2010年08月15日

がんばれジョー!U 〜 終戦記念日WAR CHILD 〜  今日の1曲 <235> 頭脳警察 <236> GOLDEN CUPS <237> 萩原健一 <238> FLOWER TRAVELLIN' BAND   <239> ジョー山中

P1010032.JPG
右:ジョー山中支援ライブ
左:Golden Cups:銀色のグラス
  萩原健一とPYG:戻らない日々
クリックすると大きくなります。


<235> 頭脳警察 / さようなら世界夫人よ 1972年
<236> GOLDEN CUPS / 銀色のグラス 1967年
<237> 萩原健一とPYG / 戻らない日々 1971年
<238> フラワー・トラヴェリン・バンドFLOWER TRAVELLIN' BAND/Make up 1973年−2009年
<239> ジョー山中 / 戦い続ける男たちに捧げる詩 1980年



〜 がんばれジョー!U 〜


The Japanese best rock singer, Joe Yamanaka are fighting against illness by lung cancer now.
He is called a great singer equal to Robert Plant of Led Zeppelin, Ian Gillan of Deep Purple.
I went to the concert that supported Joe Yamanaka at Shibuya Crocodile.

  12日木曜日の渋谷クロコダイルでのジョー山中支援ライブに行きました。
  30枚の当日券をゲットすべく、発売開始の4時に到着したときはすでに整理券はおしまいとのこと。
  このメンツで4時に行く考えが甘かった。7時に余裕があれば当日券を追加するとのこと。

  がっかりして司法研修所の教官だった弁護士のところに別用で人生相談に行きました。
  意外にも教官もずっとジョー山中を聞いていて、4・9・1なんかも知っていた。
  よーし、とやるきになって最後の当日券ゲットの決意を固めました。

  台風は去って小雨ぱらつく中、5時半から、図書館で借りたジェームズ・ブラウンを読みながら並ぶことにしました。戦闘開始だ。
  やはり黒人の血をひくジョー山中の自伝と同様、ジェームズ・ブラウンも重い。
  入れなくてもいい、最後まで戦うぞという気になる。


自伝「俺がJBだ」とは別の角度からの評伝本



  すっかり暗くなったころ、「それでは7人だけ入れます」という声が・・・。
  やった、やったぞ、最終当日券をゲットできました。
  山口冨士夫を20年以上前に見て以来のクロコダイル。
  あれ、前とステージの位置が変わったかなあと思いつつ、トイレへ。
  すごい行列で進めない。しかし勢いで、ステージかぶりつきまで押しかけることができました。

  あれ? 見たことのある人物が座ってしゃべっている。
  ギエー、ショーケンだあああああ〜 笑っているが目が鋭い。
  ものすごいオーラを発している。
  ショーケンは高校生のときテンプターズに入り、中川三郎のディスコの専属バンドになった。
  きっと昔はこんな感じでたむろしてたんだろうな。

  若い人にはショーケン・萩原健一といってもピンとこないかもしれませんが、「かっこいい」の代名詞だった人。

  通路だったので、背中に人の肩がよくぶつかる。
  おお、ショーケンがこっちにくるぞ。こっちからぶつかっちゃおう。
  背中を少し突き出すと、ショーケンの肩が当たった。
  やった! やったぞ! ショーケンにさわっちゃったよ〜(あほか)
  ライブが始まる前から、ハイテンションです。




  ついに近田春夫さんが司会で登場。
  彼も羅生門というバンドでニューロック時代から活躍しているのでジョーと知り合いなのでしょう。
  近田さんもガンになったが治ったとのこと。
  今回の入場料は、ジョーの医療費に使われるとのことでした。

  とにかく頭脳警察、GOLDEN CUPS、が前座というすごいメンバー。ショーケンもどこででるのか。
  もちろんジョー山中支援が趣旨ですが、助けられるのは私自身ではないかとも思えるコンサートです。



〜 頭脳警察 あしたはどっちだ 〜



  おお、今度はPANTAがこっちにくるぞ。またぶつかっちゃおう。
  PANTAの肩が当たった。ついでにTOSHIも。
  やった! また日本のロックの歴史に触れることができました。
  頭脳警察は1970年代に最も危険と言われた反体制を代表するバンドです。
The brain Police is an anti-Establishment band said to be the most dangerous in 1970's Japan.

