2012年05月20日

KARAを見た・KARASIA@代々木体育館〜至近距離5メートル

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5月のカレンダー

今日の1曲 
KARA ジャンピン
ニコル Beat it
ハラ LOVE
KARA Honey
KARA ウィンター・マジック
KARA  GO GO サマー!
KARA ジェットコースターラブ
KARA Rock U
 KARA 今、贈りたい「ありがとう」


 仕事は嫌なことが多い。一生懸命やるほど恨まれたりして、いい加減あほらしくもなります。
 そんな毎日ですが、ついに3ヶ月前にチケットをゲットしていたKARAのライブKARASIAに行くことができました。場所は6年前のアムロちゃんのライブ、映画ハゲタカのエキストラ出演以来の代々木体育館です。アムロちゃんのときは2階席でしたが今回はアリーナCセクション。Aでなくて残念でしたがアリーナなのでまあいいかと思いつつ、渋谷からチューハイを煽って突撃しました。

KARAと少女時代の歴史がわかる
http://www.youtube.com/watch?v=DrorblcVY-g&feature=related



 原宿から行列。アムロちゃんのときのお客さんは90%が女性で平均25歳、タイガースのときは95%が女性で平均60歳という感じでしたが、KARAは6割ぐらいが男性、私と同類のおやじもチラホラいます。おじさん一人の羞恥心も消え、自然体の心でいよいよアリーナに入ると、前方ステージからはかなり遠い。しかしそばに円形のステージがあって期待できます。
 隣の席にイケメンの長髪ヘビメタ少年が座って「やばいっすねー」と話しかけてきたので、私がヘビメタの話題を振ったら、すぐに仲良くなりました。「君のルックスならブレイクすんじゃないの?」「いえ、僕は演奏はしてないんですよ」。開演までKARAやヘビメタの話で盛り上がりました。KARAのサインも持っていて見せてもらいました。

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パンフレットとチケット、キーホルダー

 いよいよ開演。少年「やばいっすよー」おやじ「やばいねー」
 まずは、KARAの妹分というグループが出ました。KARAもこんな下積み時代があったんだなあ。 



 ついにKARAが登場。場内騒然。「やばい、やばいっすよー」「きちゃったねー」
 わー、かっこいいなー、ついに生KARAを見ることができました。


<当日のセットリスト順>
01.スピード アップ
02.ジャンピン
03.ドリーミンガール

スピード アップ
http://www.youtube.com/watch?v=0WpZB_ysJ4E

 2曲めは、いきなりジャンピン!!! おいおいおい、これは終盤でやる曲じゃないの??? 一番聞きたかった曲がかかってしまったので、ウォーミングアップする前からガンガン踊ることになってしまった。
 6年前ここでアムロちゃんを見たとき、A Walk in the parkを4曲目に持ってこられたときと同じ状況になってしまいました。

ジャンピン 韓国語
http://www.youtube.com/watch?v=isvqqgOCZIA&feature=related

ジャンピン 日本語
http://www.youtube.com/watch?feature=endscreen&NR=1&v=47xKDS7Gm8Q

ジャンピン両国語収録のDVD


無料パンフレットのグラビア
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3曲目が終わってMC
 一人ずつ自己紹介
「こんばんはー!!!」
「楽しいですかー」
「みなさーん、今日はアソビマショー!!」

「一度みなさんのペンライトを全部消して、合図したら点けてくださーい」という企画。なかなか消えないので周りにお兄さんが「消せよ!」と騒いでいます。

「やばいっすね」「いやー、いきなりジャンピンが来ると思わなかったから、くたびれたよ〜」踊りまくったのでへとへとです。

04.アンブレラ
05.ガールズ パワー
06.Pretty girl

 なんとKARAがボックスに乗って、二手からこっちの方に移動してきました。「うおー!!!」と歓声があがります。そばにあった円形ステージが3メートルほど上昇!! 5人のKARAが目の前で踊っています。至近距離5メートルのところにKARAの10本の真っ白なおみ足が!! いまいちだったアリーナC席がA席最前列に変貌!! 「やばいっすねー」「いやー・・・(感動して声が出ない)」

 しばらくインターバルが入ります。なんだか私のようなおじさんファンに気を使ってくれてるみたいでありがたい。休みながら少年と話しました。「いきなりジャンピンはジャブでしたねー」「いやー、いきなりあれはカウンターパンチだよー」

07.ニコルソロ
08.ジヨンソロ
09.ハラソロ
10.ギュリソロ
11.スンヨンソロ

 すると、今度はなんじゃこりゃあ!のMichael JacksonのBeat it。マイケルのコンサートは結局いけなかったので、今回、マイケルを見るつもりでニコルのソロを見ました。ニコルはアメリカ生まれなので英語も全然普通に歌っています。「Michael Jacksonが聞けるとはねー、まいったな、こりゃ」

ニコル Beat it
http://www.youtube.com/watch?v=DE3wBz1hmf8



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 ジヨンはフォークの弾き語りですが、最後にミスターのメロディーを入れました。あらためてマイナー調のいい歌です。「いいっすねー」「うん、スローにしたとき、ミスターのメロディーのよさがわかった」
 ギュリのソロはフラメンコ。そういえばラテン系の顔をしています。男役にギュリが振られるストーリーなのですが、周りの客席で「もったいねーぞー」「俺が代わってやる」と叫んでいます。



 ハラのソロはナット・キング・コールのLOVE。意外にハラの趣味が渋い! 

HARA / L.O.V.E.
http://www.youtube.com/watch?v=EWT-OiWSlzc

 ヘビメタ少年はスンヨンのファンなのでスンヨンのソロに喜んでいます。

KARAデビューから
http://www.youtube.com/watch?v=9ajbbPUtRtM&feature=related
スンヨンの孤軍奮闘があったためKARAが存続できたことを初めて知った



12.Lupin
13.STEP
14.Let It Go
15.Honey

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 「ワナ来てほしいっすね、ワナ」「ワナ? 何枚目?」「2枚目に入ってます。シングルになってないけど、いいんすよ〜」

Wanna収録


 いよいよ、日本でも知られるようになったころのルパンがかかりました。そういえば、初めて渋谷HMVで韓流ポップコーナーでKARAのルパンなどの輸入盤を見たとき、ジャケットも豪華で「なんだこれは」とワクワクしたのを覚えています。



 続いて、私の知らない曲が続きましたが、KARAの曲はダンスミュージックとして実につぼを心得ていて気持ちいい。最近のマニアックなヒップホップ路線ではなくて、ここ30年間ぐらいで流行したいろんな時代にヒットしたダンスポップの焼き直しなので、親しみがあります。いろんな年齢のおじさんが集まっているのも理解できる。バブル時代のユーロビートもあります。最近クラブに行っていなかった分、ガンガン踊らせていただきました。もう汗ダク。

KARA / Honey
http://www.youtube.com/watch?v=wsx3ngqKS6w
日本がバブル期だったころを思い出させる哀愁ユーロビート系
http://www.youtube.com/watch?v=QZZPW4dWnkA&feature=related
日本語

Honey収録


16.ウィンターマジック
17.ミッシング
18.今、贈りたい「ありがとう」

 いい按配でインターバルが入り、座って休憩。汗びっしょり。
 聞きたかったウィンターマジック。いよいよ終盤です。
 ヘビメタ少年は、KARAが客席に投げるというグッズのゲットに集中しています。

ウィンターマジック
http://www.youtube.com/watch?v=plRW2to7vV4&feature=related

今、贈りたい「ありがとう」
http://www.youtube.com/watch?v=swwHQsoDtwY
韓国語
http://www.youtube.com/watch?v=Jq8skhHLQ6s&feature=related
日本語

19.GO GO サマー!
20.ジェットコースターラブ
21.ミスター

 そして大ヒット3連発。会場も最高潮。本当は絶対にここでジャンピンを入れてほしかったところですが、この段階で体力を消耗していたので、ここでジャンピンが来たら倒れていたかもしれません。

GO GO サマー!
http://www.youtube.com/watch?v=NLkB3V2uYWQ
ヒット曲のつぼを網羅した哀愁ユーロビート

ミスター 〜 ジャンピン 〜 ジェットコースターラブ
http://www.youtube.com/watch?v=09iE-nopdhU&feature=related
この順番を期待していました。




<アンコール>
22.ガールズ ビー アンビシャス!
23.SOS

 「アンコール」コールに応えて、KARAが再登場。
 再び、ボックスに乗って、客席にボールを投げながら近づいてきました。ヘビメタ少年が「絶対ゲットしましょう!」と気合を入れています。私自身は、グッズより、再びKARAを5メートルの至近距離で見れる喜びに浸っていました。テレビでしか見たことのないKARAの10本の白いおみ足が目の前で動いているという感動、、、



 どんなアーティストにも旬の時期があります。
 過去は戻りません。決して見ることはできない1966年のBeatles武道館、ショーケンが狂い松崎が泣き崩れる1967年のテンプターズ、ベトナム戦争のとき秘密に横須賀海上の軍艦で行なわれたというJimi Hendrix、Janis Joplinの慰問コンサート、1972年の円山音楽堂と慶應三田祭の村八分、1973年イタリアのOsannaのPalepoliツアー、ベトナム従軍兵たちで場内騒然とする中で行なわれたという1974年のJames Brown初来日、、、
 私はKARAの旬の時期に自分の目で出会えた幸福感に浸りました。

<アンコール>
24.Rock U

 1回のアンコールで終わらず、再アンコール。
 KARAが苦難の末にブレイクできたRock Uで締め。

KARA - Best Live Performances
http://www.youtube.com/watch?v=-Gnk6etijOI&feature=related
初期メンバー。初ブレイクRock Uも収録。



 2時間半のKARASIAは終わりました。
 「いやー、よかったっすねー」「凄かったねー」
 「でも、サイン入りのボールをゲットできなくて悔しいっす」「君は、サイン入り手袋持ってるからいいじゃん。あれはお宝だよ」「そうっすね」
 私はどんな曲でもその場で合わせて踊れます。今日はKARAの特に腕の振りをコピーしまくり、久々にダンスの勉強にもなりました。1万人のほとんどのお客さんは手を前後に振るだけなので、いつもこういうライブでは私のダンスは受けます。今回も受けていたようで、後方の席にいた女の子たちが私を見て手を振って喜んでいました。また、ダンスを頑張ろうと思いました。

 場外で、ペンライトなどのグッズを売っていました。イタリアン・ロック・フェスでも散財したので、今回は我慢しました。翌日「ペンライトぐらい買わなければ、KARAファンとしては失格ではないか」と事務所で批判されました。
 ヘビメタ少年が隣にいたおかげで、おじさん一人の寂しさ、痛さも感じることなく、踊り狂うことができました。「今日は君のおかげで楽しかった。ありがとう。また、どこかで会いましょう」と言ってヘビメタ少年別れました。
 KARAに夢を見させてくれてありがとうと言いたいです。

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posted by カンカン at 15:33| 神奈川 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | KARA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月13日

映画「オジー降臨」

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Black Sabbath 1971年
ヘビーメタルの分野ではLed Zeppelinに次いで偉大と評価されているハート・ウォーミングなロックバンド

今日の1曲
Black Sabbath / War Pigs 1970年
Black Sabbath / Children of the Grave 1971年
 Black Sabbath / Paranoid 1970年イギリス最高位4位

 遅れてしまいましたが、ブラック・サバスBlack Sabbathのボーカル,オジー・オズボーンOzzy Osbourneの自伝映画を見ました。例によって最前列で踊りながら(もちろん着席して)見ました。

Black Sabbath / War Pigs
http://www.youtube.com/watch?v=44dg9n8_BxA
Black Sabbathもベトナム反戦の中で生まれた。



 1970年にデビューしたBlack Sabbathはヘビーメタル、日本でいうとX−Japanのような大音量のギターバンドの元祖と言われる大御所バンドです。

Black Sabbath wikipedia
http://en.wikipedia.org/wiki/Black_Sabbath

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%83%90%E3%82%B9

映画・オジー降臨
http://www.ozzy-movie.com/introduction/index.html

Black Sabbath / Children of the Grave
http://www.youtube.com/watch?v=uRhZISswW_k&feature=related
(詞)だから世界の子供達よ 俺の言うことを聞いてくれ
   もしもより良いところに住みたければ 今言葉を広めるんだ
   愛がまだ生きていることを見せるんだ 勇気を持つんだ
   さもないと今の子供達は墓場の子供達になってしまう



 戦後の貧しい労働者階級に生まれ、いじめられっこで不登校、金がなくて盗みを繰り返していたと言うOzzy Osbourneは、Beatlesで人生が変わったと言います。ファンからサインを頼まれるときも、「自分がBeatlesに憧れたのと同じだ」と言って懸命にファンサービスしているところが印象に残りました。

 今までBlack Sabbathというとパラノイド、アイアンマンの2曲しか知らなかったのですが、映画を見て改めて元祖ヘビメタの奥深さを知ることができました。そこで1stや2nd、3rdアルバムを初めて聴いてみました。前述の2曲以外は突出した曲はないものの、どの曲もギターリフなどに魅力があり、音に丸みと人間的な暖かみを感じます。黒魔術の影響とも言われ、30年以上なんとなく敬遠していたバンドでしたが、それも売り出すための手段にすぎなかったことがわかりました。どの作品もトータルアルバムとしてイージーリスニングのように落ち着いた気持ちで聞くことができました。

Black Sabbath / Paranoid Single(Official Video)
http://www.youtube.com/watch?v=S8w4u-GbEw4&feature=fvwrel
日本でもヒットした代表曲

Black Sabbath / Paranoid LIVE
http://www.youtube.com/watch?v=_aIhh9nFYv4



オジー降臨 フライヤー
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posted by カンカン at 12:22| 神奈川 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | 英米のロック・ポップス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月06日

おばあちゃんの七回忌

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百万ドルの笑顔と言われたころの祖母

今日の1曲
ひばり児童合唱団 / どんぐりころころ
山野さと子 森の木児童合唱団 / うさぎとかめ

 今日は早いもので祖母の七回忌。
おばあちゃんは痴呆症になってからも童謡など子どもの頃のことはよく覚えていました。「もしもしかめよ」など私は1番しか知らなかったが、4番まであると言われて驚いた。10年介護した祖母が死んだころは、ショックで赤ちゃんのオムツのCMを見ただけで涙が出ましたが、時が経てば傷も癒えて懐かしい思い出に。 
 おばあちゃんの唄をカセットに録音してあったので、久々にどんぐりころころなどを聴いています。

ひばり児童合唱団 / どんぐりころころ
http://www.youtube.com/watch?v=5uBA6Qkq4VA




山野さと子 森の木児童合唱団 / うさぎとかめ
http://www.youtube.com/watch?v=VksRZD_UkXc&feature=related



posted by カンカン at 15:58| 神奈川 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月04日

ロカンダ・デッレ・ファーテ来日 第2回イタリアン・プログレッシヴ・ロック・フェスティヴァル part4 〜 フォルムラ・トレよ再び

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Locanda delle Fateのサイン入り新作CD

今日の1曲
ロカンダ・デッレ・ファーテLocanda delle Fate
   / Un volte di instante un quiete 1977年
Locanda Delle Fate
   / Forse Le Lucciole Non Si Amano Più 1977年
Locanda delle Fate / Crescendo 2012年
Locanda Delle Fate / Vendesi Saggezza 1977年
Locanda Delle Fate / New York 1978年
フォルムラ・トレFormula3
   / いとしのジョバンナCara Giovanna 1973年LP最高位20位
Formula 3 / La folle corsa 1971年最高位15位
イル・ヴォーロIl Volo / Come una zanzara 1974年
Cico / Se mi vuoi 1974年最高位17位


