2008年06月29日

今日の1曲 <11> Beatles ビートルズ

<11> Beatles / GOOD NIGHT  1968年
  ビートルズ / グッド・ナイト (Lennon - McCartney)

  イタリアでSanremo音楽祭が全盛期を迎えていた1968年の11月、ビートルズ唯一の2枚組オリジナルアルバムである『ホワイト・アルバム』がビートルズ自身により設立されたアップルレコードから発売されました。
  ミルバも1970年代のインタビューの映像で、ビートルズやローリング・ストーンズについて語っており、同時代に生きる者として英米の音楽を意識していたことが伺えます。イタリアでは1964年2月8日にPlease Please Meが1位になってからビートルズ旋風が起こり、Equipe84、Giganti、RokesといったBeat Groupが誕生しました。
  アップルレコードからは、メリー・ホプキンが翌1969年の第19回サンレモ音楽祭に「瞳はるかにLontano Dagli Occhi」で参加し、見事2位に入賞しています。

  小学生のとき、初めて音楽に夢中になったのがビートルズでした。3人の友人と互いに重ならないように分担してレコードを集めました。リアルタイム世代ではないので、初期から後期まで順不同に聴くことになりました。個人的に一番好きだったのが、シングルではLet it be、LPではOldiesでした。
  その中で一際異彩を放っていたのが、ポスターやポートレートなどに埋もれたようにレコードが入っていたホワイトアルバムでした。正直のところ、OldiesやSgt. Pepper's Lonely Hearts Club Bandとは違い、ホワイトアルバムには統一感が感じられず、全部聴き通すにはつらいものがありました。While My Guitar Gently Weepsのような曲にはノックダウンされましたが。

  グッド・ナイト (Good Night) は、ホワイト・アルバムのラスト・ナンバーで、作詞・作曲はジョン・レノン、ボーカルはリンゴ・スター。リンゴのボーカル以外はオーケストラによる演奏なので、ロックではなく純粋なポピュラー音楽、ディズニーワールドを思わせるロマンティックな曲です。
  グッド・ナイトの前には、ジョンによるレボリューション9 (Revolution 9) というビートルズの唯一のミュージック・コンクレートで、公式発表曲の中で最も長い曲(8分22秒)が配されています。「No.9」という言葉を繰り返すこの曲はいったい何なのか? 全く意味がわかりませんでした。このビートルズで最も難解な曲を通り越すと、オアシスにたどり着くようにグッド・ナイトの流麗なイントロが流れてきます。
  
  グッド・ナイトは、ジョンがリンゴが歌うことを想定して、息子のジュリアンのために作ったと言われています。そこには、親から愛情を受けることのなかったジョンの子供に対する慈愛と、お世辞にも歌が上手とはいえないリンゴのために名曲を作ろうとする友情が感じられます。グッド・ナイトは、Ringoだからこその暖かみを出せた畢生の名唱といえるのではないでしょうか。
 Revolution 9とそれに続くGood Nightは、闘争の果てにあるものが愛であるということを示しているように思えます。その後のJohnのソロ活動のテーマである革命と慈愛を暗示するかのようです。
  グッド・ナイトは、ビートルズがもっとも遠くに作った楽園なのではないかと思えます。 

Beatles / GOOD NIGHT
     ↓
http://jp.youtube.com/watch?v=KnH19yT-bE4&feature=related


posted by カンカン at 15:08| Comment(1) | TrackBack(0) | ビートルズ The Beatles  | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
拝見させていただきました。
同じ買い物でも、ショップによって値段が変わるのは不思議なものですね。
もっとも割安なところを調べるために、比較を上手に活用したいところです。
よろしければ、私のサイトも参考にしてください。
またお邪魔します。
Posted by 価格比較を手軽に at 2008年06月30日 14:21
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