  ついに頭脳警察がステージに上がった。
  3メートルの至近距離で見るPANTA。
  PANTAの鼻って大きいなあ。マヌエル・ゴッチングみたいです。




頭脳警察 HP
http://brain-police.net/

  初めて見る頭脳警察。1発目はなんだろう? 
  まさか、「革命宣言」はないだろう。
  いきなり頭脳警察は「あしたのジョー」をロックで歌いだした。ありかよこんなの。すごいなあ。
  「あしたのジョー」のモデルはボクサー時代のジョー(山中)だったという仮説はぼほ的中した。


あしたのジョー 名言集
http://www.youtube.com/watch?v=BVPnJ-YSUEs&feature=related
ジョー山中は、世界フェザー級チャンピオンになった西条正三とともに金平ジムで期待されたボクサーだった。しかし、過酷な減量で力石徹のような状態になり、体を壊して引退することになった。


  頭脳警察は、悪たれ小僧、ふざけるんじゃねえ、そして、銃をとれ、さようなら世界夫人よなどを演奏した。TOSHIは、パーカッションではなく、ドラムスを演奏しました。

頭脳警察 / さようなら世界夫人よ
http://www.youtube.com/watch?v=Ao6Yyz6nEYo&feature=related

頭脳警察 / 銃をとれ
http://www.youtube.com/watch?v=i7ncUm4cs00


  拍手に包まれて頭脳警察は退場。
  しかし、PANTAの「俺たちが一番若いってさ」というMCが象徴するように、頭脳警察が今回は前座のトップなのである。すごいところに来てしまった。
  まだまだ続く。







〜 ゴールデン・カップス 〜



  近田さんが、「メンバーは何処へ行っちゃったんでしょう?」とぼやいている。
  ゴールデン・カップスは、昔から、メンバーが突然いなくなって、そのままテレビに出たことなどがよくあったらしいです。
  今日は、昔からのゴールデン・カップスの親衛隊みたいな人も多く来ているようだった。
  ゴールデン・カップスは、横浜・本牧で1966年に結成された日本で最初の本格的なロックバンドです。




Golden Cups is the first great Blues–Hard Rock band in Japan formed in Yokohama in 1966.

ゴールデン・カップス Golden Cups HP
http://www.goldencups.com/

  ゴールデン・カップスを横浜で初めて見たのは6年前。あの頃はデイブ平尾さんも元気でした。
  15年前と23年前ぐらいに2回、六本木のデイブさんの店で握手してもらいました。

  ついにメンバーが登場。ミッキー吉野の指を30cm前のところでみることができました。1曲目はルシール、ミッキーさんは、横を向いて鍵盤を弾いている。すごい人だなあ。
  25年前に保険の外交をしてたときに、道に迷っていたミッキーさんをスタジオに案内したことがあります。そのときサインももらい、カップスが好きな上司にあげたら喜んでいた。2回目は20年ぐらい前、横浜のシンキさんのライブハウスClub24で。
狂ったように踊っていた私にステージから「また会いましょう」とミッキーさんが言ったことを覚えてはいないでしょう。
  ミッキーさんは、黒っぽいサウンドが好きなので、私もファンキーに踊れる。いいなあ。


  LUCILLEに続いて・・・
  出たあ! 銀色のグラスのイントロ 
  至近距離2メートルのルイズルイス加部のベースだけをみつめる。この目で記憶するのだ。
  ルイズルイス加部は、レコードのようなベースラインは弾かなかった。
  レコードでは間奏で、エディーさんの早弾きソロが一瞬、ベースのスピードを超すところがある。
  エディーさんの早弾きはなかったが、一音一音に思いを込めているように見えた。

The Golden Cups / 銀色のグラス 1967年 Original
http://www.youtube.com/watch?v=ypaB-KzYKF4&feature=related
発売から43年、いまなお世界中を震撼させているルイズルイス加部の伝説のロケットベース

The Golden Cups / 銀色のグラス 2009年LIVE
http://www.youtube.com/watch?v=mRR8Ra8L_Dg
デイブさんのいなくなったカップス。





  続いて、CreamのWHITE ROOM、絶望の人生、エディー播の横浜ホンキートンクと続く。

  BeatlesのGET BACKでは皆が「Get back、Joe!」と叫ぶ。

  最後は、十八番のThemのGLORIAで締めでした。

  ジョーと同じ横浜出身のGOLDEN CUPSの熱いメッセージが伝わるライブでした。






〜 ショーケン登場 〜



  近田さんが、ミッキーさんにさっきのボコーダーのような音はなんだったのかと質問しています。
  ステージでは若手のミュージシャンがチューニングしている。
いったい何のバンドなのか?

  近田さんは、観客の写真を撮って病院にいるジョーにメールで送っている。
  ジョーからのメッセージが届くと、会場が盛り上がりました。

  うわー!
  ここで、ショーケンが出てきました。ショーケンは、どこかのバンドでゲストで出るかと思っていたら、単独のバンドだったのです。

Sho-Ken is the actor and Rock singer who was most popular in Japan like James Dean.