 イタリアン・プログレッシヴ・ロック・フェスティヴァルItalian Progressive Rock3日目の目玉は、初来日のロカンダ・デッレ・ファーテLocanda delle Fateです。フォルムラ・トレFormula3がAlberto Radiusの心筋梗塞のために来日中止になり、その分Locanda delle Fateへの期待が高まりました。

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フォルムラ・トレ来日中止のお詫び

Locanda delle Fate HP
http://www.locandadellefate.com/

 ロカンダ・デッレ・ファーテLocanda delle Fateは、イタリアよりも日本の方が知名度やセールスが高いと思われます。日本が育てたバンドと言っても過言ではないでしょう。Locanda delle Fateの1977年の1stLPはそのジャケットのずば抜けた美しさと、特にLP A面の1曲目の楽曲の素晴らしさから伝説的な存在になりました。1982年の奇跡の日本でのPolydorの一斉再発の際もセールスが良好で、その後ロカンダ・デッレ・ファーテだけ一般の英米のRockに混じって1800円の廉価版で発売されたときは、ここまで知名度が上がったのかと驚きました。
 Locanda delle Fateも極東の国、日本のおかげで自分たちはここまでこれたと言っていることを、ネットのおかげで知ることができました。今回の初来日は、このような長年の相思相愛関係を裏切らない感動的なものでした。

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 幕が開くと拍手喝采の中、伝説の1曲目が始まりました。左右にツインキーボード、左がピアノ系、右がシンセサイザー系の音を主に担当しているようです。
 ドラムスはなんと日の丸の鉢巻をしています。
 そして、ついにあのピアノソロが響き渡る瞬間で、このときを待っていたと言わんばかりに会場から大歓声があがりました。日本の観衆は曲が終わるまでは静かで、途中で歓声が上がるケースは珍しい。また、この1曲目に対するレスポンスはイタリアのライブにはない日本だけのものでしょう。Locanda delle Fateのバンドのメンバーたちも全員日本に来たという喜びで一気に顔がほころび、緊張が解けました。

Locanda delle Fate / Un volte di instante un quiete
http://www.youtube.com/watch?v=wdc5f6dzyEE
伝説の1曲目。1:00からのピアノを大音量で。さらに2:50にも山が。変拍子の見事なアンサンブルを美しく聴かせる大名曲。

Locanda delle Fate / Un volte di instante un quiete 2010年Live
http://www.youtube.com/watch?v=YVWDp4KQAPk
真ん中にいるのは何かと思ったら妖精の少女だった。この演出は日本ではありませんでした。

最も美しいジャケットのひとつ「ロカンダ・デッレ・ファーテ / 妖精」
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 感動の1曲目が終わると、Bancoのジャコモさん以上の巨体と思われるボーカルの人が中央に現れました。日本ではインストの1曲目への高評価のプレッシャーがボーカルの人にあるのではないかと若干心配していました。でも、ライブではこの巨漢の存在があってこそLocanda delle Fateなのだということを実感。正直のところ1曲目以外はあまり聴いたことがなかったのですが、今回のライブで他の楽曲の素晴らしさを知ることができました。Locanda delle Fateの曲は必ずどこかに聞かせどころがあり、また演奏力が安定していました。

Locanda Delle Fate / Forse Le Lucciole Non Si Amano Più
http://www.youtube.com/watch?v=QbaJfSEehns&feature=related
2曲目のボーカル曲。

Locanda Delle Fate / Forse Le Lucciole Non Si Amano Più  Live
http://www.youtube.com/watch?v=Fapg_lvtU0w&feature=related
奇跡のライブ映像。2年前に初めて見たときは、あまりにも演奏が完璧なので口パクかと思っていた。実はライブ映像だと言うことに3日前に気づいた。

Locanda delle Fate / Crescendo
http://www.youtube.com/watch?v=t_m38NlF4zs&feature=related
2012年の作品とは思えない素晴らしい曲。往年のムーグ、メロトロン、オルガンなどのアナログキーボードがサンプラーで生かされている。



Locanda Delle Fate / New York
http://www.youtube.com/watch?v=DjAX6z3mXCY
今回のライブでは演奏しませんでしたが、シングルの名曲。

 一糸乱れぬアンサンブルが続きます。
 素晴らしい熱唱でライブ会場を盛り上げるボーカルのLeonardo Sassoは途中で何度も汗をタオルで拭いています。前に手を合わせて何度もお辞儀しました。
 Formula3が中止になったので、アンコールで1曲目を希望していました。しかし、最終曲Vendesi Saggezzaで1曲目の3:00のフレーズが聞こえてきました。このLP自体がトータルアルバム。アンコールがなくても見事に盛り上がりました。6人のメンバーが肩を組んで前に出てきました。スタンディングの大歓声の中で伝説のLocanda delle Fateの初来日公演は終わりました。

Locanda Delle Fate / Vendesi Saggezza
http://www.youtube.com/watch?v=LTKq-oHiCg8&feature=related
8:35から感動のフィナーレ。




Locanda Delle Fate twitter
http://twitter.com/#!/LocandaDF

今回のLocanda delle Fateセットリスト
‐ A volte un istante di quiete
- Forse le lucciole non si amano più
- Profumo di colla bianca
- Sogno di Estunno
- Non chiudere a chiave le stelle
- Cercando un nuovo confine
- Crescendo
- Sequenza circolare/ La giostra
- Vendesi saggezza


〜 フォルムラ・トレFormula3は来なかった 〜


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フォルムラ・トレ「神秘の館」の内ジャケット

 見たかったフォルムラ・トレFormula3がまさかの来日中止。Alberto Radius氏の回復を祈ります。70歳と言えば内田裕也氏と同年齢。こんどこそ万全の体調で、是非Tony Ciccoも連れてきてたくさんの曲を披露していただきたいと思います。

Formula3 / いとしのジョバンナCara Giovanna 1973年
http://www.youtube.com/watch?v=qk3cLsCtIyI
一番美しい曲をリクエスト。

Formula 3 / La folle corsa 1971年
http://www.youtube.com/watch?v=jmsO58g4CjQ&feature=related
サンレモ出場曲。全盛期のかっこいい映像。

Il Volo / Come una zanzara 1974年
http://www.youtube.com/watch?v=oR5DAn3GOHw
当時、世界のトップランナー集団だったIl Volo。これをやるには強力助っ人としてVince Tempera来日も。。。

Cico / Se mi vuoi
http://www.youtube.com/watch?v=YMXWKbItRQY&feature=related
これも夢のリクエスト。




勝手な来日リクエストです・・・

1 オーケストラの日
  RDM / Contaminazione、Il Paese dei Balocchi
2 メロトロンの日 
  Museo Rosenbach(Il Tempio Delle Clessidre)
 Ciro Dammicco   Celeste
3 アンサンブルの日 Maxophone  Alphataurus
4 キーボードの日 Banco Metamorfosi
5 カンタウトーレ Riccardo Cocciante  Umberto Balsamo
6 ラブロックの日 オーケストラ付I Pooh   Bottega dell’arte
7 RCAの日    Rustichelli e Bordini  QVL

クラブチッタClubcitta周辺の建物P1010053.JPG


posted by カンカン at 21:37| 神奈川 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアのロック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月03日

ニュー・トロルスNew Trolls IBIS来日 第2回イタリアン・プログレッシヴ・ロック・フェスティヴァル part 3

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上:UT ( New Trolls )のポストカード
下:Maurizio Salvi、Gianni Bellenoの写真と、Gianni Bellenoのサイン


今日の1曲
New Trolls / 戦争C'è troppa guerra 1972年イタリアLP最高位8位
New Trolls / Chi mi può capire 1972年イタリアLP最高位8位
IBIS Prog Machine
   / It Should Have Been Me(Chi mi può capire) 2007年
IBIS (?) / L'Amico Della Porta Accanto 1973年
New Trolls / Nato adesso 1972年イタリアLP最高位8位
IBIS / Sun supreme 1974年
New Trolls / In St.Peter's Day 1972年
New Trolls
   / Concerto grosso Adagio 1971年イタリアLP最高位2位



 夢のような3日間のイタリアン・プログレッシヴ・ロック・フェスティヴァルItalian Progressive Rock Festivalも終わり、またつらい生活、現実の世界に戻りました。一昨日は示談で被害者に謝りに行き、加害者と一緒に20回以上被害者に頭を下げました。

何百回と聞いた驚愕の名曲New Trolls / Adagioのシングル盤(B面はCadenza)
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 初日のトップバッターはNew TrollsUTでした。New Trollsは3回目の来日で、今回はNico Di PaloとVittorio De ScalziがいないドラムスのGianni Bellenoをリーダーとするグループです。New Trollsは1966年にデビューしたI Poohに1年遅れ、Le Ormeと同じ1967年にデビューしました。New Trollsもいまだに活動しているイタリア音楽史に残るバンドです。

LP Concerto Grossoの内ジャケット
Adagio / Cadenzaのシングルのジャケットの裏面。
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New Trolls Wikipedia
http://it.wikipedia.org/wiki/New_Trolls

 2007年4月にNew Trollsの2回目の来日となるConcerto Grossoライブに行きました。2006年の1回目のConcerto GrossoライブはMaurizio Salviが指揮者で、2007年はNico Di Paloの初来日が目玉でしたがMaurizio Salviは来ませんでした。この2007年の4月の来日のときは自分の体調が悪くなっていったころでした。グッズを買えばサイン会に出れたのですが、誰のサインになるかわからないと言われて止めたところ、後で聞いたら全員のサインをもらえたと知り、サインをもらわなかったことを3ヶ月以上後悔しました。その後体調がどんどん悪化し死線を彷徨ったので、今またNew Trollsを見れるのは感慨深いものがあります。

2007年Concerto Grosso1.2.3の再現ライブDVD


 今回は、3日続けては経済的にしんどいと思いつつも、十代のころのヒーローの一人だったMaurizio Salviの演奏するSun supremeをライブで見たいという一心で高いチケットを買う決意を決めました。昔音楽大学で作曲の勉強をしたくてバイトで150万円貯めたのですが、ピアノが弾けないと無理とわかって諦めました。そんな自分にとって若くしてNew Trollsに参加し、Piccolo Bachとも呼ばれたキーボード奏者のMaurizio Salviは光り輝いて見えました。そのMaurizio Salviの最高作がSun supreme。できれば、今回の来日はNew Trollsではなく、IBISの名前で来てほしかったです。 

 New TrollsUT名義で来日したのでアルバムUTからの選曲が予想されましたが、案の定Studio 〜XXII stradaでスタートしました。Maurizio Salviが右に見えました。ドラムのGianni Bellenoは堂々たる風格です。続いてI cavalieri del lago dell'Ontario。名作と呼ばれるUTですが、私自身はそれほど好きなアルバムではありませんでした。Concerto Grossoの印象が強すぎたからかもしれません。しかし、ライブで聴くUTは圧倒的な迫力で、これがライブバンドとしてのNew Trollsの本当の姿なのだと思いました。
 
New Trolls / 戦争C'è troppa guerra
http://www.youtube.com/watch?v=50DrGeXso9k
4:48静〜6:00動の展開が強烈。

New Trolls / 戦争C'è troppa guerra
http://www.youtube.com/watch?v=xapKHZmTN_s&feature=fvwrel
当時の貴重映像。Alluminogeni、 JET、 JUMBOなどとんでもない映像も含まれている。2:36からNew Trolls。6:30からThe TRIP。かつてNew Trollsが映画Monte Carloで共演したTripのWegg Andersen氏が4月に亡くなりました。R.I.P.



 C'è troppa guerraのリフをライブで大音量で聞きながら、当時Nico Di Paloが目指していたのはLed Zeppelin を超えることだったのではないかと思いました。Led Zeppelinの1stから4thまでのキラー曲や、Deep PurpleのHighway Starなどにはかなわないにしても、New Trollsの曲はブリティッシュ・ロックと同格の素晴らしいものだと再認識しました。当時Nico Di Paloが真剣になるほど、ジャズ的な傾向のあるVittorio De Scalziと袂を分かつことになったのも理解できました。
 そして当時から大好きだった名曲中の名曲Chi mi può capire。Maurizio Salviは最近、IBIS Prog machineとして英語でこの曲を再録音しています。そのことから、Maurizio Salviがこの曲の主たる作曲者であるとともに、彼がUTの中のメロディアスな部分を担い、Nico Di PaloがUTのハードな部分を担っていたのではないかと思いました。

New Trolls / Chi mi può capire
http://www.youtube.com/watch?v=Byf7a1BC560
Nico Di Paloの超人的なハイトーンの名曲。

IBIS Prog Machine / It Should Have Been Me
http://www.youtube.com/watch?v=mYOLlR168nI
2007年に再録音した英語版。

L'Amico Della Porta Accanto収録の「?」。Graciousの「!」が元ネタか


 続いて今回の来日で一番聞きたかった曲のひとつL'Amico Della Porta Accanto。New Trollsは1972年にNico Di PaloとVittorio De Scalziの間で分裂し、New Trollsの名前をどちらが使用するかで裁判沙汰にまでなりました。UTの時点でVittorio De Scarziは1曲しか参加していないことも最近知りました。裁判ではどんな書証や証人尋問があったのか興味深いところです。結局Vittorio De ScalziがNew Trollsを使うことになりましたが、その間にNico Di Paloは「?」という前代未聞のタイトルで、Vittorio De Scalziは「N.T.Atomic System」という名義で(後にNew Trolls Atomic Systemとシールを貼り付けた)アルバムを出しました。L'Amico Della Porta Accantoは「?」の中でも一番の楽曲だと思います。



IBIS(Nico,Gianni,Frank,Maurizio) / L'Amico Della Porta Accanto
http://www.youtube.com/watch?v=B9fKYBghEMU
2:44-4:00の展開はイギリスのバンドには真似できない。ギターのリフはNico Di Paloが、メロディアスな部分をMaurizio Salviが受け持つことで奇跡的な瞬間が生まれたのだろう。

L'Amico Della Porta Accanto LIVE
http://www.youtube.com/watch?v=766_u7K_yQU
最近のライブ。

 時系列的に次の曲はSun supremeかと思ったら予想外に再びUTのNato adessoへ戻りました。Nato adessoのイントロのピアノは高貴な輝きがあって、これもMaurizio Salviによるものだと改めて認識しました。今回、圧倒的な音圧の下で、良い曲が揃ったUTの作品としての素晴らしさを実感しました。

New Trolls / Nato adesso
http://www.youtube.com/watch?v=aU_gU1bJN8k

 ギタリストがアコースティックギターに持ち替えていよいよ一番聞きたかったSun supremeが始まる予感。MCでSun supremeが宣言されました。アコースティックギターがつまびかれました。まさかSun supremeをライブで聞ける日が来るとは思いませんでした。

IBIS / Sunsupreme イタリアンロックで最も完成された作品のひとつ。1974年。タイトルはJohn ColtraneのLove Supremeにインスパイアされたと思われる。


