2008年08月25日

晩夏の海U 今日の1曲 <16> キース・ジャレットKeith Jarrett

<16> キース・ジャレットKeith Jarrett / ザ・ケルン・コンサートThe Köln Concert 1975年

 前回のALUNNI DEL SOLEに続き、海の旅で浜辺に座って聴く曲です。 
 
以前、ジャズを、メロディー(旋律)で聴くか、アドリブ(即興)で聴くかという議論を読んだ記憶があります。
私はメロディー(旋律)の美しい音楽をジャンルを問わずに探してきたタイプなので、ジャズの曲を聴くときも、まず冒頭の主題の旋律が一番気になります。
もっとも、野外などでジャズのライブを聴くときは、アドリブ(即興)部分のドラムとベースのグルーブ感を体で感じられるときが最高です。

チャーリー・パーカーの全盛期などには、即興部分が主題の旋律の美しさを超えていく瞬間を感じます。
マイルス・デイビスやエリック・ドルフィーにもそれを感じます。
 しかし、やはり、ジャズの名盤といわれてきたものは、ほとんど主題の旋律が美しいものではないでしょうか。

キース・ジャレットのケルン・コンサートは、彼のソロピアノの最高作と言われています。
多くの箇所で美しい旋律を聴くことができます。
 ケルン・コンサートは即興といわれていますが、いくつかの核となる旋律はあらかじめ作曲されていて、そのいくつかの関門に向けて即興を紡いでいるように聞こえます。

 海岸を歩いていくと、1kmほどサーファーが数名いる以外は誰もいない浜辺があります。
誰も人が見えなくなったポイントで、海だけを見ながらケルン・コンサートを聴きます。

私が聴くのはいつも1カ所だけ、約5分弱のパートの中で、神がかりの美しさに到達します。
 ジャズというよりは、ショパンのようなクラシックにも聞こえる…ジャンル分けも不要な気がします。
至高の音楽の一つだと思います。

キース・ジャレットKeith Jarrett / ケルン・コンサート
           ↓
http://jp.youtube.com/watch?v=5lckYvuWrOo&feature=related



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