2009年02月13日

きけ わだつみのこえ 渋谷Camelot 4 今日の1曲 <59> 千の風になって <60> ふるさと <61> ラッテ・エ・ミエーレLatte e Miele  <62> シックChic

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(左)シックの大ヒットGood Times ベース,リズムギター,ドラム,コーラスが幾重にリズムの渦を作る
(右)キリスト教文化の底力を見せつけるLatte e Mieleの新作Live


<59> 千の風になって(新井満 詞・曲) 
<60> ふるさと(唱歌) 
<61> シック Chic / Good Times 1979年全米ヒットチャート1位
<62> ラッテ・エ・ミエーレLatte e Miele / ゲッセマネ(1972年)2008年ライブ




−  CD天国  −


1月31日
 
  朝10時にふらっと立ち寄った「CD半額セール」にはまってしまいました。結局、夜11時までその店を4往復しました。踊りに行く予定だった渋谷Camelotは中止。

  気づいたら買ったCD総数60枚。この15年間で買ったのとほぼ同じ枚数を1日で買ってしまいましたあ〜。
  しばらくは、CDを買わないですみそうです。
  ダンス・コンピレーションの1枚100円とかたくさん買い込みました。ダンス・コンピは当たりはずれが大きいのですが100円ならリスクが少ない。
  ロック、ヒップホップ、Jpop、ハウス、ヨーロピアンポップスなど、しばらく楽しい音楽ライフが送れそう。



−  千の風になって  −


2月5日
 
  「声楽療法」という無料講演会に出ました。ひきこもりなどの精神障害をもった人が、クラシックの「ベルカント唱法」で練習すると回復するという治療法です。
  講師と一緒に聴講生も4曲ぐらい合唱したのですが、大声で歌う楽しさを知り,と〜っても楽しかった。合唱しても自分の声だけなぜか目立ってて、別の自分を発見しました。

  「千の風になって」は、最近の日本の曲では、Perfumeの「ポリリズム」と並んで唯一好きな歌なのですが、自分で歌っても気持ちいい。昨年,作者の新井満さんの「石川啄木と作詞」という講演会でも新井満さん自身の歌を聴けました。

千の風になって コーラス
http://www.youtube.com/watch?v=qGNE_oofQL4&feature=related

千の風になって 秋川雅史
http://www.youtube.com/watch?v=fCY5SQXQByQ&feature=related


  最後に質問コーナーで声楽家の講師にバッハの「マタイ受難曲」(11月29日 今日の1曲 <46>)について質問したら,後で「マタイ受難曲」のコンサートのチラシを持った言葉に障害をもたれた方から突然声をかけられました。「マタイ受難曲」は是非,生で聴きたかったのでよかったです。その方は,お子さんを病気で亡くされたとのことでした。「私もお子さんと同じ病気で昨年の今頃はほとんど起きあがれない状態でした。」と答えました。お子さんを亡くされたショックで言語障害になられたのだと思います。

  質問の時にも話したのですが「マタイ受難曲」は世界が生んだ最大の癒しの音楽だと思います。バッハも10歳で両親が亡くなっています。
  「マタイ受難曲」は最近一番はまっており,リヒター,カラヤン,アーノンクールの3人の演奏を聴き比べています。



−  ふるさと  −


2月6日

  まず,5時から近くの音大の音楽コンクールのグランプリの人たちの無料演奏会に行きました。 
  バイオリン,声楽,サクソフォン,打楽器,ピアノの5名ですが,演奏というより曲芸大会という感じでびっくり。クラシックのいわゆる「現代音楽」と言われる分野は感動のない音楽がほとんどですが,なるほど,こういう技術のコンテストにはいい課題なのだなと納得しました。

  最前列の真ん中で,鑑賞(観戦?)させてもらいました。声楽の女の子など歌い終わると足元がふらついていました。女の子は,肩がはだけていてかなりセクシー。
  打楽器の女の子は相撲取りみたいに貫禄があって,マリンバを鬼神のように叩きまくり,最後はドシンドシンとジャンプしながらエンディング。「是非,君のような子はクラブに来て暴れまくって欲しい」と声をかけたくなりました。

  次に,大急ぎで8時からの合唱発表会第2部へ。父が所属していた合唱団からチケットをもらいました。
  フォーレの「レクイエム」が聴きたかったのですが間に合いました。
  こちらの合唱団は還暦を過ぎた「昔の女学生さん」ばかり。目の前の席に,歌い終わった肩のはだけた貴婦人が座られたときは恐れ多くて思わず下を向いてしまいました。
  最後に観客が帰るときにロビーで合唱団の人たちが「ふるさと」を歌って送ってくれました。「ふるさと」がこんなに感動的な歌だとは…初めてわかりました。
 
唱歌「ふるさと」
http://www.youtube.com/watch?v=fyooHu9x3Nc



−  きけ わだつみのこえ 渋谷Camelot W  −



2月7日 

 まず,都内CDショップで,ラッテ・エ・ミエーレLatte e Miele(08年10月12日 今日の1曲 <24> 参照)の新譜を購入。期待通りのすごい内容。実に36年ぶりの名盤「受難劇」の再演ライブ。ほとんどのバンドの名盤再録音というのは期待はずれのものと相場が決まっているがこれは違った。キリスト教という宗教に正面から取り組むとこうも違うものなのか。10代の頃と寸分違わない情熱。

