3412D090DB4
嵐の後の静けさのような心洗われる歌曲。

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最後のアンコール曲のシングル盤 Rimani nella mia vita
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