 今回はLP Sun supremeのA面の完全再現。Divinityがなかったのは少し残念でした。イギリスでは、Peter Hammillに誘われてまずLe Ormeが最初のイタリアのバンドとして発売されました。2番目にPete SinfieldによってPFMが、3番目にBancoがデビュー。特にPFMの成功でイタリアンロックがイギリスと同格であることが証明されました。当時ELPは、PFMやBancoを自分たちのManticoreレーベルから発売しながら、彼らの実力を恐れて同じステージに立つことを避けたと言われています。IBISは雑誌Ciao2001で公募して英語のバンド名を採用、Polydorと契約し、Atomic RoosterのRic Pernelをメンバーに迎え、全曲英語で歌い、4番目のイギリス進出バンドとして完全計画を立てていたと考えられます。ドイツのFaustでさえイギリスで発売したPolydorが、なぜIBISをイギリスで売りださなかったのかいまだに疑問です。インドをテーマにした詞がBeatlesより5年遅れてると思われたのか。UNOもフランス、ドイツ進出までで頓挫し、Vittorio De ScarziのNew Trollsもドイツ止まりでした。Red発売直後のKing Crimsonの解散発言に象徴されるように、イギリスで1974年にはもはやプログレッシブロックは時代遅れになっていたのかもしれません。

1974年のKing Crimson / Red


 Maurizio SalviはSun supremeの中で様々な実験をしたと述べています。UTや「?」ではリーダーのNico Di PaloのハードロックのリフとMaurizio Salviの作るメロディーが緊張感をもって対峙していました。それを一歩進め、Sun supremeではMaurizio SalviがNico Di Paloと同格かそれ以上に音楽面でリーダーシップをとり、クラシックの影響を受けたシンフォニックな展開を見せています。
 今回のSun supremeの再現では、一番聞きたかったFlow of the river of the mindの「Into time…」から始まる幻想的なリフレインの部分のアレンジが変えられ、Ric Pernelと異なるGianni Bellenoのドラムスのリズムパターンになっていました。
 Sun supremeの初めての再現ライブは拍手喝采の内に終わりました。

 ここで一旦幕が下りました。
 バイオリンのゲストの深見綾子さんが音を調整しているようです。
 いよいよ次はあれかという予感です。

イタリア音楽史上に残る傑作Concerto Grosso


 幕が上がり、中央のバイオリンの深見さんがConcerto Grosso Allegroのイントロを弾くと歓声が上がりました。もしかしたらVittorio De ScarziのNew Trollsの「禿山の一夜」でもやらないかとも思ったのですが、ここは定番どおりでした。
 2007年にはオーケストラ付で見ましたが、今回バイオリン1本だけでも音を大きめに調整したのかオーケストラのときのような迫力があって感動しました。

New Trolls / Concerto Grosso Allegro & In St.Peter's Day
http://www.youtube.com/watch?v=hnZubCu3xqM&feature=related
イタリアのテレビ史上最高の音楽映像のひとつとも思われるSenza ReteでのNew Trollsのオーケストラ付のライブ。Maurizio Salviのピアノのテクニックも目を見張る。Gianni Bellenoのティンパニも感動的。

New Trolls / In St.Peter's Day
http://www.youtube.com/watch?v=CzK7emgN0gk
原曲よりも感動的な最近の音源と思われるオーケストラ付のIn St.Peter's Day。バックの映像は若き日のNico Di Palo、Vittorio De Scalzi、Gianni Belleno、Maurizio Salvi、Frank Laugelliの勇姿。40年前はロックを演奏すること自体が反体制的なことだった。

 残念ながら今回のライブではIn St.Peter's Dayは演奏しませんでしたが、これもMaurizio Salviが作曲に名を連ねていますが、Vittorio De Scarziが主導だったのかもしれません。2007年のライブでVittorio De Scarziは「In St.Peter's Dayは予算のため、レコードではオーケストラが付けられなかった」と言っていた。

In St.Peter's Dayを収録


 そして問答無用のAdagioが始まりました。
 イタリア音楽史上最大級のキラー曲ではないでしょうか。
 VivaldiやVerdiがもしこれを聞いたらどう思ったでしょうか。

New Trolls / Concerto grosso Adagio
http://www.youtube.com/watch?v=DCgvp6IfE7w
前回の来日と異なり、今回のライブでは、原曲に忠実なエンディングでした。
 
 続いてカデンツァ。日本ではカメリアダイアモンドのCMで使用されました。

New Trolls / Concerto grosso Cadenza
http://www.youtube.com/watch?v=qSloA8u4op4

 そして1976年のConcerto GrossoUからVivace。
 New TrollsのConcerto GrossoUもLe Ormeのように、ベトナム戦争が終わって1971年のConcerto Grossoのときよりも明るく希望に満ちた音に変わっています。

New Trolls / Concerto grossoU Vivace
http://www.youtube.com/watch?v=hLOLHAelOww&feature=fvwrel

 バイオリンの深見さんがConcerto GrossoUの2曲目のイントロを弾くと、突然Maurizio Salviが突然それを制止しました。えっ、何が起こったんだと思ったら、Maurizio SalviはConcerto GrossoのAdagioを再び指示しました。

NEW TROLLS / Concerto Grosso Adagio
http://www.youtube.com/watch?v=S7_kZvL9Kuc&feature=related
当時のTV番組のエンディング。指揮しているのはMaurizio Salviと思われる。



 2007年のConcerto GrossoライブでもアンコールはAdagioでした。やはりこれがMaurizio Salviにとっても一番大事な曲なのだと思うと感動しました。おそらくMaurizio Salviが音楽学校を退学し、ロックで食べていこうと決意したのはNew TrollsのAdagioで受けた衝撃が理由だったのだと想像します。MinaもElvisを聞いたショックでオペラ歌手を止め父の反対を押し切ってロックンロールに転向しました。しかし、プログレは1975年に消滅し、Maurizio Salviは食べていくために産業的な音楽にずっと関わっていたようです。Maurizio Salviも何度かはあのとき音楽学校を辞めずにクラシックを続けていればと思ったこともあったのではないでしょうか。Adagioが彼の原点なのでしょう。
 最後の曲をAdagioで締め、感動の中でライブが終わりました。観客がスタンディングで歓声を上げる中、Gianni Belleno、Maurizio SalviとNew Trollsは自信を持って次のI Poohのライブにつなぎました。

Maurizio Salviがクラシック、特にサティに関心を持っていたことがわかるHP。
http://ilvas.tripod.com/

 キーボード奏者に対して私は無条件に畏敬の念とコンプレックスを感じます。6年前ピアノを習ったときも音をゆっくり均等に弾くだけでも物凄い訓練が必要で、吸収が早い子供の頃でないと上達しないことを身にしみてわかりました。Maurizio Salviは日本で言えばGolden Cupsにおける弟分のミッキー吉野と似た存在かと思います。ガンで亡くなったジョー山中の応援ライブで、30cmの目の前で見たミッキー吉野は全く鍵盤を見ないで弾いていました。ミッキー吉野もそうですが、Maurizio Salviは若いときより貫禄がついてルックスがずっとかっこよくなったと思います。Le OrmeのキーボードのMichele BonとMaurizio Salviだけはメンバー紹介でMaestroと呼ばれていました。

Concerto Grosso収録のベスト


 2日目のLe Ormeのライブの後に予期せぬことが起こりました。Gianni Bellenoが会場にいたのです。びっくりして手持ちのパンフレットにサインをもらいました。初日は、New Trollsにサインをもらえないかと思ってAdagioとLa nella casa dell’angeloのシングルを持参していたのですが、2日目は持ってこなかったので残念です。でも5年前にNico Di PaloとVittorio De Scarziのサインを貰えず後悔したときのことを思うと、35年間の念願がかないNew Trollsのサインが貰え、Gianni Bellenoと握手できて感激しました。Gianni Bellenoの笑顔が忘れられません。

NEW TROLLS - UT とI POOHの今回の来日の楽屋風景
http://www.youtube.com/watch?v=t3tKXu6oMXQ&feature=relmfu
同期生のNew TrollsのGianni Belleno(1967年デビュー)とI POOHのRoby(1966年)。Robyは同じキーボード担当のMaurizio Salviの肩に手をかけています。例えるなら日本のTigersとGolden Cupsのメンバーがイタリアの会場で再会しているようなすごいショットです・

会場のクラブチッタClub citta
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posted by カンカン at 14:45| 神奈川 雨| Comment(2) | TrackBack(0) | イタリアのロック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月30日

イ・プーI Pooh来日 第2回イタリアン・プログレッシヴ・ロック・フェスティヴァル part2

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1983年世界歌謡祭で初来日したときの記念盤

今日の1曲
I Pooh / Dove comincia il sole 2011年
 I Pooh / Cantero per te 1980年最高位4位/年間8位
I Pooh / 限りなき二人Infiniti noi 1973年イタリア最高位2位
I Pooh / 孤独な人Uomini soli 1990年サンレモ音楽祭優勝曲
I Pooh / Viva 1979年LP最高位2位
I Pooh / Parsifal 1973年LP最高位2位
I Pooh / Non Siamo in Pericolo 1982年
I Pooh
/ 君をこの胸にTanta Voglia Di Lei 1971年最高位1位/年間7位
 I Pooh
/愛のルネッサンスNoi due nel mondo e nell'anima1972年最高位1位/年間8位
I Pooh / 初めての恋人Nascero con te 1972年LP最高位2位
I Pooh / Chi fermer la musica 1981年最高位3位

 30年前に日本の世界歌謡祭で1曲歌っただけだったイタリアの国民的バンド、イ・プー I Poohが第2回イタリアン・プログレッシヴ・ロック・フェスティヴァルItalian Progressive Rock Festival のヘッドライナーとして来日しました。 

 イ・プーI Poohを日本のバンドで例えるならば、デビューはタイガースと同じ1966年。1970年代前半に全盛期を迎え、1970年代中半から1980年代前半はチューリップ、オフコースのようにヒットを連発。1980年代以降もサザンオールスターズのような人気を持続。現在もBzのようなスタジアム級の場所でライブを行なうというイタリアでは3世代に愛されている大物です。日本公演はギャラの問題で無理と言われ続けてきました。
 イタリア本国ではイ・プーはプログレッシヴ・ロックとは認識されていないのですが、1971年から1975年までの作品はオーケストラを導入したシンフォニックな内容で、今回プログレッシヴ・ロック・フェスの目玉として招聘されました。


I Poohの歴史を納めた新作4枚組DVD

イ・プー I Pooh ものすごい情報量のwikipedia
http://it.wikipedia.org/wiki/Pooh

 イ・プーとは「熊のプーさん」のことです。35年前はイタリアの他のプログレバンド、PFMやBancoと比較してイ・プーは甘い「ラブロック」と呼ばれ、軽く見られていました。私は2人の子供の写真のAlessandraというLPが好きでした。幸運にもAlessandraはI Poohの最高傑作といえる内容だったのでイ・プーに対してずっと好印象を持っていました。

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 イタリアはクラシック音楽の伝統があります。また1960年代のイタリアは、サンレモ音楽祭などポピュラー音楽の発信地のひとつでした。そこにBeatlesの衝撃が加わり、「クラシック、ポップス、ロック」という異なる要素の最良の部分を集めて生まれたのが、1970年代前半にイタリアでClasscal Popと呼ばれたジャンルです。Lucio Battisti, Mina, Patty Pravo, Mia Martiniなどが、本格的なオーケストラをバックにロックのビートに乗せて美しいメロディーを歌い上げました。イ・プーはそのClassial Popを代表するグループ。最初の大ヒットがイタリアで1971年に7週間1位になった君をこの胸にTanta Voglia Di Leiです。

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 1970年代の前半は、イタリアではClassial Popと同時進行的に、今はProgressivo Italianoと呼ばれるプログレッシブ・ロックも全盛になりました。Classial Popが陽とすれば、レ・オルメLe OrmeなどProgressivo Italianoは陰という関係にあるものの、いずれも音楽的な深さという点では共通するものがあります。この時期のイ・プーの作品はProgressivo Italianoとしても高く評価されています。Classial PopもProgressivo Italianoと同様に、1975年のベトナム戦争の終戦と同時に、その役割を果たしたかのように終息していきましたが、その伝統は今でも根付いています。

Classial Pop期の作品


 1976年のLe OrmeのPop化と同じくして、イ・プーもオーケストラを離れてバンドだけで演奏するようになります。この時期だけレ・オルメの大衆的な人気はイ・プーと同格でした。イ・プーの素晴らしいところはその後も持続してキャッチーなフレーズを伴ったヒット曲を継続的にリリースできたことにあります。
 そして1978年の「サタデイ・ナイト・フィーバー」による全世界的なDiscoブームにより、単調なリズムを強調する音楽がイタリアを支配するようになりました。これにより、メロディーの美しさで世界を魅了したイタリアの音楽の伝統は途絶えてしまいました。イ・プーはこの波も乗り切ることができましたが、レ・オルメは試行錯誤を繰り返すことになります。ちなみに2008年にイ・プーはBeat Generationというアルバムで1960年代のBeat系のバンドをカバーし、Le OrmeのGioco di bimbaや今回病気で来日中止になったFormula 3の曲も歌っています。
 このようにイ・プーは、1975年までのClassical pop期と、それ以後のバンド演奏による時期に大別できます。



 前置きはこれぐらいにして、イ・プーのライブは一言で「プロの中のプロ」という印象でした。3日も続けて同じバンドを見ることに耐えられるかと心配していたのですが、コーラスの素晴らしさ、音のバランス、曲構成、照明、MCなど本当に楽しませてもらいました。

 周囲の客席では大阪弁も聞かれ、日本全国のイ・プーファンが集結する中、やはり初日が一番開演が楽しみでした。シンセサイザーの前奏と共に幕が上がりました。イ・プーが登場し、拍手喝采です。イタリア最高の人気バンドが600人規模のライブハウスで見れるのは奇跡です。

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 まずDove comincia il soleという2011年の新作から3曲。これは1970年代前半 のClassical pop期に回帰するようなドラマティックな作品です。初日は右前方の席でDodyがよく見えました。Dodyは目をつぶりながら熱いギターソロを弾いています。素晴らしい。「Dodyかっこいいよ」と後ろの席の人が言っているのが聞こえました。
 曲が終わるとRobyがイタリア語で熱く、Dodyが英語でわかりやすく、そしてRedが英語と日本語で笑わせながら、日本に来れた喜びを語りました。

I Pooh / Dove comincia il sole
http://www.youtube.com/watch?v=fVQr0amn4w0&feature=related
7:00からのギターソロが素晴らしい。



 続いてCantero per te(1980年最高位4位)、Io sono vivo(1979年最高位3位)と大ヒットが続きます。メロディーがわかりやすいノリノリの曲です。2日目の日には前方にいた金髪のイタリア人の女性たちが立ち上がって手を振って喜んでいました。日本人よりも全然乗りがよくて、彼女を見ているだけでも楽しめました。 

I Pooh / Cantero per te
http://www.youtube.com/watch?v=2-QqYZf4x3Q
リズムはDiscoだがClassical pop期のように構成が練られた名曲。

 続いて、今回の目玉であるClassical pop期の名作Parsifalから限りなき二人Infiniti noi(1973年最高位2位)。

I Pooh / 限りなき二人Infiniti noi
http://www.youtube.com/watch?v=17eynv2yYl8&feature=related
緩やかに感動的に盛り上げていく名曲。

そして、Robyが「Rock Sinfonico」と紹介し、Classical pop期の「ロマン組曲」から10分に及ぶIl tempo, una donna, la citta(1975年)を演奏しました。正直、あまり印象に残らない曲でしたが、3日目に近くの人が曲が終わると一人だけ立ち上がってガッツポーズで叫びました。イ・プーたちも「この曲でか?」と驚いていました。一人だけ立ち上がる勇気と、1つの曲に対してこれだけ熱狂できるファンがいるという事実に感動しました。