ショーケンはステージに上がると、「ジョー! ジョー!」と何度も叫びました。会場が一挙に一体になる。

  3メートルの至近距離から見たショーケンは子供のように暴れていました。
  これがショーケンか、凄いなあ。皆感動していました。
  テンプターズのころはもっと凄かったんだろうなあと思います。
  
  ショーケンは最後に土下座しました。
  まさに身も心も奉げたパフォーマンス。
  私もさらにダンスをがんばろうと思いました。

  ショーケンは2曲だけ歌って帰っていきました。

萩原健一 テンダーナイト
http://www.youtube.com/watch?v=_REM4ClvWgc



萩原健一とPYG / 戻らない日々
http://www.youtube.com/watch?v=tsPxHwkklxI&p=53AA2800A9F2124B&playnext=1&index=5
1971年名曲





〜 ジョーの子供たち 〜



  今度は、若い外国人のような青年たち3人がステージに出てきました。
  眼光の鋭い若者がいるなあと思っていたのですが、それがジョーの子供たちでした。

  ジョーの子供たちは、今流行のラップ,HIPHOPをやりました。音はできていて、ラップだけ重ねるというスタイルです。
  ジョーの世代と一世代違うと、表現スタイルも変わるということを再認識しました。
  平均年齢50代半ばの聴衆にも何かが伝わったのではないでしょうか。
  私は、ATOMやCAMELOTに行って踊っているのでラップで楽しく踊らせてもらいました。

  自分たちの生活が貧乏だったので「ビンボー!」と繰り返すラップの曲がありました。
  ジョーは、自分の生活に余裕がないのに、世界中の紛争地域に行って物資を届けるボランティア活動をしている、本当にすごい人なんだと思いました。






〜 FLOWER TRAVELLIN' BAND登場 〜



FLOWER TRAVELLIN' BAND  HP ENGLISH
http://www.flowertravellingband.com/

  そして、ついに真打ちFLOWER TRAVELLIN' BANDの登場です。 
  貫禄が違う。篠原さんなど、どこかの重役か教授かという雰囲気。
  スキンヘッドの石間さんにいたっては、大僧正という風貌だ。

  1曲目。曲名はわからないが、これはプログレッシブロックだ。
  King CRIMSONを生で見ているような錯覚に捕われた。

  オルガンのイントロが強烈な2曲目は、代表曲Make Up.

Flower Travellin' Band / Make up Fuji Rock 2008年
http://www.youtube.com/watch?v=Hsw291s1HUY
60歳を過ぎてもジョーの声は衰えを知らなかったが・・・。

  2曲だけ、かまやつひろしさんがゲストでロックンロールを演奏。

  最後に、再び重厚なプログレッシブロック。
  目の前の篠原さんのオルガンが素晴らしい。
  ベースの上月さんは、会場前に外で見かけた人だった。彼は曲が深まるほど、ステージの後方に下がっていく。ドラムスの和田さんと重いリズムセクションを支えている。
  石間さんは、仙人のように、ギターに集中している。
  ああ、これにジョーが加わっていたのか。
  本当にすごいバンドだったんだなあ・・・。


DVD



  アンコールもなしということで、無事にライブは終了しました。
  あっという間の3時間でした。

  今バンドをやっている若い人たちは、こうすれば成功してお金が入るということが先にあるけれども、今日見た4つのバンドは、音楽でとにかく表現したいものが先にあって、後から名前がついてきたという感じがします。
  ジョーも以前、「ロックが金もうけになってしまった」と嘆いているのを読んだことがあります。

  11時なので家路を急ぐ人もいます。
  肩がぶつかったので、振り向いたらルイズルイス加部だったので光栄でした。
  30年前、ゴールデンカップスの伝説に憧れて、本牧を旅したことを思い出しました。

  場内にミュージシャンが残っています。
  日本の最高のギタリストの一人石間さんが目の前を通り過ぎて行きます。
  石間さんと握手したかったのですが、加橋かつみさんの時と同じで、緊張してだめでした。

  場外にでました。
  石間さんに「キングクリムゾンは聞きましたか?」「当時、村八分や山口冨士夫をどう思いましたか?」「ビーバーズで好きな曲は?」と質問している自分を空想しながら、帰りました。


最後に8月12日のラインアップです。
● 頭脳警察 M: PANTA(vo,g) TOSHI(ds) 菊地琢己(g) FUKUSHIN(b)
● GOLDEN CUPS Member: エディ藩(g,vo) ルイズルイス加部(b,vo) マモル・マヌー(ds,vo) ミッキー吉野(k,vo) 樋口晶之(ds)  
●萩原健一(vo)バンド 
●ジョーの3人の子供によるラップ
● FLOWER TRAVELLIN' BAND + 中村裕介(vo)
 Member: 石間秀機(sitarla) 小林ジュン(b) 和田ジョージ(ds) 篠原信彦 (k) Special Guest: ムッシュかまやつ(vo)



〜 終戦記念日WAR CHILD 〜



P1010029.JPG
ジョーの1980年の作品「魂」
25年前、このジャケットを見て元気を出していた


  今日は、終戦記念日です。
  しかし、ジョー山中のような小野洋子が呼ぶところのWAR CHILDにとっては、終戦の日こそが戦いが始まった日なのかもしれません。


ジョー山中/ 人間の証明 松田優作
http://www.youtube.com/watch?v=yfqQ4VXkjzw&feature=related


ジョー山中 戦い続ける男達に捧げる詩 Live 2004
http://www.youtube.com/watch?v=p74uJpXBJA0





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