  特に「ゲッセマネ」の無音からコーラスへの導入は,近代クラシック音楽でもなしえなかった偉業。1972年オリジナル,1974年ライブ,そして本2004年ライブ,どれも何百回と聞き込むことになるであろう人生最愛聴曲のひとつだ。

ラッテ・エ・ミエーレLatte e Miele 「受難劇」2曲目から5曲目まで
http://www.youtube.com/watch?v=VNcLdryChZs&feature=related
「ゲッセマネ」のハイライトは7:00頃から。

  ラッテ・エ・ミエーレを買った後,古本屋に入ったらまたはまってしまった。
  出てくるぞ掘り出し物が。今,週に15冊のペースで本が増えている。天国である。1日1冊読んでも追いつかない。地獄である。
  これ以上,ここにとどまっていると,先週のようにクラブに行けなくなる。そもそも,体調が回復し本が読めるようになったのは,クラブでダンスを再開したからである。去年の今頃は,4ヶ月で読めた本はラーメンガイド1冊だけだったのだ。ダンスが優先だ。慌てて店を飛び出した。

  渋谷に行くまでの山手線内で,さっそく買ったばかりの「きけ わだつみのこえ」を読む。第2次大戦で,学徒出陣で死んでいった学生の遺書や手記が集められたものである。
  いきなり一人目の人が私の大学の同じ学部の先輩であった。特攻隊員として22歳で沖縄で戦死。この人の手記はほかにもあった。ショックだった。以前,「特攻隊員は『天皇陛下万歳』と言って死んでいったのではない。『おかあさん』と叫んで死んでいったのである。」という記事を読んだことがあった。
  この先輩の手記には、「…自由主義者といわれるかも知れませんが自由の勝利は明白なことだと思います。・・・権力主義の国家は一時的に隆盛であろうとも必ずや最後に敗れることは明白な事実です。・・・明日は自由主義者が一人この世から去って行きます。彼の後姿は淋しいですが,心中満足で一杯です。出撃の前夜記す。」とある。
  彼らは,すでに負けることがわかっていたのだ。わかっていて死んでいったのである。
  私の祖父は同学部の英語の教授で当時本科と予科に分かれていた大学の予科の主任だった。この手記を書いた人も祖父の教え子かもしれない。祖父は,戦前アメリカに留学し,その近代産業を目の当たりにした。
  ある卒業生の手記によれば,祖父は,授業中に「日本はアメリカには勝てない」と 言ったことがあったらしい。学生たちは「先生はアメリカに留学したから贔屓するのだ」と反論したが,戦争が終わった後に「先生の言ったことは本当だったとわかった」とその卒業生は書いていた。
  祖父は戦後すぐに大学を辞めてしまった。生前の祖父はいつも何かに怒っていた。勝てないとわかっている戦争で教え子の10%にあたる1500人近い学生が戦死したことに対する空虚さ,無念さのようなものは一生離れることはなかったのではないだろうかと思うのだ。

  渋谷に着くとハチ公の前の電話ボックスでチュウハイを飲んで踊りに行く準備をした。
  山手線で「きけ わだつみのこえ」を読んで,無駄とわかって死んでいった学徒の無念さが頭を渦巻いている。思えば、今,世界中でおきている自爆テロも模範は日本の特攻隊なのだ。

  渋谷のCamelotは最高だ。いつものパターンで,ハウス,ヒップホップ,エレクトロの順番で踊りました。
  ヒップホップのフロアーでビヨンセのDejavu(08年11月9日)の映像が出たので大喜びで真似しました。ジムで下半身の筋肉もついてきたので,前より楽にコピーできるようになりました。
  1970年代の曲が3〜4曲続けてかかったので,今のステップで試したらとても楽しい。
  特に好きなシックのグッドタイムスがかかったので嬉しかったです。このころのブラコンは,リズムが複雑で様々な仕掛けがあって,ミュージシャンからダンサーに挑戦をしかけてくるようなスリルを感じます。僕の横に着て見ている男の人がいたのですが,12時には帰らないといけないので,「すんまへん」と思いつつノンストップで踊りました。

  汗拭き用のタオルと着替えの半そでシャツの入ったCamelotで貰った3週年記念の袋をロッカーの上に隠しておいたら紛失してしまってちょっと残念でした。
  でもたった1000円なのでそれぐらいで落ち込んではいけない。
  ダンスは楽しい。

 

Chic / Good Times オリジナル
http://www.youtube.com/watch?v=eKl6EZShaaw&feature=related
 
Chic / Good Times ライブ
http://www.youtube.com/watch?v=SBJ5FsklZXQ&feature=related



  「俺の子供はもう軍人にはしない、軍人にだけは…平和だ、平和の世界が一番だ。」(昭和20年2月 29歳で戦死した人の手記)

  「きけ わだつみのこえ」から 


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