 Redが「私たちは1回だけサンレモ音楽祭に出場し、優勝しました。」と言うとイタリアンポップスファンらしき人たちから歓声が起こりました。ドラムレスで感動的に歌い上げるUomini soli(1990年)です。そして大ヒットLPから、幻想的なPink Floydの雰囲気とDiscoのリズムが一体になったタイトル曲のViva(1979年LP最高位2位)。

Pooh / 孤独な人Uomini soli
http://www.youtube.com/watch?v=OmbRNPDENiQ&feature=related

Pooh / Viva
http://www.youtube.com/watch?v=cNrA6P25mVQ
 


 いよいよ今回の目玉中の目玉、Classical pop期の中でも最もProgressivo Italianoに近づいたワーグナーにインスパイアされたという10分の大作Parsifal(1973年)です。

Pooh / Parsifal
http://www.youtube.com/watch?v=UAgMVNB6DSg&feature=related
4:00 からI POOHのParsifalの貴重映像。3:08 ではTRIPが登場し、昨年11月に来日し今年4月に亡くなったWegg Andersenが熱唱。R.I.P

Pooh / Parsifal
http://www.youtube.com/watch?v=j2BEu_xpof8&feature=related
2009年のライブ。



 Parsifalが終わると、全員がスタンディング状態に。2日目が一番反応が凄かったと思います。あっと言う間に全員起立。しばらく興奮が止みません。続いてEleonora mia madre(1975年)。前に波のように揺れながら聞いている人がいたので、テンポが落ちるとその人の真似をして一緒に揺れると気持ちよくなりました。そしてNon siamo in pericolo(1982年)は乗りのいい曲。最近クラブに行っていなかったので、ここでガンガン踊らせてもらいました。ロッキングやヒップホップの乗りです。ここで本編が終了しました。

I Pooh / Eleonora mia madre
http://www.youtube.com/watch?v=odUtnptxulE&feature=related

I Pooh / Non Siamo in Pericolo
http://www.youtube.com/watch?v=VlMvjRTTA_w

P1010013.JPG

 アンコールに応えてイ・プーが再び登場。ParsifalからL'anno, il post e l'ora(1973年)。MCでRobyは相変わらずイタリア語で熱く語り、Redは英語で日本にいる喜びを何度も語っています。続いて名曲、君をこの胸にTanta Voglia Di Leiのイントロが流れると会場が沸きました。イ・プーのファンが初日に歌詞を持ちながら歌っていたので、私も3日目に真似して歌詞を見ながら歌いました。

I Pooh / 君をこの胸にTanta Voglia Di Lei 1971年
http://www.youtube.com/watch?v=Lop6k5YKhhc&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=I_WE29p7Otk&feature=fvwrel
ボーカルのメロディーをオーケストラがさらに歌い上げるClasscal Popの名作。この後、作詞に専念するNegriniのドタバタドラムが、逆にこの曲では届かない恋心を表現し、深い感動を呼ぶ。

I Pooh / Tanta Voglia Di Lei Live
http://www.youtube.com/watch?v=HLLc4GESQyA&feature=related
ついに発見。ライブ映像。



 続いてDammi solo un minuto(1977年最高位4位)ではイタリア人の女性たちが少女時代に帰ったように嬉しそうにウェーブしながら歌っています。イタリアではこんなに近くでイ・プーを見れるのは奇跡でしょう。

 続いてポップスファンもプログレッシブファンも黙らせる超キラー曲Noi due nel mondo e nell'anima(1972年最高位1位)です。コアなファンは歌詞を見ないでも一緒に歌っています。

I Pooh / 愛のルネッサンスNoi due nel mondo e nell'anima
http://www.youtube.com/watch?v=mEsvNn7u94U
ヘッドホンで大音量で聞くと感動的。「太陽にほえろ」の松田優作ではないが、「なんじゃこりゃあ!?」級のオーケストラとシンセサイザーの世界に圧倒される。

I Pooh / Noi due nel mondo e nell'anima
http://www.youtube.com/watch?v=_pg5vf3i0m4&feature=related
テレビ番組Senza Reteでのライブ

 さらにキラー曲連発。捨て曲のないAlessandraからシングルNoi due nel mondo e nell'animaのB面のNascero con te(1972年)。たまらん。

I Pooh / 初めての恋人Nascero con te
http://www.youtube.com/watch?v=xPNhDWhGIiM
夢見るようなボーカルとオーケストラの絶妙なハーモニー。驚異的な超ハイトーンを真似して唄って2日目は喉が炎症を起こした。「これは歌わにゃ損だ」と歌詞カードを見ながら3日目は必死に歌った。

La prima volta  l'amore proprio qui
in casa mia  senza quasi conoscerti
poi domandarti  chi sei  
non lo so nascerò fra un minuto con te



 そして、Tanta Voglia Di Leiに続いてヒットし、イ・プーの人気を決定的にしたPensiero(1971年最高位2位)は、ひたすら韻を踏む歌詞で、初来日なのにファンたちもお約束のように一緒に歌います。

Pooh / Pensiero
http://www.youtube.com/watch?v=3suy_oCNOK4&feature=related

最後はChi fermer la musica(1981年最高位3位)で盛り上がって終わりました。2日目がイ・プーたちも一番感動していたように見えました。3日目にはRedが「イタリアに帰りたくない。また来日するから来てください」と言っていました。

Pooh / Chi fermer la musica
http://www.youtube.com/watch?v=wDVgM3Yg0Mc



 最後はPierreの1節か??と思われる余韻の残る美しいメロディーがくり返し流れ、3日間の感動のライブは終わりました。
  次回来日は、是非オーケストラ付でお願いします。

Pooh / Pierre
http://www.youtube.com/watch?v=G0_Cl6Mq8r4&feature=related
 → ※ ×Pierreではなく、○DOVE COMINCIA IL SOLEのオーケストラバージョンと判明。てっきり全盛期の作品かと思い込んでいた。65歳を過ぎてこんな美しいメロディーを創造できるRobyに脱帽です。

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I Pooh TシャツとI Pooh ブレスレット 
サイン入り色紙は残念ながら抽選でハズレ。ハズレ券だけ記念に持って帰りました。



posted by カンカン at 13:10| 神奈川 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアのロック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月29日

レ・オルメLe Orme初来日 第2回イタリアン・プログレッシヴ・ロック・フェスティヴァル part1

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遂に実現したLe Orme来日公演
 
今日の1曲
レ・オルメLe Orme / La Via della Seta 2011年
Le Orme / Collage 1972年イタリアLP最高位3位
Le Orme / Una Dolcezza Nuova 1972年イタリアLP最高位1位
Le Orme / Gioco di Bimba 1972年イタリアシングル最高位4位
Le Orme / Felona e Sorona 1973年イタリアLP最高位2位
Le Orme / 無への回帰 Ritorno Al Nulla 1973年イタリアLP最高位2位
Le Orme / 5月 Maggio 1973年イタリアLP最高位10位
Metamorfosi / 広島 Hiroshima 1972年
Le Orme / Sguardo Verso il Cielo 1971年イタリアシングル最高位17位


 第2回イタリアン・プログレッシヴ・ロック・フェスティヴァルItalian Progressive Rock Festival に行ってきました。数年前、来日が中止になってしまったレ・オルメLe Ormeが遂に初来日しました。Le Ormeの来日を機会に本ブログも「あしあと(レ・オルメ)U」として再スタートしようと思います。



Le_Orme Wikipedia 
イタリアの音楽史の一部ともいえるレ・オルメは歴史を映す鏡でもあった。
http://it.wikipedia.org/wiki/Le_Orme

 Le Ormeは2011年に新作La Via della Setaを発表しました。驚くことに1967年のデビュー以来バンドの顔だったAldo Tagliapietraが脱退し、ボーカルにMetamorfosiの看板ボーカルだったJimmy Spitaleri が参加。そしてLe Ormeの名前はMichi dei Rossiが継ぐことになりました。グループの中での意見の対立が想像できますが、Aldo TagliapietraはLe Ormeの名前を使わずにオリジナルメンバーのTony PaglucaとLe Ormeの音楽を続けています。分家の方がオリジナルメンバーの数が多いという事態になっています。
 日本で強引に例えるなら、Mr.Childrenが分裂してボーカルが独立し、他のメンバーが桑田圭祐を実力派新ボーカルとして迎えMr.Childrenとして活動するような異変です。当初は今回の来日も、金額も高いこともありLe Ormeの日ははずそうかと思いました。しかし、本ブログのタイトルにもさせていただいており、このような事態こそLe Ormeの足跡であり見ておくべきではないか、また新作にも日本の絵が描かれていて彼らの来日への思いが感じられたので行くことに決めました。

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左: Le OrmeのサインMichi dei Rossi Michele Bon Jimmy Spitaleri
右: Le Ormeの来日記念Tシャツ

 ライブはシルクロードをテーマにした新作La Via della Setaから始まりました。レ・オルメの音楽の変遷はイタリアの音楽史の変遷に重なっていたのですが、1997年からレ・オルメの方向はProgressive期に戻りました。今回も基本的にその路線です。新作からは数曲演奏されました。よく練られた演奏で曲自体は力強く美しいものの、往年の名曲ほどの輝きはありませんでした。しかし、Jimmy Spitaleri の存在感は予想以上に大きく、新作なので違和感もありませんでした。

Le Orme / Il Romanzo di Alessandro
http://www.youtube.com/watch?v=P7eTBVuYegI&feature=related

Le Orme / La Via della Seta
http://www.youtube.com/watch?v=6cYCmDfYmz0
新作の中で印象深い曲。今回は演奏せず。

Le Orme / La Via della Seta Live
http://www.youtube.com/watch?v=WTm8GajF-wQ&feature=related
新レ・オルメのLive映像。

日本が描かれている新作のジャケット


 3曲が終わるとドラムのMichi dei Rossiが大喜びで前に飛び出してきました。本当に陽気なおじさんという感じです。興奮気味に日本に来れてよかったと喜んでいます。メンバーを順に紹介。「MetamorfosiのJimmy Spitaleri」と、レ・オルメの新しいボーカルを紹介しました。

 Michiは「これから演奏するのは4枚のLP、Collage, Uomo di pezza, Felona e Sorona, Contrapunttiからです。」と一番人気のある1971年から1974年の作品の名前を宣言。「まず、Collage!」とレ・オルメのテーマソングCollageがスタートしました。

Le Orme / Collage
http://www.youtube.com/watch?v=RjPLnv7IpUU
ドメニコ・スカルラッティの中間部も美しく再現。

 Le Ormeの方向性を決めたアルバムCollageは、ムーグやメロトロンをあまり使ってないことと、イタリアのように詞が評価されないので日本では人気が高くありません。初恋をテーマにしたEra invernoは演奏されましたが、レ・オルメの最重要曲の一つであるSguardo verso il cieloが日本で人気がないためか、カットされてしまったのが残念です。

よくみるとAldoはMichiの持つ十字架に串刺しにされている


 続いてイタリアのLPチャートで1位になったUomo di pezzaからUna Dolcezza Nuova 。Jimmy Spitaleriがどう歌うか見ものでしたが、ここはギターの人が歌いました。ハイトーンでしたが、やはりAldo Tagliapietraのアルトとは違う。Aldoのたよりない声が魅力というのも無二の個性だとあらためて実感しました。

Le Orme / Una Dolcezza Nuova
http://www.youtube.com/watch?v=zWGK-gpg34g
イントロのバッハのシャコンヌのメロディーを大音量で聴けて感動。

 続いてUomo di pezzaの2曲目で、イタリアでシングルヒットしたGioco di Bimbaです。ここでJimmy Spitaleriが再登場。イタリアのテレビでもJimmy Spitaleriが歌ったことについては違和感を感じた人が多く、批判的な意見が多いようです。しかし、レ・オルメというイタリア史に残るバンドのボーカルを誰にするかについてはMichi dei Rossiも相当悩んだのだと思います。結論として、イタリアンロック史では亡きAreaのDemetrio Stratosと並んで高い評価を受けているMetamorfosiのJimmy Spitaleriに白羽の矢が立ったのでしょう。ライブではJimmy Spitaleriの存在感の大きさが、アルトからテノールになったことへの違和感を感じさせませんでした。

LE ORME / Gioco di Bimba 唄Jimmy Spitaleri
http://www.youtube.com/watch?v=Sz8IVMwMkhM&feature=related
テレビ映像
http://www.youtube.com/watch?v=YPW6CHtjFdg&feature=related
ライブ映像 



 さらにLa porta chuisa。白髪の長髪という堂々たるルックスもあってJimmy Spitaleriのボーカルは名役者を見るような輝きと説得力があります。中間部の急止に続く歓声の後、一番聞きたかった間奏部分のバッハのシャコンヌもMichele Bonの解釈によるパイプオルガンの大音量で鳥肌が立ちました。

レ・オルメLe Orme / Live メドレー
http://www.youtube.com/watch?v=j9Pde5mHmFY&feature=related
1975年の貴重ライブ映像。 0:00 Cemento Armato 1:34 Era Inverno 4:12 La porta chuisa 5:40 バッハ/シャコンヌ 6:48 Collage

 続いてメロトロンの名曲Breve Imagineは日本のファンを意識したものと思われます。残念ながらメロトロンは使いませんでした。ギター(かベース)の人が歌いましたが、これもJimmy Spitaleriの唄で聞きたかったところです。前の方にいる金髪のイタリア人の女性たちが最後のところで喜んで反応していたので、I Poohファンと思いましたが、Le Ormeも好きなのかなと思いました。イタリア人で文通していた友人も「プログレだけはついていけない」と言っていましたがLe Ormeだけは認めていました。イタリアではLe Ormeには幅広いファンがいるようです。続いてFigure di Cartone。これもギターの人が歌いました。Uomo di pezzaは捨て曲がありません。

Battistiあたりがいなければイタリアで1位になっていたFelona e Sorona。
こんな暗い絵のLPがレコード店のウィンドウを賑わせていたのだからイタリア人は陽気なだけではない。


 そして最高傑作と評価されるFelona e Sorona。イントロのフーガが始まりました。イタリアではツインキーボードのようですが、来日では一人なので少し残念。1曲目では、Jimmy Spitaleriが語るように歌いました。唯一の明るい曲FelonaでJimmy Spitaleri はAldo Tagliapietraとは別の世界を自分の物にしていました。そこから、2〜3分でつないで一気に最終曲Ritorno al nullaへなだれ込みました。

Le Orme / Felona e Sorona
http://www.youtube.com/watch?v=Gd70mBrJFqc&feature=related
全曲。

Felona e Soronaのプロモーションシングル。2分ほどのFelonaにRitratto di un mattinoの後半部分をMixした構成。B面はGens。Le OrmeのBreve ImmagineとGensが同じメロトロンを使用しているとも想像できる。
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 Felona e Soronaはフェローナ星という明るい星と、ソローナ星という暗い星という2つの星が最後に破滅するというストーリーに基づくトータルアルバムで、当時のアメリカとソ連のベトナムでの代理戦争を暗示するものでした。またジャケットに描かれた絵からは男女の別れも感じさせ、ダブル・ミーニング、トリプル・ミーニングを含むものでした。先日**さんが赤ちゃんとお母さんを連れて相談に来ました。**さんが離婚すると3代続いて離婚することになり、お孫さんを自分のような母子家庭にしたくないとお母さんは離婚に反対しました。しかし、**さんは夫の暴力を思い出し、フラッシュバックして泣き出してしまいました。このまま夫婦でいたらお孫さんの笑顔もなくなりますと説得したら、お母さんは、だんだん笑うようになったお孫さんを抱っこしながら、**さんの離婚に納得されました。そして今回Le OrmeはAldo TagliapietraとMichi dei Rossiいう2つの星に分裂してしまいました。このままの状態で爆発して消滅するよりも生き延びる道を選んだ結果なのでしょう。

