2009年03月30日

どら息子〜わが心のドラムヒーローたち 今日の1曲 <73> タンジェリン・ドリーム Tangerine Dream  <74> クラウス・シュルツKlaus Schulze <75> ジョン・コルトレーン John Coltrane  

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(左)上からPopol Vuh、Tangerine Dream、Ash Ra Tempel(右がE2−E4のマニュエル・ゲッチング Manuel Göttsching)、Klaus Schulze(オムニバスLP Kosmische Musikより)
(右)LP Klaus Schulze/Picture Musicの帯
     (なぜか今回は画像が大きいみたいです)
 

<73>タンジェリン・ドリームTangerine Dream / Bathtub Session 1969年
<74>クラウス・シュルツKlaus Schulze / 知覚の扉 Mental Door 1974年
<75>ジョン・コルトレーン John Coltrane / 至上の愛 第3章 追求Love Supreme Pt. 3: Pursuance 1964年



〜 どら息子 〜 わが心のドラムヒーローたち
My heroes of the favorite drummer  


  先日、生まれて初めてドラムを叩きました。
  楽器店をふらっと覗いてみたら、お客さんたちがドラムを試演していたので、自分もやってみようかなと何気なく叩いたらこれが実に面白い。

  ドラムは、もっとガンガン叩かないと音が出ないと思っていたのですが、撫でるような感じでも音が出る。新製品のドラムで、家で練習できるように音が押さえられ、電子キーボードのように音が増幅されてヘッドホンで聴くようになっています。

  ドラムの基本も知らないので、「さ〜どうするべかな」と迷ったのですが、(いっそクラブで踊るような乗りでやったるわい)という方針にしました。
  前屈みで全身を使って、首を振りながら滅茶苦茶に叩くとドンドンはまる。自分の体の動きがヘッドホンから音になってダイレクトに伝わるので止められない止まらない。中毒になりそう。機会があったら試してみてください。ストレス解消になること間違いなし。

  あれ,自分結構いけてるかも? 
  マイナーで恐縮ですがIBIS(イタリアのNew Trollsが分裂したときのグループ)のSun Supremeのドラムソロみたいに叩ける。気づくと周りのお客さんが私のことを見ている。

  私にとって小学校の頃の野球選手(江夏vs王 星vs花形)とかウルトラセブン(渋谷西武でモロボシ・ダンと目が合ったときはマジで体が固まってしまった)などは永遠のヒーローです。
  そして、中学・高校の頃の音楽ヒーローたちも人生の中では大きな存在です。
  ドラムスを叩いていたら、我が心のドラムヒーローが浮かんできた。
  ドラムスでは、クラウス・シュルツKlaus Schulzeとエルヴィン・ジョーンズElvin Jonesが生涯のNo.1とNo.2です。
  彼らのドラムを何百回とフルボリュームでヘッドホンで聞き込んだことで,どんなリズムでも踊れる感覚が身についたのではないかとも思うのです。

Klaus Schulze  wikipedia
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%AB%E3%83%84%E3%82%A7

 Klaus Schulze HP
http://www.klaus-schulze.com/




  Klaus Schulzeはドイツのシンセサイザー奏者です。
  彼が1975年にプロデュースしたファー・イースト・ファミリー・バンドFar East Family Bandでキーボードを弾いていたのが、今は世界的に有名な「喜多郎Kitaro」。クラウス・シュルツのシンセサイザーに魅了された「喜多郎Kitaro」はシンセサイザー奏者に転向。Schulzeとの出会いが最大の転機だったと述べています。

  そのKlaus Schulzeがドラムス奏者時代に残した正規の音源は、Tangerine Dreamの1st(凄いのは2曲目)、Ash Ra Tempelの1stと4thの各A面、Klaus Schulzeのソロ4作目Picture MusicのB面のたった4曲しかありません。
  その後、Popol VuhのFlorian Frickeから世界に数台しかないBig Moogシンセサイザーを譲り受けたSchulzeは完全にドラムスと訣別してしまいました。
  しかし、Jazz特にアート・ブレイキーArt Blakey、そして1960年代のさまざまなRockやJames Brownのリズム隊、同じドイツのCanなどから影響を受けたKlaus Schulzeのドラムスタイルは唯一無二のものです。

  そんな彼のTangerine Dream 時代の古い映像が最近ドイツで発掘された。

タンジェリン・ドリームTangerine Dream / Bathtub Session 1969年
http://www.youtube.com/watch?v=BNQaaorgy4U
Klaus Schulzeは3:50、7:00あたりにうつる。完全に前屈みだ。
  彼のバスドラムは1打で二人分ぐらいの強烈なものだったらしい。
  エドガー・フローゼEdger Froeseは、まだJimi Hendrixのようなギターを弾いている。
ゴーゴーガールもいい雰囲気。
  Tangerine Dreamは、ビートルズBeatlesの次に影響を受けたグループなのですが、またの機会に紹介したいと思います。


  クラウス・シュルツKlaus Schulze / Picture Music 1974年
  B面のMental Doorは、ブレイキーの「ナイアガラ・ロール」などのテクニックを駆使する卓越したジャズドラムとシンセサイザー の多重録音による。
  「トランス・ジャズ」とでも呼べそうな世界の音楽史上比類なきサウンド。この手法でもう少し作品を残して欲しかった。



 
  もう一人の永遠のドラムヒーローは、Elvin Jonesです。

Elvin Jones  wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%BA


  史上最強のジョン・コルトレーンJohn Coltraneカルテットの全盛期の映像があります。

John Coltrane - Live 1965年 至上の愛 第3章 追求Love Supreme Pt. 3: Pursuance
http://www.youtube.com/watch?v=ZDa0MrJT6KY&feature=related
  おそらく現存する音楽の全映像の中で最も壮絶なもののひとつ。
  かつて、ブランフォード・マルサリスBranford MarsalisがElvin Jonesに「どうしたら貴方とJohn Coltraneとのような凄まじい音楽が作れるのですか?」と尋ねた。
  Elvin Jonesは,「こんな奴(Coltrane)となら死んでも構わんと思うことだ」と答えたらしい。
  John Coltraneはこの2年後の1967年に死亡しました。

http://www.youtube.com/watch?v=5UHZaqG87N0
同じライブの全長版


 John Coltraneが神に捧げた最高傑作「至上の愛」。
  初めて聴いてから30年以上になるが、「第3章 追求Pursuance」こそJazzの最高到達点と確信する。
  機会があればヘッドホンで聴いていただきたい。「3人で叩いているのではないか」とも言われたElvin Jonesの「ポリリズム」です(パフュームもいいですけど,元祖はこちらです)。




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