2009年01月08日

新春・イタリア名曲・第2弾 + 新春シネマ 今日の1曲 <53> イ・プー I Pooh (+<54> セックス・ピストルズ Sex Pistols)

P1010201.JPG
イ・プー / 君をこの胸に 日本盤シングル。
イタリアでは1位だが,当時日本では全然話題にならず。後になって評価。



− 新春・イタリア名曲・第2弾 −



53 イ・プー I Pooh / 君をこの胸に Tanta voglia di lei 1971年

  イ・プーは、「クマのプーさん」から名前をとったイタリア人気No.1の国民的なグループです。
  1966年デビューですから、もう42年、3世代に渡ってイタリアで愛されています。アルバムはなんと45枚も出しています。

  イ・プー I Poohの歴史の長さを物語るイタリア語wikipedia
http://it.wikipedia.org/wiki/Pooh

  君をこの胸に Tanta voglia di leiは、彼らの人気を決定づけた名曲で、1971年9月22日から11月3日まで7週間1位、年間総合5位になっています(1位はLucio BattistiのPensieri e parole、2位はMinaのAmor mio(これもBattistiの曲)。

  1970年代前半のイタリアでは、イタリアの伝統のクラシックと、Beatlesやポップスなどが融合したクラシカルポップというジャンルが一世を風靡しました。Tanta voglia di leiはまさにその中の大傑作です。
  Le Ormeのようなプログレッシブロック(10月12日 今日の1曲参照)とも通じるものであり,最近のI Poohの作品では,Le Ormeの1972年のヒット曲も取り上げています。

  I Poohはルックスも良く,イタリアでは貴公子と呼ばれました。1970年代に,ヨーロッパで,彼らは北のAbba,南のI Poohと言われるほどの成功を収めました。

イ・プー I Pooh / 君をこの胸に Tanta voglia di lei  (Clip)
http://jp.youtube.com/watch?v=PP0TPOSSSoc&feature=related
 2:53からの吸い込まれるようなストリングスは,まさにイタリアの歴史。



− 新春シネマ −



  イ・プーI Poohのあとに何故かセックス・ピストルズSex Pistols
  でもイ・プーもピストルズもいいものはいいのです。

  昨日,渋谷で2本音楽の映画を見ました。

  1本目は「40歳問題」という日本の映画。3人の40代のミュージシャンが突然集められ新曲を作るという過程で,彼らの人生の背景などが浮き彫りにされるというストーリー。
  私は,クラブWombなどでDJをしている大沢伸一に興味があったので見に行きました。
  結果は,平凡な2人の「ロック」ミュージシャンに対して,私が期待していた(3人のなかで一番音楽的に非凡,言い換えれば不幸な)大沢伸一が化学反応を起こし,最後に自爆するというもの。なかなか良かったです。

  そこで続けて,2本目のセックス・ピストルズの「勝手にやったぜ」を見るかで迷いました。
  いまさら、お腹の出っ張ったジョニー・ロットンを見てどうするのかとも悩んだのですが,最高との評もあったので見ることにしました。

  先月のRolling Stonesで味をしめたので,最前列で踊りながら見ることにしました。
  結果は,予想を大きく裏切ってRolling Stones以上の興奮。
  アドレナリン全開でした。

  とにかくセックス・ピストルズは楽曲がいい。

  彼らが否定しようと(それは表向きの態度であって,本当は子供の頃から好きだったに違いない)Rolling Stones, Beatles直結のDNAを彼らは受け継いでいる。また、ジョニー・ロットンはCANなどドイツのプログレッシブロックのファンだったのであり,ドイツのクラシックの影響も間接的には受けている。私は、セックス・ピストルズの音楽的衝動は,ベートーベンと同格だと思っています。

 世紀のピエロ,ジョニー・ロットンは,「デブ野郎」という野次に対して,余裕でシャツをまくり,醜い腹をさらけだす。

 ミック・ジャガーが苛め抜いた肉体を映像として残すためにスコセッシに自ら映画化を申し出たのに対し,ジョニー・ロットンは研ぎ澄まされた精神で対抗する。ジュリアン・テンプルも観客の熱狂という5人目のメンバーを最大限に駆使したカメラワークをもって全霊でピストルズをサポートする。

  後半にすすむほど,ジョニー・ロットンは真剣になっていく。ドラム,ギター,ベースは初めから全開だ。パンクだ,反抗だという以前に彼らはバンドマンとして凄い連中だったのだ。
  ジョニー・ロットンの額から汗が滴るのを見たとき,この映画を見てよかったと思いました。

 
54 セックス・ピストルズ Sex Pistols / さらばベルリンの陽 Holidays in the sun 1977年

http://jp.youtube.com/watch?v=R_YX7hsaJz0
特に若い人に見ていただきたいです。皆さんが生まれる前にあった本物のロックを。

http://jp.youtube.com/watch?v=iB-eetwPPJA&feature=related
カラー映像です。

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