Le Orme / 無への回帰Ritorno Al Nulla
http://www.youtube.com/watch?v=cVLTsOm5PkI&feature=related
イタリア音楽の歴史上、最も悲観的な音楽。後のハードテクノやサイケデリック・トランスの原型ともいえる。最後はBeatlesのA day in the lifeの模倣による破滅的なエンディング。今回のライブでは1973年オリジナルのムーグシンセサイザーによる暗黒美のメロディーを忠実に再現し、圧倒された。

Le Orme / Felona e Sorona - Live in Modena 1975
http://www.youtube.com/watch?v=lcBGNdovMWU&feature=related
貴重なライブ映像。

Felona & Sorona Tシャツと日本だけ発売されたLP「LIVE ORME」の内ジャケット
1977年頃のレ・オルメの人気がわかる
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 1975年にベトナム戦争が終わると獲りついた悪魔が去ったようにLe Ormeの音楽は明るくなります。1976年に2人目のギタリストを迎えたレ・オルメは、2枚の1位になったシングルヒットでポップバンドとして成功しました。その1977年の頃のライブ音源は日本だけでLIVE ORMEとして発売されました。そこでの「無への回帰Ritorno Al Nulla」のエンディングは破滅的なものではなく、まるでカーニバルのお祭り騒ぎのような楽観的な解釈によって演奏されています。そこにはまるでJames BrownのLiveのようなPositiveなエネルギーが充満しています。25年前、自分の人生の転機のときに、毎日のようにそれを聞いて不安を拭うことができ、それ以来Le Ormeは私にとって一番重要なバンドになりました。


 
 アンコールは日本で人気が高いMaggioでした。最後にMichi dei Rossiが嬉しそうに挨拶しました。Jimmy Spitaleriが一番先にステージから去ってしまったのが気になりました。Michi dei Rossiもやはり、Aldo Tagliapietraが抜けたことをどのように日本のファンが評価しているのか不安を隠すためにわざと明るく振舞っていたようにも思えました。

Le Orme / 5月Maggio
http://www.youtube.com/watch?v=545vO52c6L4
聞き所は2:15 4:15 7:35




 Le Ormeの後のI Poohのライブが盛り上がって終わると、出口にJimmy Spitaleriがいてびっくりしました。私は緊張しながらMetamorfosiが好きですと言って握手してもらいました。ステージでは大男に見えましたが、身長は私と変わりません。イタリア人としてはかなり小さい方でしょう。幸運にもレ・オルメのサイン色紙が抽選で当たりました。そこには、Michi dei RossiとMichele Bonの名前がありましたがJimmy Spitaleriは遠慮したのか名前がありません。そこで同じ色紙にJimmy Spitaleriのサインをもらいました。

Metamorfosi ホームページ
http://www.metamorfosi.me/enmain.htm

 核戦争にもっとも近づき、現実化しそうになったのがベトナム戦争のときでした。Le OrmeのRitorno Al Nullaは核戦争による世界の終末を暗示していました。OsannaのL’uomoもそうでした。IL Paese dei ballochiは幸福だった子供の頃の記憶に逃避しました。
 1972年にJimmy SpitaleriのいたMetamorfosiは広島Hirosimaという曲を録音しています。日本ではタイガースが廃墟の鳩で暗喩的に訴えたことを直接的に作詞者Jimmy Spitaleriは詞に託しています。おそらく、広島をタイトルにした歌は世界で2曲目でしょう。Jimmy Spitaleriは出口にずっと立っていました。40年間の日本に対する思いが彼をそうさせたのだと思います。Metamorfosiがもっと評価され、来日することを望みます。BancoをトリにしてMetamorfosiとペアにすれば集客的にも問題ないのではないでしょうか。

Metamorfosi / 広島 Hiroshima 1972年
http://www.youtube.com/watch?v=WZXSg84fCn0
1stアルバムから。

(Hiroshimaより)
一筋の光は消え すでに夕闇の中
私は悲しみにくれ思考は停止している
・・・・・
兄弟よ あなたはすでに許された
ある化け物があなたを地上から消し去り 死をもたらした
今あなたの心は引き裂かれている
怖れるでない たとえあなたが苦しむ人々に出会おうとも
彼らはあなたの顔に許しを乞う兄弟の姿を認めるだろう
ヒロシマ ヒロシマ

Metamorfosi / La Chiesa delle Stelle
http://www.youtube.com/watch?v=pc4Uh7TzI-I&feature=related
Metamorfosiのライブ。Demetrio Stratosと並び称される圧倒的な歌。2004年のダンテ「神曲・天国編」をテーマにした3rd Paradisoが素晴らしい。

ダンテ「神曲・地獄編」をテーマにした2nd Inferno



Le Orme / Sguardo Verso il Cielo 1971年
http://www.youtube.com/watch?v=nhW8Ovr6qE8&feature=related
戦争や死に対する虚無感を歌ったイタリアでは画期的な内容の曲。
8:40〜Jimmy Spitaleriの新解釈が素晴らしい。

 レ・オルメというバンドのひとつの困難な時期の足跡をライブで見れたことを、とても幸運だったと思っています。素晴らしいライブでした。


posted by カンカン at 14:52| 神奈川 | Comment(4) | TrackBack(0) | イタリアのロック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月15日

桜満開

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近所のせせらぎと桜

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posted by カンカン at 10:55| 神奈川 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月24日

第1回 「あしあと(レ・オルメ)音楽大賞」 大賞

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本田美奈子「新世界」 カール・リヒター「マタイ受難曲」 
James Brown「Paris 1971」 フジ子・ヘミングの軌跡
雪とあしあと(2月撮影)

今日の1曲
<672> バッハBach カール・リヒター(Karl Richter)指揮
    / マタイ受難曲第1曲 St. Matthew Passion BWV 244
<673> 本田美奈子 / AmazingGrace


  □□君も保護観察になり、ほっとしています。
  3年9ヶ月のブログを振り返る第1回「あしあと(レ・オルメ)音楽大賞」も今回が最終回、大賞の発表です。




  あしあと「大賞」は2組です。

  まず、バッハのカール・リヒター指揮/ マタイ受難曲の第1曲です。もう年もとり、若い頃のように感動する音楽に新たに出会えることはないだろうと思っていました。
  しかし、マタイ受難曲の第1曲はすべてを超えていました。

  純粋な宗教音楽であるがために、他のバッハの曲と異なり簡単に流せないことも気がつかなかった原因だと思います。36年前にやはりドイツのTangerine Dream / Alpha CentauriのB面のラスト5分で辿りついた宗教的感動と同じものがありました。

  ユダヤからプロテスタントに改宗後も迫害を受けたというメンデルスゾーンが20歳で再現公演をするまで、マタイ受難曲を誰も知りませんでした。モーツァルトやベートーベンが生前に知っていたら、音楽史に及ぼした影響は大きかったでしょう。

 
あしあと大賞
バッハBach / マタイ受難曲第1曲 St. Matthew Passion BWV 244 (Karl Richter)
http://www.youtube.com/watch?v=pf4UNJqv_-A&feature=related
壊れていた体が回復してきた頃、いつも10分のこの曲を3回繰り返して聞きながらランニングのトレーニングをした。体に力が湧いてきて30分間のランニングが苦にならなかった。バッハのベースの低音部は素晴らしいが、この曲は凄すぎる。G線上のアリアが好きな□□君にも教えました。

コテコテ大阪弁訳「マタイ受難曲」第1曲
http://www.youtube.com/watch?v=EW63dWn88Tw
固い意訳よりも心に入ってきます。




  最後までお付き合いいただきありがとうございました。もう一人の第1回「あしあと音楽大賞」大賞は、今は亡き本田美奈子さんです。本田美奈子さんの魂によって勇気付けられたあの場所、あの日々を私は決して忘れることはないでしょう。


あしあと大賞
本田美奈子 / AmazingGrace
http://www.youtube.com/watch?v=duPkHNH3m6I&feature=related



本田美奈子 / 新世界
http://www.youtube.com/watch?v=D8ywTk6pRr0
http://www.youtube.com/watch?v=aJ2b6LkF2eU





posted by カンカン at 15:48| 神奈川 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | 第1回あしあと(レ・オルメ)音楽大賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月20日

第1回 「あしあと(レ・オルメ)音楽大賞」 癒される音楽大賞

今日の1曲
<671> フジ子・ヘミングFujiko Hemming
    / 慰めConsolation no.3(リスト LISZT)





「癒される音楽大賞」
  フジ子・ヘミング

  いよいよ、本ブログの第1回「音楽大賞」発表も残り2回になりました。
  今回は、本ブログの究極のテーマである「元気が出る音楽」「癒される音楽」の後者。
  「癒される音楽大賞」はピアノのフジ子・ヘミングさんです。

  5年前ピアノを習いましたが、初心者の曲を譜面どおり弾くのさえたいへんでした。
  フジ子さんのピアノの演奏は、演奏家、芸術家の領域を超えて私にとっては心の治療家のような存在です。

  今鑑別所で会っている□□君に好きな音楽を尋ねたら、16歳で意外にもジョン・レノンの「イマジン」と言われてびっくり。さらにバッハの「G線上のアリア」とのこと。
  □□君にもフジ子さんのピアノを聞くように勧めようと思います。

フジ子・ヘミングFujiko Hemming / 慰めConsolation no.3 LISZT
http://www.youtube.com/watch?v=I7L0lMyqNnY
他にもリストの「愛の夢」「ため息」、ショパンの「ノクターン」「別れの曲」など、フジ子・ヘミングのピアノソロは、すべて心が癒される。パブロ・カザルスの無伴奏チェロ組曲第1番ト長調「前奏曲」、セロニアス・モンクが1954年にパリで録音したRound about midnightと並ぶソロ芸術の最高峰。





posted by カンカン at 10:40| 神奈川 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | 第1回あしあと(レ・オルメ)音楽大賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月17日

第1回「あしあと(レ・オルメ)音楽大賞」部門賞10 元気が出る音楽大賞

今日の1曲
<669> ジェームス・ブラウンJAMES BROWN & The Famous Flames
    / Out of sight & Night train (1964)
<670> ジェームス・ブラウンJAMES BROWN & JBs
     / Get up, get into it, get involved & Soul Power (Olympia 1971)


JBの奇跡を捉えた3枚組DVD



  3年9ヶ月のブログの一区切りとして心に残った音楽を選出しています。
  部門賞もいよいよ最後になりました。
  今回は、当ブログで一番登場回数の多かったアーティストです。


ベスト・ダンサー部門
 ジェームス・ブラウンJAMES BROWN
 
  歴史上最も優れたベスト・ダンサー部門は、ジェームス・ブラウンJAMES BROWNを選出しました。残念ながらバレエ・リュス団長のディアギレフが映像嫌いだったために1920年代の天才ニジンスキーの動く姿は全く残っていないようです。

  マイケル・ジャクソンも師匠のJBがベスト・ダンサーならば異論はないでしょう。
  JBにしかできない、まさに唯一無二の足さばきに注目。
  もし「跳躍の神」ニジンスキーがJBを見たらどんな感想を持ったでしょうか。

ジェームス・ブラウンJAMES BROWN / Out of sight & Night train http://www.youtube.com/watch?v=ujwknJYrEm4&feature=related
伝説のTAMI show 1964年。1曲目はFunk musicの原点と評価されているOut of sight。見所は0:20〜0:50、1:40~1:50、2:15~3:30。 9:30〜Night trainで体力の限界に挑戦。私のダンスの最大の師匠です。

JBのリズム革命を捉えた4枚組CD



元気が出る音楽大賞
  JAMES BROWN / Soul Power

  いよいよ大賞部門に突入。本ブログの当初のテーマは「元気が出る音楽」と「癒される音楽」の紹介でした。そのテーマは暗黙の内に今日まで続いています。そこでまず「元気が出る音楽大賞」として、再びJAMES BROWNのその名の通りSoul Power。

  JAMES BROWNは人気の点ではMichael Jacksonに到底及びません。しかし全世界のミュージシャンに与えたリズム革命の影響力は、エルビスやビートルズに匹敵するものがあります。そのエルビスやビートルズにさえも衝撃を与えました。

  JBが影響を与えたのは、Rolling Stones, Led Zeppelin, Iggy Pop,ドイツのCan,イタリアのOsanna,日本のGolden Cups…。そしてDiscoはJBの子, Hiphop, House, TranceはJBの孫といえます。JBの先祖は日本人と言われています。

  1965年のベトナム戦争開戦と共に、1964年にJBが創ったFunkリズム革命は曲ごとに進化し,1971年のBassブーツィー・コリンズを擁するJBsにおいてピークに。フランスで最も伝統あるパリ・オランピア劇場での熱狂的な奇跡の映像が残っています。

JAMES BROWN / Get up, get into it, get involved & Soul Power (Olympia 1971)
http://www.youtube.com/watch?v=uQhV008vUpc&feature=related
1時間を超える全盛期のJBショー。JBのリズムが世界に元気を与えた。見所多数。0:20〜0:50導入部。3:15〜4:00叫び。19:35~20:20高速ステップ。 28:05~29:00マイクパフォーマンス 41:00~42:05バラード 43:20〜44:00軍隊さながらの統率力 48:30Vickyの仁王立ち。54:20~55:05ファン乱入。1:02:10〜 Get up, get into it, get involved  1:06:08〜 Soul Power〜終演。

Michael Jackson & James Brown
http://www.youtube.com/watch?v=ZN48lsXL1oA&feature=related

映像とは違う日のオランピア劇場のライブを収録。


posted by カンカン at 20:10| 神奈川 雨| Comment(0) | TrackBack(0) | 第1回あしあと(レ・オルメ)音楽大賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月15日

第1回 「あしあと(レ・オルメ)音楽大賞」部門賞パート9

今日の1曲
<667> エルビス・プレスリー Elvis Presley
   / ラブ・ミー・テンダー Love Me Tender (1958)
<668> クラウス・シュルツ Klaus Schulze
   / バイロイトの回帰 Bayreuth Return (1975)




アジア・ダンサー部門
  大野一雄(1906-2010)

  アジアのダンサー部門として、今や世界的に評価されたButo Danceの創始者の一人である故大野一雄氏です。舞踏を少しかじっていた高校生のころは、白塗りの変なおじいさんだが、なんか凄い人なんだろうなという印象しかありませんでした。

  10年ぐらい前、幸運にも一度だけ彼の舞踏リサイタルを見ることができました。
  息子さんに介助されて目の前を通る姿を見て、踊ることは人生そのものなのだということを大野さんから学ぶことができました。

大野一雄「美と力」(ラ・アルヘンチーナ頌)
http://www.youtube.com/watch?v=cG4H4yeNHs0
体育学校(現日本体育大学)で学ぶ陸上選手だった大野は、1928年、22歳のときに友人に誘われて帝国劇場で伝説の女性舞踊家、ラ・アルヘンチーナを見て衝撃を受け、ダンスを志した。1977年、71歳のときに初演されたラ・アルヘンチーナに捧げた代表作。4分22秒の間に、同じ動きがひとつもない。

