2010年07月12日

ピーター・ハミル来日 Peter Hammill live in Tokyo 〜 新宿Pit Inn 〜 新宿Cisco 今日の1曲 <213> ピーター・ハミル <214> ヴァン・ダー・グラフ・ジェネレーター

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ピーター・ハミルのサインとチケットSignature of Peter Hammill(left)
右のサインは、Osannaのライブのときのデビッド・ジャクソンのもの Signature of David Jackson(right)
クリックすると画像が大きくなります。


<213> ピーター・ハミルPeter Hammill / Vision 1971年
<214> ヴァン・ダー・グラフ・ジェネレーター Van der Graaf Generator / 巡礼者Pilgrims 1976年



〜 ピーター・ハミル来日  〜 新宿Pit Inn 〜
Peter Hammill live in Tokyo


  ピーター・ハミルPeter Hammillのライブを初めて見に行きました。

I went to live concert of Peter Hammill for the first time. He like Japanese audience listening calmly. The place is palace of Jazz in Japan, Pit Inn Shinjuku. He challenged live in four consecutive days. There was also the foreign visitor who came from the U.K.
34 years ago, the cry of him was a spokesman of my depressed adolescent heart. At the concert, I was deeply impressed by the singing and shouting of Peter Hammill from his thin body.


  ピーター・ハミルは、このブログでも何度か紹介したヴァン・ダー・グラフ・ジェネレーターのリーダーであり、英国ロックで屈指の詩人。キング・クリムゾンのロバート・フリップとも親交があります。
  特にイタリアでの人気が高く、神格化されています。本ブログ名のイタリアのバンドLe OrmeがイギリスでFelona & Solonaを発表したときに英語詞をつけました。
  過去のロックを否定したSex PistolsのJohn Lydonが敬愛する数少ないミュージシャンでもあります。

  ピーター・ハミルは、静かに聴いてくれる日本の聴衆が好きだそうです。


ピーター・ハミルPeter Hammill  wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%83%9F%E3%83%AB

Peter Hammill  wikipedia in English
http://en.wikipedia.org/wiki/Peter_Hammill


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場所は、Jazzの殿堂、新宿Pit Innです。
ここでは、私のドラム・ヒーロー、Elvin Jonesなど海外の有名なミュージシャンが演奏しています。

新宿Pit Inn  Jazz Club Pit Inn, Shinjuku, Tokyo
http://www.pit-inn.com/

ピーター・ハミルは、初めて4日連続ライブに挑戦するとのこと。
http://www.bigstream.co.jp/music/tickets.html#hammill

Peter Hammill Blog 今回の来日の演奏曲などが詳しく紹介
http://inverse.exblog.jp/


  私は、7月10日「ヴァン・ダー・グラーフの曲のみ」が売り切れのため、7月11日 「もしもこれが人生最後の公演だったら」に行きました。

  11日の前に、10日の公演後に、サイン会&交流会があり出席しました。
  かつての長髪の貴公子は、白髪の初老の紳士になっていました。
  しかし、かっこいい。自分もこんな風に年をとりたいものです。
  新沼謙治さんと同様、私の人生において重要な人物からサイン、握手、そして一緒に写真もとってもらえて光栄でした。


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和やかなサイン会風景
The scenery of the peaceful autograph session

 
  中学生から高校生のころ、ピーター・ハミルは私のヒーローの一人でした。
  持っていたIn camera, Still life, そしてFool’s mateの3枚はいずれも私の神盤でした。

  何曲か、私の好きな曲を紹介します。

ピーター・ハミルPeter Hammill - Vision
http://www.youtube.com/watch?v=r4y7Vrjq0Qc&feature=related
1st ソロアルバムFools Mateより
もっとも叙情的で美しい曲。今回も2日目のアンコールで演奏。

ピーター・ハミルPeter Hammill – Vision LIVE 2004年
http://www.youtube.com/watch?v=Oj2RaHrSIWk&feature=related
サンレモ音楽祭で落選して自殺したLuigi Tencoの名をとったPremio Tencoでの授賞式。
世界の優れたシンガーソングライターに授与されています。
http://it.wikipedia.org/wiki/Premio_Tenco

ピーター・ハミルPeter Hammill - Re-awaking
http://www.youtube.com/watch?v=4u7nQ6vMS_0&feature=related
Fool's mateから。ポップながらエンディングでは教会音楽の要素も。





ピーター・ハミルPeter Hammill / The Lie (bernini's St Theresa)
http://www.youtube.com/watch?v=mpbSdUwzTGU&feature=related
3rd ソロアルバムSilent corner and empty stageより
3:43 〜 人間の心の暗黒面に切り込んでいく。そして美しい。

この傾向は、次の4作目In Cameraで頂点を極める。




いよいよ、ライブの日です。


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11日当日チケット売り切れの掲示(英語も!)
The notice of the ticket soldout.


