2008年12月04日

渋谷NUTS ダンサーへの道 ライバル偵察・頂上編 NEW YORK FIVE SPOT 今日の1曲 <48> エリック・ドルフィー Eric Dolphy

P1010084.JPG
エリック・ドルフィーのTシャツ
初めて行くクラブや気合いを入れたいときにはこれを着て踊りに行く。


48 Eric Dolphy エリック・ドルフィー / Agression アグレッション(攻撃) 1961年
  Eric Dolphy at the five spot vol.2より


− 渋谷NUTS ダンサーへの道 ライバル偵察・頂上編 −


  NUTSは渋谷にあるクラブです。
  昨晩、初めて行きました。
  12年ぶりにクラブから朝帰りをしました。

  渋谷NUTS HP
  http://www.clubnuts.net/flash.html


  昨日はBlowというイベントで,たくさんのダンサーのショーがありました。秘かにダンサーを目指す私は,プロのダンサーのレベルをこの目で偵察しようと目論んだわけです。

  11月13日のブログ「ダンサーへの道 ライバル偵察編」では,近所のストリートダンサーの練習を偵察しに行ったのですが,今回は本番の発表だったので熱気が桁違いに凄かったです。
  今回の「ダンサーへの道 ライバル偵察・頂上編」は,日本のトップレベルのダンサーの実力に、予想をはるかに超えて圧倒されてしまうという結果に終わりました。


  ショーの第1部が0時30分ごろ始まり,10チームぐらい出ました。フロアーに座って2番目の列で見たのでワクワクしました。女の子のチームも男みたいに迫力がありました。
  ほとんど初出場なのに,どのチームもフォーメーションが上手で,12年前よりダンサーのレベルが遥かにUPしていることが実感できました。
  最後は,サンタクロースと5匹のトナカイが出てきて笑わせてくれて,とてもハッピーな気分でした。

  ショーケースのあと,しばらく自由に踊る時間があったのですが,他のクラブよりも上手く踊る人が多く,1時間ぐらい立って見ていました。


  ショーの第2部が3時ごろ始まりました。

  まず5チームのショーがあり,1部よりもベテランとのことでフォーメーションもより正確でした。ソロのダンスも高いスキルがあり,本人のやる気も満々で素晴らしかったです。
  2年半ほど前には邪道視する人もいた過激なダンスのKrumpも今はあたりまえに取り入れられていました。

  その後,今回の目玉の8種類の分野ごとのストリートダンスの東西対抗ダンスバトルがありました。(ブレークダンス、ロッキング、ポッピング、ヒップホップ、カポエイラ、クランプ、女性、ハウス)
  ダンスバトルは,ダンサーが振り付けもなしに,その場で音楽に合わせてアドリブで行うダンスの格闘技です。

  ダンスバトルのイメージ KrumpのYoutube
  http://dancernorimitsu.blog94.fc2.com/blog-entry-10.html

  出場者は、各分野でインストラクターだったり,教則DVDに出演しているような日本でトップレベルの人たちでした。
  どのバトルも,直接の対戦相手に負けたくないという意地と,自分たちの分野がストリートダンスの中で一番だというプライドが現れていて素晴らしかったです。

  特に最後のHouseのバトルは,今年のJapan Dance Delightという世界でも最大級のストリートダンス・コンテストの優勝チームのメンバー同士の対決だったので息を呑む凄さでした。
  Dance Delight  HP 
  http://www.dancedelight.net/index1.html

  NUTSでの東西対抗ダンスバトルは1年に1回とのことで運がよかったです。教則DVDで見たダンサーを目の前で見られて夢のような体験でした。
  今回、16人のダンサーが一同に勢ぞろいしたのを見て、改めてダンサーは本質的に内向的な人が多いなと思いました。内向的なエネルギーが爆発してダンスという表現になっているという感じがしました。

  その後、4時30分頃から6時前ぐらいまで、さっきのダンスバトルを思い出したり、上手い人の真似をしたりして自由に踊りまくりました。
  汗を相当かいたようでズボンがずぶ濡れになって,おしっこを漏らしたような模様になってしまいました。
  きれいな女の子が結構多かったので,明るいところで見られなくてよかったです。

  店を出ると渋谷の夜明けの空気がすがすがしかったです。
  「ああ楽しかった〜」と何度もつぶやきました。

  私は,11月の戦いのときに本田美奈子さんの碑に,ダンサーに挑戦することをも誓いました。

  今回,プロのトップダンサーのダンスバトルを見て,その実力に圧倒されてしまいました。頂上への道は果てしなく遠い。

  しかし,どんなタイプのダンスでも速さ,強さ,正確さという表現の源は筋力であることがわかりました。 
  筋肉のトレーニングの重要性を再認識しました。
  最近は買い物でレジで並んでいるときも片足で屈伸運動しています。あやしい客です。




− ファイブスポット NEW YORK FIVE SPOT −


  ファイブスポット FIVE SPOTは、ニューヨークに1956年から数年存在したジャズ・クラブです。

  そこで1961年7月16日に、伝説のエリック・ドルフィー、ブッカー・リトルの双頭クインテットのファイブスポット・セッションが録音されました。
  その3ヶ月後ブッカー・リトルは23歳で、3年後にエリック・ドルフィーは36歳の若さでこの世を去りました。

  エリック・ドルフィー Eric Dolphy wikipedia       
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%BC


  エリック・ドルフィーは天才的なミュージシャンで、やろうと思えばクラシック・ファンも納得するような美しい音楽を作ることもできました。
  しかし、当時アメリカは黒人の公民権運動の全盛期であり、ドルフィーは黒人差別に対する抗議を音楽で表現するために、人間の感情を逆なでするような音を出すことにあえて挑んだのでした。

  ファイブスポット・セッションは、エリック・ドルフィーの絶頂期の記録といえます。
  セッションの当日、静かで厳かなGod bless the childの後に続いてAgressionが演奏されました。
  そのアグレッション(攻撃)というタイトルの通り、1961年当時では世界で最も過激な音楽とも言えるリトルとドルフィーのアドリブのバトルが繰り広げられます。
  レコード(ファイブスポットVol.2)では、4:45あたりからの“Fight!”というかけ声に続くリトルのトランペットの高速フレーズと、6:40あたりからのドルフィーの超絶的なバスクラリネットが最大の聞き所となっています。10年以上前、この部分だけカセットで何百回も繰り返し聞きました。

  私は、エリック・ドルフィーが,フルート,アルトサックス,バスクラリネットで表現しようとした美しさ、力強さ、怒りをダンスで表現することを目標にしたいと思い、12年前からクラブやダンススクールに行くときにドルフィーのTシャツを着るようにしています。
  昨日もドルフィーのTシャツを着て行きました。だいぶヨレヨレになってきました。


  John Coltrane Quintet with Eric Dolphy – Impressions 1961年 ドイツTV放送
       ↓
http://jp.youtube.com/watch?v=kUzFbT5JT1M&feature=related
  エリック・ドルフィーのファイブスポット・セッションの後,同年にジョン・コルトレーン(ジャズ史上最も偉大なミュージシャンの一人)が盟友ドルフィーを連れて行ったヨーロッパツアーの際の貴重な映像。
  2:54からのドルフィーのアドリブ・ソロの独創性はコルトレーンをも超えている。
  この音源を使った有名な海賊盤レコードのジャケットには,John Coltrane Quintet ではなく,“Eric Dolphy Quintet”と記載されていた。




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