1999年 ヴェネツィア
http://www.youtube.com/watch?v=I-C1s67laHA&NR=1&feature=endscreen
イタリアで第1回「ミケランジェロ・ アントニオーニ賞」受賞。構築だけではなく、崩壊もまた芸術であることに世界が感動した。

2002年 東京
http://www.youtube.com/watch?v=retkrupRUqA&feature=related
9年間従軍した第二次世界大戦で見たことを生涯、話さなかったという。
 
Elvis Presley / Love Me Tender
http://www.youtube.com/watch?v=HZBUb0ElnNY
大野一雄の舞踏リサイタルでは、クラシック、タンゴ、日本の民謡など実に様々な音楽が使われていました。 

Klaus Schulze / Bayreuth Return
http://www.youtube.com/watch?v=2wVp3entqjQ
舞踏リサイタルのピークのところで、4:30あたりから3分程度流れていたのを覚えています。




posted by カンカン at 13:32| 神奈川 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | 第1回あしあと(レ・オルメ)音楽大賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月10日

第1回 「あしあと(レ・オルメ)音楽大賞」部門賞パート8


今日の1曲
<666> Earth & Fire / Song of the Marching Children(1972)



女性ロッカー部門
オランダ部門
メロトロン部門
 アース&ファイアーEarth & Fire / Song of the Marching Children

  そろそろ大賞発表に近づいてきました。
  今回は、女性ロッカー部門、オランダ部門、メロトロン部門というこだわりの3部門を総括する代表としてアース&ファイアーです。

  ベトナム反戦運動から生まれたフラワー・チルドレンは、オランダのアムステルダムにも波及し、素晴らしいバンドの多くの傑作が生まれました。ムーブメントはベトナム終戦により潮が引くように消えていきました。

Earth & Fire / Song of the Marching Children ライブ
http://www.youtube.com/watch?v=zZ77xgpuhB0&feature=related
0:30でメロトロンが大写しになる貴重映像。ヒッピーギャルの風貌だったJerneyはベトナム戦争の泥沼化により2年で美神に変貌。ロックのひとつの頂点。終戦により普通の綺麗なお姉さんになってしまいました。

Earth & Fire / Song of the Marching Children 全曲
http://www.youtube.com/watch?v=3lHFBbk7gT4&feature=related
30年以上前にLPで聞いたときは1曲目で3rdや4thより音が軽いと思って感動しなかったが、久々に聞いて感動。溢れ出るメロディーが素晴らしい。

検索するとEarth Wind & Fireばかり出て困る


Earth Wind & Fireの誤字。終戦で笑顔に。


posted by カンカン at 12:23| 神奈川 雨| Comment(0) | TrackBack(0) | 第1回あしあと(レ・オルメ)音楽大賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月06日

第1回 「あしあと(レ・オルメ)音楽大賞」部門賞パート7


今日の1曲
<664> 行け!タイガーマスク
<665> Uomo tigre(イタリア版)




アニメ部門
  「タイガーマスク Uomo Tigre」

 本ブログでは、アニメと言えばタイガーマスク。
カトリックのイタリアで熱狂的なファンが多いというのも頷けます。
 思い出のシーンを振り返ります。


第1話「黄色い悪魔」
http://www.youtube.com/watch?v=JmVMWkxRkhM&feature=related
3:00〜5:20 ちびっこハウスが経営難で解散する日に上野動物園で、伊達直人がルリ子の前で「虎のように強くなって、悪い大人ずるい大人をやっつけるんだ」と誓うシーン。

第5話「決死の虎」
http://www.youtube.com/watch?v=J6FZlddFvdc
8:15〜10:15 ジャイアント馬場が、子供がタイガーを恐れずにサインを求めるところを見て、反則魔タイガーマスクの本質に気づくシーン。

第6話「恐怖のデスマッチ」
http://www.youtube.com/watch?v=DIYsGvYD_RM&feature=related
7:49〜 「タイガーのような悪役になって人生をわたってやる」と言う健太に「この子に正しい道を教えてください」と、ルリ子がタイガーマスクに頼むシーン。

第27話「虎よ目を開け」
http://www.youtube.com/watch?v=mToUPRT0klY
3:00 タイガーマスク伊達直人が手術代を寄付した少女の目の手術が成功する。

第102話「虎の穴の真実」
http://www.youtube.com/watch?v=jayPEwOF3OU&feature=related
7:38〜 タイガーマスクが伊達直人であることをルリ子に打ち明けるシーン。

「平成虎の穴」エピソードガイド
http://www4.airnet.ne.jp/pancra/tiger/index/anime.html

行け!タイガーマスク
http://www.youtube.com/watch?v=zyRuAV6Gssw&feature=related

Uomo tigre イタリア版 テーマソング
http://www.youtube.com/watch?v=G_CS9Qx26ew



posted by カンカン at 01:06| 神奈川 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | 第1回あしあと(レ・オルメ)音楽大賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月03日

第1回 「あしあと(レ・オルメ)音楽大賞」部門賞パート6

今日の1曲
<663> リアーナRihanna
/ ドント・ストップ・ザ・ミュージックDon't Stop The Music (2007)




お世話になりました部門
「渋谷のクラブ」


  昔は踊りに行くといえば六本木でしたが、今は渋谷が中心。ブログを始めてから2ヵ月後に初めて渋谷のクラブに行きました。おかげさまで壊していた体調も回復し試験も合格、仕事もできるようになりました。

  ここで改めて渋谷のクラブの皆様、おじさんのダンスを応援してくれた少年、ギャルたちに感謝したいと思います。これからもダンスを進化させます。東京に来た際は、皆様もぜひ渋谷のクラブにお寄り下さい。

Club atom 
http://www.youtube.com/watch?v=YqFpmM8Z7pA
3フロアーで違う音楽が流れます。

club camelot
http://www.youtube.com/watch?v=76zavZu9zU4
こちらも3フロアーで楽しめます。

womb
http://www.youtube.com/watch?v=mP-P0D7erzM&feature=related
最大級のスピーカーがあります。

axxcis  
http://www.youtube.com/watch?v=SMWkQmHscEA
JR新南口の駅前にあります。

nuts (閉店) 
http://www.youtube.com/watch?v=RExRcce4clw&feature=related
ダンサーの集まる店でした。

club ELF 
http://www.youtube.com/watch?v=a16AvWXKJ08
nutsの後にできました。

the Room
http://www.cogito.st/the-room/schedule/
小箱と呼ばれるアシッドジャズ系

道玄坂gaspanic (閉店)
http://www.youtube.com/watch?v=sqmJomPV3Q4
道玄坂YAMAHAの隣にありました。

江ノ島RAVE 
http://www.youtube.com/watch?v=RmCgcfaElA4&feature=related
海にはトランスが合う? 5:57からの曲がお勧め。

vuenos
http://www.youtube.com/watch?v=pe5e2yN_-8s
ここはまだ行ったことがありません。4:50から女の子がダンス。

リアーナRihanna / ドント・ストップ・ザ・ミュージックDon't Stop The Music
http://www.youtube.com/watch?v=ajeHslhKuGU
日本のクラブ・ミュージックの主流はトランスからハウスへ。そこにHIPHOP、レゲエやかつてのディスコサウンドなどもかかり、ALL MIXというジャンルが定着してきました。Rihanna のDon't Stop The Musicは、マイケル・ジャクソンも含むあらゆるダンス音楽の要素を取り入れた近年を象徴する曲だと思います。





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2012年02月29日

第1回 「あしあと(レ・オルメ)音楽大賞」部門賞パート5

今日の1曲

<658>  Paul McCartney / Please Please Me(1963)
<659>  LED ZEPPELIN / Communication Breakdown (1969)
<660>  オザンナOsanna / L’uomo (1971)
<661>  レ・オルメle Orme / Sguardo verso il cielo (1971)
<662>  左とん平Tonpei Hidari
/とん平のヘイ・ユウ・ブルースHey You Blues (1973)

  今日は関東も雪です。
  3年8ヶ月のブログの足跡をたどる「あしあと(レ・オルメ)音楽大賞」
  部門賞の5回目です。


ビートルズ部門
Paul McCartney / Please Please Me(1963)
http://www.youtube.com/watch?v=8MWVo1fjRsQ
数あるビートルズの中から、初めて彼らがイギリスで1位になったこの1曲。ポールの感動的なライブです。自分もポールのライブに行ってみたい。
http://www.youtube.com/watch?v=he0B0VMxCsw
こちらは全盛期のアメリカ公演。リンゴのドラムのかっこよさに気がついたカメラのセンスに脱帽。



ブリティッシュロック部門
LED ZEPPELIN / Communication Breakdown (1969)
http://www.youtube.com/watch?v=p5BpSwVhsmI
激戦区を制したのはレッド・ツェッペリン。カラーが進んでいたフランスでの貴重映像です。「ボンソワール」の挨拶からの1曲目。43年前にこの演奏。ビートルズの世界とは違う初めて見る大音量のロックに観客が凍り付いています。



プログレッシブロック部門
オザンナOsanna / L’uomo (1971)
http://www.youtube.com/watch?v=cAWQVkLyv3A
歌・演奏だけでなく、詞、プルチネラから影響を受けた演劇性などを総合し、強力なイギリス勢を押さえてイタリアのオザンナを選出しました。最近イギリスのバンドもOsannaのファンだったことが明らかになってきました。カラー映像も斬新。歌う泣きのベースライン、2:04のローランド・カーク奏法による狂気のSAX、原爆の映像…背後に重いベトナム戦争の影が。
http://www.youtube.com/watch?v=pilrnypzWgU
こちらは、当時のまだ白黒が主流だったイタリアのテレビ技術を駆使した映像。1:10あたりから右後方の男が危ない動きをし出すところに注目。



イタリアンロック部門
レ・オルメle Orme / Sguardo verso il cielo (1971)
http://www.youtube.com/watch?v=D3Y0ofxcz7o&feature=related
本ブログのタイトルになっているバンドのために再び強引な部門設定。それまでラブソングと英米のカバーしか歌えなかったというイタリアの音楽界で、初めて死生観を前面に打ち出して12位までヒットした画期的な曲。こちらも今日のテレビでは失われた精神と緊張感が漂う映像。
http://www.youtube.com/watch?v=MT2hvotzoDA&feature=related
こちらは原曲。詞、曲だけでなく、2:00、3:00あたりの構成が重要な内容になっている。



番外編部門
左とん平Tonpei Hidari /とん平のヘイ・ユウ・ブルースHey You Blues (1973)
http://www.youtube.com/watch?v=BJ3vH7_Xw38&feature=related
本ブログで大きな存在を占める番外編からこの1曲。中学のときはテレビで見て、ただの変な歌だと思いましたが、年をとってこの歌の持つ重さを実感しています。もちろんクラブシーンで評価されたサウンド面も素晴らしい。2:53から展開する恐るべき深淵。行きつけのバーでこれを聞いていれば太宰治も自殺を思いとどまったかもしれない。




posted by カンカン at 10:00| 神奈川 雨| Comment(0) | TrackBack(0) | 第1回あしあと(レ・オルメ)音楽大賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月25日

第1回 「あしあと(レ・オルメ)音楽大賞」部門賞パート4

今日の1曲
<653> マーヴィン・ゲイMarvin Gaye / Mercy, Mercy Me (1971)
<654>  山口冨士夫 / イマジン (2010)
<655>  ジョニー・ハリデイJOHNNY HALLYDAY
    / とどかぬ愛QUE JE T'AIME 日本語ヴァージョン (1974)
<656>  デミス・ルソスDemis Roussos / My Only Fascination (1974)
<657>  エリーザとアンドレア・ボチェッリElisa e Andrea Bocelli
   / 静けさの声La voce del silenzio (2005)


 2008年6月から始めた本ブログ。
 区切りとして3年8ヶ月で印象に残った曲をセレクト中。
 どんどん増えていく部門賞の4回目です。


ソウル部門
マーヴィン・ゲイMarvin Gaye / Mercy, Mercy Me (1971)
http://www.youtube.com/watch?v=U9BA6fFGMjI
ベトナム反戦、社会問題をソウルで初めて正面から扱った傑作アルバムから。空に飛び立っていくようなイントロが素晴らしい。日比谷DIANAでこの曲で踊れたのも感激。



カムバック賞
山口冨士夫 / イマジン
http://www.youtube.com/watch?v=Y3joTSK9h4U&feature=related
病気でもはや再起不能かと思われた我が心のヒーローの一人、山口冨士夫が復活。1970年代前半、日本で最高のロックギタリストと評され、マイケル・ジャクソンのようなイケメンだった人です。先日、音楽スクールで山口冨士夫のいた「村八分」を実際に見た音楽ディレクターに会いました。「他のバンドとは違う存在感と佇まいがあり、音がとにかく大きかった」という話を聞きました。
http://www.youtube.com/watch?v=RrLYbBxEzEY 
20年ぶりに見たライブ。骨の髄でギターを弾いていて感動しました。
http://www.youtube.com/watch?v=G67La8rz01E&feature=related
1974年の名曲「からかわないで」



フランス部門
JOHNNY HALLYDAY / とどかぬ愛QUE JE T'AIME
http://www.youtube.com/watch?v=LZtaM5NWQvM
イタリアばかりなのでフランスも。フランス史上最大のスーパースターの唯一の強烈な日本語ヴァージョンです。山口冨士夫と同様、孤児だった過去を持つ。フランスでは他にフランソワーズ・アルディの目を見張るカラー映像が1曲ありましたが消失して残念。



頑張れギリシャ部門
Demis Roussos / My Only Fascination
http://www.youtube.com/watch?v=SD1U6qCtpKE&feature=related
さらに強引な部門設定。ヨーロッパ経済の元凶のように言われるギリシャにもかつて素晴らしいアーティストを輩出した時期がありました。その代表として「ヨーロッパの歌の神様」と呼ばれたデミス・ルソスです。



デュエット部門
Elisa e Andrea Bocelli / La voce del silenzio
http://www.youtube.com/watch?v=iWDd78rxGRc
ブログを始めて10曲目ぐらいに紹介した懐かしい1曲です。盲目のアンドレア・ボチェッリをサポートするエリーザがいい感じ。1968年サンレモ音楽祭のTony del Monacoが原曲で、MinaやOrnella Vanoniなど多くの歌手が取り上げています。



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2012年02月19日

第1回 「あしあと(レ・オルメ)大賞」部門賞パート3

今日の1曲

<648>  パティ・プラボー Patty Pravo / IL Paradiso(1969)
<649>  John Coltrane / 至上の愛パート3「追究」
A Love Supreme Pt. 3 – Pursuance(1964)
<650>  イギー・アンド・ザ・ストゥージズThe Stooges
/ Search And Destroy (1973)
<651>  クラウス・シュルツKlaus Schulze / Mental Door (1974)
<652>  Gouryella / Ligaya (2002)

 3年8ヶ月のブログで印象に残った曲、というよりも、今までの人生でお世話になった、そして今後も聞き続けるであろう曲を部門ごとにピックアップしています。
 今回は3回目。