  会場には、わざわざイギリスから来たというような外人客も多くいて、ピーター・ハミルの支持者の深さを再認識しました。
  

  ピーター・ハミルが現れると拍手が起こりました。


  ピーター・ハミルの細い体から、振り絞るように歌い、叫ぶ姿に感動しました。

  年老いても、ピーター・ハミルの歌、叫びは、34年前に初めて聞いたときと変わらない。ピアノに向かう姿も、ギターをかき鳴らすときも…

  ピーター・ハミルの叫びは、鬱屈した思春期の私の心の代弁者でした。
  後に尾崎豊が教祖のように言われましたが、ピーター・ハミルは、十代の頃の私にとって、尾崎豊のような存在だったんだなあと改めて思いました。

  この日は残念ながら、知っている曲が1曲もなかった。
  その上、立ち見で1時間40分は足がしんどかったです。
  再アンコールを催促する会場の手拍子に合わせて、ダンスを踊り出したらだいぶ楽になりました。なんだか馬鹿みたいです。後ろの外人さんも不思議だったでしょう。

  私は、ピーター・ハミルのように楽器はできないから、ダンスで頑張ろうと思いました。

  ピーター・ハミルが笑って出てきて、
   もうないよ、サンキューと言って、やっと拍手が終わりました。






〜 新宿Cisco 〜


 
  新宿Pit Innを出ると、かつてレコード店,新宿Ciscoがあったビルが見えました。

  ここに、昔、大晦日のバーゲンにKさんと一緒に行きました。
  Kさんと初めて会ったのは、私が中学3年生のときでした。
  Kさんは、ヴァン・ダー・グラフ・ジェネレーターのファンクラブを主宰していた。
  そして、今、ビジュアル系のロック雑誌になっているFools Mateの編集長でした。
  Fools Mateの由来は、ピーター・ハミルの1stLPです。

  Kさんと一緒に行った新宿Ciscoが入っていたビルの階段を上ってみました。
  あれから34年。
  Kさんは自分のやりたいロックを続けて亡くなってしまいました。
  Kさんは、昔よく「あなたも強くなってください」という文章を書いていました。

  ヴァン・ダー・グラフ・ジェネレーターも、タンジェリン・ドリームや裸のラリーズと同様に1960年代に大学の反戦運動のバリケードの中から生まれたバンドでした。

  「戦い続ける」と言っていた水谷孝は、1994年のチャー坊の死を境に活動を停止してしまった。
  山口冨士夫は、危篤状態から無事に回復し、活動を再開しています。

  2月に見たクラウス・シュルツは背中が丸くなってしまいましたが、頑張っています。
  エドガー・フローゼは広島・長崎の原爆をテーマに作品を発表しました。

  今朝、1971年から冤罪で獄中にいる人の解放運動の会報が郵便できていました。
  Fools Mateの発表が1971年。
  孤高のピーター・ハミルが、40年以上非転向を貫くのはたいへんなエネルギーがいるのではないかと思いました。


ヴァン・ダー・グラフ・ジェネレーターVan der Graaf Generator / 巡礼者Pilgrims
http://www.youtube.com/watch?v=ZaIT3CFRaf4
LP Still lifeより
4:50〜 “I can see we are pilgrims and so must walk this road, unknown in our purpose, alone, but not worthless, and home ever calling us on.”
「この詞は、私の人生で一番重要な英語です。」と私は、ピーター・ハミルに渡したファンレターに書きました。


1976年のLP Still lifeからは、ベトナム戦争が終わり、In Cameraで極限に達した意識の暗黒から解放された安堵感と、過去を清算し、現在を生きていこうとする力強さが感じられます。




posted by カンカン at 11:05| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | イギリスのロック British Rock & Pops  | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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