白人ダンサー部門
パティ・プラボー Patty Pravo / IL Paradiso(1969)
http://www.youtube.com/watch?v=oK265dL4fX4
http://www.youtube.com/watch?v=9AR8qslDVIc
http://www.youtube.com/watch?v=vyxs-J5lO2s&feature=fvst
Patty PravoはローマのDisco、Piper clubで踊っているところをスカウトされ1966年にデビュー。You tubeではモダンダンスの始祖Isadora Duncanの唯一という30秒の映像もみつかりました。さすがにニジンスキーはありませんでしたが。私はダンスは、振り付けだけで作るものではなく音楽との一体感のもたらす快楽だと思っています。昨日もギャルが近くに来てずっと見ていました。これからもギャルが寄って来るようなダンスを目指します。




ジャズ部門
John Coltrane / 至上の愛パート3「追究」A Love Supreme Pt. 3 - Pursuance
http://www.youtube.com/watch?v=sHkMFLhcKJg
パート3「追究」は、音楽のひとつの極点。ロックしか聴いてなかった高校生の頃、タイトルに惹かれて貸しレコード屋で借りて初めて聞いたジャズ。ぶっとんだ。30年以上ジャズを聴いてこれを超えるものはないです。3:46の奇跡的なピアノの美しさ。ヘッドホンで左右から聞こえるコルトレーンのSAXとエルビン・ジョーンズの機関銃ドラムのバトルの凄まじさは筆舌に尽くしがたい。




パンクロック部門
イギー・アンド・ザ・ストゥージズThe Stooges / Search And Destroy (1973)
http://www.youtube.com/watch?v=EDNzQ3CXspU&feature=related
「コルトレーンがSAXで表現したことを肉体で表現しようとした」というイギー・ポップ。「淫力魔人」というタイトルだけで、30年以上馬鹿にして聞かずにすみませんでしたという反省もこめて選出。本当にいかれていて、それでいてカッコイイ。




ドイツロック部門
クラウス・シュルツKlaus Schulze / Mental Door (1974)
http://www.youtube.com/watch?v=xlEYDu8ZguM
音楽史上、ジャズとトランスを融合させた唯一無二の作品ということで選出しました。11:30-12:30がピーク。エルビン・ジョーンズと並ぶ私のドラムのヒーローです。シュルツは初期のTangerine DreamはElectric Punkだったとも言っています。




トランス部門
Gouryella / Ligaya (2002) Angels at 六本木Velfarre
http://www.youtube.com/watch?v=NZfgXNLY0q8&feature=related
10年介護したおばあちゃんが病院で衰えていくころに何度も聞いて心が救われた曲(結局、死には勝てず体を壊してしまいましたが)。この曲は「トランス」という枠を超えている。0:44から大音量で。



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2012年02月16日

第1回 「あしあと(レ・オルメ)大賞」 パート2


今日の1曲
<644>  クラウディオ・バリオーニClaudio Baglioni
   / ブラザーサン・シスタームーンFratello Sole, Sorella Luna(1972)
<645>  ジョイスJoyce / Clareana (1980)
<646>  シャノンShannon / Let The Music Play (1983)
<647>  ビヨンセBeyoncé / Déjà vu (2006)

 
 3年8ヶ月のブログあしあと。
 思い出の曲を厳選しました。
 部門別の2回目です。


サントラ部門
Claudio Baglioni / ブラザーサン・シスタームーンFratello Sole, Sorella Luna(1972)
http://www.youtube.com/watch?v=uOXv0Ns1ylQ&feature=related
キリスト教を題材にしたイタリア映画で日本でもヒット。当ブログのURLのsolelunaはこの曲からとりました。今でもクラウディオ・バリオーニはイタリアで国民的な人気を持つ歌手です。1:20から静かな感動。日本では英語版のドノヴァンの歌でヒット。他にサントラでは、Rolling Stones, The Who, Runaways等の音楽映画を映画館の最前列で踊りながら見ることにすっかりはまりました。

PAL方式のイタリアVHS。イタリア語版は残念ながらまだ日本では出てません。



ラテン部門
ジョイスJoyce / Clareana (1980)
http://www.youtube.com/watch?v=UD_zA3R_Y8c&feature=fvst
20曲にわたって捨て曲がない奇跡の名盤「フェミニーナ」「水と光」の中の1曲。これ以上のものはブラジルではなかなか見当たりません。この曲はブラジルでヒット。最後の子供達の笑い声は人類の幸福。他にラテンでは、カホンという打楽器のライブが印象に残りました。昨日も仕事で行った地方都市で津軽三味線とカホンのストリートライブがあり、踊らしてもらいました。




ダンスミュ−ジック部門
Shannon / Let The Music Play (1983)
http://www.youtube.com/watch?v=uB_dYLTHsPA
鬼のように数があるダンスミュ−ジック部門では、悩んだ挙句、やはりこの3年間で一番多く聞いたこの曲を。昔から好きでしたが、シャノンのリズムの切り方(特に1:16の肩)にはダンスでも影響を受けました。他に、大好きだった思い出のGino SoccioのIt’s all rightが目黒のクラブでかかったこと、最近のクラブではダンスしていて一番気合が入るRihannaのドント・ストップ・ザ・ミュージックが印象に残りました。

イタリアで絶大な人気のシャノン



黒人ダンサー部門
Beyoncé / Déjà vu (2006)
http://www.youtube.com/watch?v=dkzLYQ5SVc8&feature=related
2:48からのダンスはどんなコンテンポラリーダンスよりもインパクトがあります。クラブでもビヨンセのビデオが流れると真似して踊ってトレーニングさせていただきました。体育会系アーティスト。しかしビヨンセのすっぴんはとても愛嬌のあるお顔で、またファンになりました。



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2012年02月12日

第1回「あしあと(レ・オルメ)大賞」パート1

今日の1曲

<639>  EPO / 音楽のような風 (1985)
<640>  タイガース / 廃墟の鳩 (1968)
<641>  KARA / Jumping (2010)
<642>  D&D / SUNSHINE HERO (1997)
<643>  Sergio Endrigo / Le parole dell'addio(1971)


  おかげさまで、平成20年6月開設以来、本ブログも3年8ヶ月になりました。推計で15万人超、25万アクセスの方にご来訪いただきました。ありがとうございます。ブログの容量がそろそろ限界になり、移転を計画中です。

  これを機会に、今まで1000曲ぐらいご紹介した曲の中から、第1回「あしあと(レ・オルメ)大賞」を独断で選考いたしました。1年目、2年目、3年目などの節目にいつも計画していたのですが、やっと実行です。まずは部門賞からスタートします。


J-POP部門
EPO / 音楽のような風 (1985)
http://www.youtube.com/watch?v=9LOB1ZmIlTQ
トップのJ-POP部門は、ダントツでヘビー・ローテーションだったこの曲です。イヤホン大音量で0:55からが病みつきに。桑田佳祐氏が「この歌が評価されないようじゃ日本の音楽界はだめだ」と言っていたとのこと。他にもJ-POPでは、太田裕美さんのライブ、ユーミンの「卒業写真」をスクールで歌ったこと、尊敬する「現代の宮澤賢治」新沼謙治さんと握手していただいたことなどが思い出に残りました。




J-Rock部門
タイガース / 廃墟の鳩 (1968)
http://www.youtube.com/watch?v=iAUgYy0Swiw&feature=related
J-Rock部門は、私の音楽の原体験であるグループサウンズの中から、日本初の反戦歌でかつオリコン4位になったこの曲を。イントロはモーツァルト。作詞山上路夫・作曲村井邦彦は「翼をください」のコンビ。1:07の高中低音コーラスの拡がり。中学時代から学生運動に参加していた加橋かつみのリクエストで作られ、当時のテレビ番組では原爆ドームの前で歌われた。一昨年は反戦ミュージカル「ヘアー」の再現ライブも見ました。

日本初のトータルアルバム。



K-POP部門
KARA / Jumping (2010)
http://www.youtube.com/watch?v=MEeVkTv-36M&feature=related
安室ちゃん以来15年ぶりにアイドルにはまってしまいました。以前は韓流のおっかけオバサンを馬鹿にしていましたが、今はすっかり自分がおっかけオジサンに。聖地新大久保にもたびたび買い付けに行く。事務所の机にも写真などのグッズを飾ったら事務員さんがあきれています。3:32からジャンピン。




早すぎたで賞
D&D / SUNSHINE HERO (1997)
http://www.youtube.com/watch?v=wDwxyaulOQg
安室、スピードの影で目立たなかった幻の沖縄出身のユニット。歌に加えて、ダンス、ルックスまで総合すればザ・ピーナッツを超えて日本では最高峰のユニットでしょう。KARAに対抗できるのは日本ではこれぐらいか。戦略なしに実力だけで正攻法で勝負するには17年早すぎました。

近所の駅のCD店では週間1位になっていました。



イタリアンポップス部門
Sergio Endrigo / Le parole dell'addio(別れの詩)(1971)
http://www.youtube.com/watch?v=3xa_DbEtX6Y
今では想像もつきませんが、40年以上前は世界のポピュラー音楽の英米に次ぐ中心地だったイタリアンポップス。日本語(ローマ字)はイタリア語と発音が近いこともあって日本でもブームになりました。セルジオ・エンドリゴのこの曲はほとんど知られてませんが、クラシック音楽の伝統美、斬新なカメラワークなど当時のイタリアを結集した映像。編曲はアカデミー賞を受賞したバカロフ。1:50からイヤホンでどうぞ。




posted by カンカン at 14:03| 神奈川 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | 第1回あしあと(レ・オルメ)音楽大賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月01日

保護処分・あしたのジョー〜初踊り 渋谷Atom24



今日の1曲
<633>  James Brown / There Was A Time 1968年ライブ
<634>  James Brown / Soul Power 1971年ライブ
<635>  JACKSON 5 / ABC 1970年
<636>  Klaus Schulze / Echoes Of Time 1975年
<637>  Hank Mobley / Roll Call 1960年
<638>  あしたのジョー 1968年

  ××君が保護処分になって8ヶ月間の肩の荷が降りました。刑事処分になったら軽く懲役15年とか二桁台なのでよかったです。少年院に入っても頑張るように「あしたのジョー」の力石徹戦とホセ・メンドーサの世界タイトル戦を××君に読んでもらいました。

あしたのジョー 名言集
http://www.youtube.com/watch?v=BVPnJ-YSUEs

あしたのジョー第50話 力石徹VS矢吹丈
http://anime.2chnet.net/あしたのジョー/あしたのジョー第50話.html
21:30からラストシーン



  ジェームス・ブラウンJames Brownも10代のときに3年間刑務所に入りました。
  その後プロボクサーを目指しましたが怪我で断念。音楽の道に進み成功しました。
  ××君にもハンデを持った分、それを原動力にして頑張れと言いました。

James Brown / There Was A Time 1968年ライブat Boston
http://www.youtube.com/watch?v=c5CCQLOCEZw&feature=related

James Brown / There Was A Time single
http://www.youtube.com/watch?v=znUqJ6DAes8&feature=related

James Brown / Soul Power 1971年ライブ
http://www.youtube.com/watch?v=FXKLVcvu-y0&feature=related
イタリアの女王ミーナMinaの番組Teatro10に出演したとき

ジャケットに刑務所の写真を使ったJBの傑作「ソウルの革命」


  今年の1月の初踊りはAtomに行きました。しばらくクラブに行ってなかったので緊張しました。5階はオールミックスなのでいろんな曲がかかります。JACKSON 5がかかったので、子供の頃のマイケル・ジャクソンの気分でフットワークが軽くなりました。

JACKSON 5 / ABC Live at The Ed Sullivan Show 1970
http://www.youtube.com/watch?v=ct7yvkTUFdo&feature=related
JBの一番弟子がマイケル・ジャクソン



  4階のサイケデリックトランスのフロアーはヒップホップになりました。
  8ヶ月間、××君の好きだったイスラエルのサイケデリックトランスのルーツをいろいろ教えました。その一つがドイツのユダヤ人のエレクトロニクス。

  テクノのルーツはAsh Ra TempelのKlaus Schulze、Tangerine DreamのChristoph Franke, Kraftwerk, NEU!のKlaus Dingerという3人のユダヤ人のドラマー。彼らのトランス感覚がシンセサイザーに純化したのがテクノ。

Klaus Schulze / Echoes Of Time 1975年
http://www.youtube.com/watch?v=ZsGR9Bsl0PM&feature=related
最高傑作Timewindの原型。完成形Bayreuth Returnは7:17までをカットし、最後に炸裂音が入る。初めて聞いてから36年になるが原型の方が風の音のノイズがなくて聞きやすい。聞き所12:30-14:30、34:40-36:40

Echoes Of Timeも収録。


 そしてKlaus Schulzeのヒーローだったのがジャズの黒人ドラマー、アート・ブレーキーArt Blakey。××君には、サイケデリックトランスにルーツがあるように、どんなものにも歴史があるから歴史に遡れと耳にタコができるほど言い続けました。

Hank Mobley / Roll Call
http://www.youtube.com/watch?v=OgmEYz56gBE
Art Blakeyのドラミングが冴える快作。モダンジャズの最高傑作のひとつ。



posted by カンカン at 00:10| 神奈川 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | ダンス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月25日

感涙 ザ・タイガース コンサート at 武道館

P1010019.JPG
「日本の青春」タイガースのLP「タイガース物語」のピンナップ(上)
ピー(瞳みのる)トークライブのフライヤー(左)
LP「フィナーレ」のカラーレコードとブックレット(右)


今日の1曲
<628>  沢田研二 / ロング・グッドバイ 2010年
<629>  ザ・タイガース / シー・シー・シー 1968年オリコン6週1位
<630>  ビージーズThe Bee Gees / 若葉のころFirst of May 1968年
<631>  ザ・タイガース / 美しき愛の掟 1969年オリコン最高4位
<632>  ザ・タイガース / 落葉の物語 1967年


  沢田研二の実質的にタイガースの再結成コンサートに行ってきました。1982年の再結成のときも武道館に行ったので30年ぶりです。1月24日は、1971年にタイガースが解散した日なので、今回のツアー最終日ということもあって盛り上がりました。

  周りでもタイガースを知らない人が多いですが、1960年代後半に日本一人気のあったバンドです。沢田研二の人気もキムタクを遥かに超える。今日31年ぶりに貿易赤字のニュースがありましたが、日本の高度経済成長期の一つのシンボルでもありました。

1971年1月24日の解散ライブ


  今回のコンサートは、40年ぶりに高校の漢文教師だったピーこと瞳みのるが復活するのが目玉です。きっかけは、沢田研二が、ピーを偲ぶ「ロング・グッドバイ」という曲を歌ったことをピーが間接的に同僚から聞いて感動したことです。

  かつて自分だけ仲間はずれにされたと思って、タイガースにも芸能界にも復帰することを頑なに拒み、高校の授業でもタイガースの話を禁句にしていたピーが復活するのは感慨深いです。先週NHK「Songs」では昔と変わらないドラミングで驚きました。

沢田研二 / ロング・グッドバイ 
http://www.youtube.com/watch?v=-afOJ3964xE&feature=related
タイガースの貴重映像多数

ピーが半生を綴った本


  武道館はジェームス・ブラウン、故三沢光晴のプロレス以来。席はステージ後方で、音だけでも聞ければと思っていました。しかし巨大スクリーンのサービスがあり、後ろ姿のピーのドラムも真下に見れて最高でした。

今回の曲目
(前半)1「ミスター・ムーンライト」/2「ドゥ・ユー・ラヴ・ミー」/3「タイム・イズ・オン・マイ・サイド」/4「僕のマリー」/5「モナリザの微笑み」 /6「銀河のロマンス」/7「坊や祈っておくれ」/8「ビコーズ」(タロー)/9「若葉のころ」(シロー) /10「ジャスティン」(ピー)
(後半)11「淋しい雨」 /12「風は知らない」 /13「散りゆく青春」 /14「花の首飾り」/15「割れた地球」 /16「怒りの鐘を鳴らせ」/17「美しき愛の掟」/18「青い鳥」 /19「シーサイド・バウンド」/20「君だけに愛を」/21「誓いの明日」
<Encore> 22「シー・シー・シー」/23「落葉の物語」/24「ラヴ・ラヴ・ラヴ」
<再Encore>25「サティスファクション」

  1966年のビートルズ武道館来日時にテレビで流れたメモリアルなミスター・ムーンライトが始まると目頭が熱くなりました。65歳のピーは衰えていない。芸能界にいなかった彼だけ昔とおなじ体型です。沢田研二の「肉をあげる」に対して「いらんわ」のギャグも。
 
  最初から全員総立ち。おかげで私もずっと遠慮なく踊れました。
  ほぼヒット曲を網羅した、文字通りタイガースショー。
  B面にも秀作が多いことを証明してくれました。

タイガース / シー・シー・シー
http://www.youtube.com/watch?v=YG6UAqJzEOk&feature=related
まず、全盛期のタイガースをご覧下さい。

シー・シー・シーなどのライブが多数収録


  途中で病気のシローがお兄さんのサリー(岸部一徳)に支えられてステージに上がりました。必死に「若葉のころ」を歌う姿は感動的なドキュメンタリー番組のようでした。
  自虐ネタのギャグも健在で、さんざん笑わせてくれた後、前半が終わりました。

ビージーズThe Bee Gees / 若葉のころFirst of May
http://www.youtube.com/watch?v=1gewTWM6fH0

  後半はローリング・ストーンズの「リトル・レッド・ルースター」のリフのBGMでスタート。スマイル・フォー・ミーのB面「淋しい雨」です。自分も好きだったのでこの選曲はしびれました。隠れた名曲「怒りの鐘を鳴らせ」では劇的なライトの演出もありました。

 「花の首飾り」は、もしかしたらサプライズでトッポが出るかと思いましたが、沢田研二が歌いました。ロックの視点からタイガースの最高傑作との評価も高い「美しき愛の掟」では、サリーのグルーブするベースがかっこよくて最高でした。

タイガース / 美しき愛の掟
http://www.youtube.com/watch?v=5tN0uO2Od6o&feature=related
0:33から。熱狂的ファンが作ったらしいかなり倒錯的な映像

タイガース / 美しき愛の掟 1970年ライブ
http://www.youtube.com/watch?v=qZPM1djaFU4
会場の異常な熱気。

「美しき愛の掟」収録


  「1月24日は本当に大事な日」ということで、沢田研二のMCも実感がこもっていました。ジュリーが高校教師だったピーに会いたいために、ピーが常連だったという自由が丘の居酒屋でずっと待っていたこともあったという逸話があります。

  アンコールでは一番聞きたかった「落葉の物語」で感動しました。
  トッポ(2010年6月5日のブログ・反戦ミュージカル「ヘアー」国内ライブ参照)が、今回は頑なに出演を拒んだのも、彼なりのタイガースへの愛情と信念に思えました。

  再アンコールはローリング・ストーンズの「サティスファクション」。彼らの十代の頃のヒーロー。最後に、あれだけタイガースを嫌っていたピーが、お茶目に一人だけ出てきて会場にテープやスティックを投げ入れてコンサートは終了しました。

沢田研二 / 落葉の物語
http://www.youtube.com/watch?v=CdGKWdTNvxs&feature=related
年をとって深みを増した。

タイガース / 落葉の物語 オリジナル
http://www.youtube.com/watch?v=9lSFxr-836g
「君だけに愛を」(オリコン2位)のB面。

タイガース / 明治チョコレートCM
http://www.youtube.com/watch?v=FMz8D73aMvI&feature=related
0:15から落葉の物語



posted by カンカン at 12:10| 神奈川 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | タイガース・GS・日本のロック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月23日

新春血戦5番勝負−番外編





 偶然みつけました。全く関係ないのですが
 なんか感動したので
 思い切り脱線します

ブル中野vs.長与千種
http://www.youtube.com/watch?v=NxDQbcpJun4&feature=related




posted by カンカン at 20:38| 神奈川 雨| Comment(0) | TrackBack(0) | プログレ対ソウル5番勝負 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月21日

新春血戦5番勝負−プログレ対ソウル−総集編

昨日は初雪でした。
5番勝負の5日間の総集編です。
聞き所だけ見所だけピックアップしました。


〜 第1戦 先鋒 ライブ対決 〜

マイケル・ジャクソンMichael Jackson / Wanna Be Starting Something
http://www.youtube.com/watch?v=xg0AsWruz4k
ポイント @0:25 A2:00〜2:30 B3:15 

ジェネシスGenesis / Watcher of The Skies 1973年
http://www.youtube.com/watch?v=PBwVo27KJ1I
ポイント @2:20 A4:40〜5:05 B6:35〜7:05 

〜 第2戦 次鋒 クラシック対決 〜

Emerson, Lake & Palmer / Eruption 〜 Stones of years (6:25まで) http://www.youtube.com/watch?v=rDzNkLh8Rsk&feature=related
ポイント @イントロ A2:40    Tarkus 1971年より

Donna Summer / Could It Be Magic 1976年
http://www.youtube.com/watch?v=_ts-H-1noK4
ポイント @1:35〜2:00 A3:30〜ラスト  
3:43〜のムーグシンセサイザーが原曲のショパンのメロディー

〜 第3戦 中堅 パフォーマンス対決 〜

James Brown / PLEASE PLEASE PLEASE 1964年-1966年
http://www.youtube.com/watch?v=LQdMZ1qrn6k
ポイント @1:55 A3:45 C4:50

KING CRIMSON / 太陽と戦慄パート1 Larks' tongues in aspic part1 
http://www.youtube.com/watch?v=WhudDa3JAyc&ob=av3n
ポイント @1:25 A2:20 B3:35  1972年

〜 第4戦 副将 天才対決 〜

ピンク・フロイドPink Floyd / Interstellar Overdrive 1966年
http://www.youtube.com/watch?v=2iA7wdO00VI
ポイント @イントロ A2:00 B6:00 ギター:シド・バレット

シュープリームスThe Supremes / Love is like an itching in my heart http://www.youtube.com/watch?v=svYDoYknumQ&feature=related
ポイント @イントロ A2:20 ベース:ジェームス・ジェマーソン 1966年


〜 第5戦 大将 ベトナム対決 〜

イエスYes / 危機Close To The Edge 1972年
http://www.youtube.com/watch?v=kS0rGykUBFM
ポイント @イントロ A3:00 B12:45〜13:15

マーヴィン・ゲイMarvin Gaye / What's Going On 1971年
http://www.youtube.com/watch?v=H-kA3UtBj4M&feature=fvwrel
ポイント @詞 A声 Bベース:ジェームス・ジェマーソン
What's Going On対訳
http://www.fuwakumusic.com/M/Marvin_Gaye/Whats_Going_On.html


プログレッシブロックに関心をもたれた方はこちらを参考に
Progressive Rock Album Top 100
http://www.progarchives.com/top-prog-albums.asp?salbumtypes=1#list

posted by カンカン at 09:01| 神奈川 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | プログレ対ソウル5番勝負 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月19日

新春血戦5番勝負−プログレ対ソウル−大将 ベトナム対決〜 東福生Electric UZU

今日の1曲
<626> イエスYes
    / 危機Close To The Edge 1972年アメリカLP最高位3位
<627> マーヴィン・ゲイMarvin Gaye
    / What's Going On  1971年アメリカLP最高位6位



  ××君の事件の被害賠償に行った帰りに35年前から一度行ってみたいと思っていた東福生のElectric UZUというライブハウスを見てきました。
  中学、高校の頃は福生のライブハウスというと本当にヤバイ印象でした。

Electric UZU HP
http://www.geocities.jp/fussauzu21/
山口冨士夫も出演したり客で来店することもあったという。


〜 プログレチーム 大将 イエス 〜


  5番勝負も遂に最終の大将戦。まず先攻のプログレチームはイエスYES。
  最高傑作の1972年の危機Close To The Edgeで勝負。
  LPに3曲しかない超大作主義。

イエスYES WIKI
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%82%B9_(%E3%83%90%E3%83%B3%E3%83%89)


イエスYes / 危機Close To The Edge 1972年
http://www.youtube.com/watch?v=kS0rGykUBFM
ポイント:イントロ 3:00 12:00 14:00

イエスYes / 危機Close To The Edge 1973年 LIVE
http://www.youtube.com/watch?v=EIOT8qISH3A&feature=related




〜 ソウルチーム 大将 マーヴィン・ゲイ 〜


  ソウルチームの大将はマーヴィン・ゲイです。
  こちらもWhat's Going Onで対抗。
  ベトナム戦争等の社会問題を取り上げたトータルアルバム。歴史的名盤

マーヴィン・ゲイMarvin Gaye WIKI
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B2%E3%82%A4

マーヴィン・ゲイMarvin Gaye / What's Going On
http://www.youtube.com/watch?v=H-kA3UtBj4M&feature=fvwrel
ベースはジェームス・ジェマーソン




  イエスYes / 危機Close To The Edgeは、泥沼化するベトナム戦争からの逃避の果てに辿りついた音楽。これに対して、マーヴィン・ゲイMarvin Gaye / What's Going Onは、ベトナム戦争に対峙することで生まれた音楽といえます。

  まだ開店前でしたが、今のElectric UZUは民家の中の普通のお店でした。
  UZUのHPの「UZUの歴史」というページに非常に印象に残る記事があります。
  ベトナム戦争が終わった1975年のときのことです。


「オ−プンして一年位たった頃ベトナム戦争が終わり
UZUに毎晩のように通ってくれた兵隊達は
その兵役が終わる日、ステ−ジに上がり軍服をステ−ジから客席に投げ
俺は後五時間で自由だ。もう銃は手にしなくて良い俺は自由だ。
と叫んだあと皆にドロドロになるまで踏ませ
前の空き地の十字に組まれた木に軍服を着せてガソリンをかけ火をつけた。
真赤に燃え上がる火を見上げ戦死した戦友の名前を叫び
ベトナムの人々に詫びながら涙を流し
もう二度と・・・・と言いながら走り出した。
その光景を見て戦争を知らない私達は衝撃を受けた
事を今でもハッキリ覚えています。
翌日、彼らは、軍が用意した飛行機には乗らないで
羽田からアメリカに帰っていった。
私達は、羽田から旅立つ彼らを見送りに行った。」


マーヴィン・ゲイMarvin Gaye / What's Going On 
http://www.youtube.com/watch?v=yC9wPpjVkG4&feature=related
肉声を強調





posted by カンカン at 00:52| 神奈川 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | プログレ対ソウル5番勝負 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月14日

新春血戦5番勝負‐プログレ対ソウル‐副将 ピンク・フロイド対シュープリームス 天才対決 〜 小休止 ピエ・イエス

P1010013.JPG
シド・バレット在籍時のピンク・フロイドのVHS「ロンドン66-67」
百聞は一見にしかずとは、まさにこの映像だった。

今日の1曲
<624> ピンク・フロイドPink Floyd / Interstellar Overdrive 1966年
<625> シュープリームスSupremes
    / 乱れるハートLove is like an itching in my heart 1966年
<625> シャルロット・チャーチCharlotte Church / ピエ・イエスPie Jesu


〜 プログレチーム 副将 ピンク・フロイド 〜




  いよいよ5番勝負も終盤。今回はピンク・フロイド対シュープリームスですが、実質は伝説の2大天才の対決。まずは、ピンクフロイド初期の中心人物だったシド・バレットです。ドラッグのために精神に異常をきたして音楽界から消えた人物。

シド・バレット(Syd Barrett)WIKI
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%88

シド・バレットの詳しいページ
http://rock.princess.cc/rock/pink-Syd.html

ピンク・フロイドPink Floyd / Interstellar Overdrive-Part 1
http://www.youtube.com/watch?v=2iA7wdO00VI
4:15 がSyd Barrett。昔は「シド・バレットは天才」という評は過大評価と思っていたが、これを見てぶっとんだ。Tangerine DreamのEdogar Froeseが「ロンドンで見たPink Floydは凄かった」と言っていた意味が30年かかってわかった。

Pink Floyd / エミリーはプレイガールSee Emily Play 1966年
http://www.youtube.com/watch?v=F94vHO7okZQ&feature=related
初期のヒットの奇妙な映像。

Interview with Pink Floyd 1967
http://www.youtube.com/watch?v=Zs-tSn-T5TQ&feature=related

ビートルズのSGTにも影響を与えたといわれる。



〜 ソウルチーム 副将 シュープリームス 〜


 

  ソウルチームからは、シド・バレットに対抗できるのはこの男しかいないということで、モータウン・レーベルの実質的音楽監督と言われ、エレクトリック・ベースに革命を起こしたジェームス・ジェマーソンです。

ジェームス・ジェマーソン(James Lee Jamerson) wiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%BD%E3%83%B3

ジェームス・ジェマーソンの詳しいページ
http://www.h2.dion.ne.jp/~amefuri/james-jemerson.htm

シュープリームスThe Supremes / Love is like an itching in my heart
http://www.youtube.com/watch?v=svYDoYknumQ&feature=related
ジェームス・ジェマーソンの創造するかっこいいイントロに集中してイヤホンでどうぞ。

The Supremes / Love is like an itching in my heart
http://www.youtube.com/watch?v=YD5Yv2zj2Gg
ベースがブンブンのロングヴァージョン。1:55からゴージャスなエド・サリヴァンショーの映像。

The Supremes / Love is like an itching in my heart
http://www.youtube.com/watch?v=saJdS7t_oOM
いい写真がupされてるのでこれも。




〜 小休止 ピエ・イエス 〜


  昨日も今日も被害者に謝りに行って疲れました。たまたま入った公民館で、無料の声楽コンサートをやっていて癒されました。大好きなピエ・イエスはウェバーの曲だと知りました。大将戦を前にこの1曲で小休止。

シャルロット・チャーチCharlotte Church / Pie Jesu
http://www.youtube.com/watch?v=jn4sXY2u9xg&feature=related




posted by カンカン at 21:47| 神奈川 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | プログレ対ソウル5番勝負 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月09日

新春血戦5番勝負−プログレ対ソウル-中堅 ジェームス・ブラウン対キング・クリムゾン  パフォーマンス対決

P1010007.JPG
わが家が建つよりも4年前に発売されたJames Brown の正真正銘のデビュー曲。
78回転SP盤のPLEASE PLEASE PLEASE。
ここから、R&B、ソウル、ファンク、ハウス、ヒップホップの歴史が始まった。


今日の1曲
<622>  ジェームス・ブラウンJames Brown  
    / プリーズ・プリーズ・プリーズ PLEASE PLEASE PLEASE 1956年
<623> キング・クリムゾンKING CRIMSON
    / 太陽と戦慄パート1Larks' tongues in aspic part 1 1972年


  新春血戦5番勝負−プログレ対ソウルもいよいよ中盤。ソウルチームは、ここで大将クラスの御大JBことJames Brownを投入。The hardest working man in the worldと呼ばれたJBの名物パフォーマンスをご覧下さい。


〜 ソウルチーム 中堅 ジェームス・ブラウン 〜


  プリーズ・プリーズ・プリーズPLEASE PLEASE PLEASEは1956年のデビュー曲。ライブのクライマックスで一生演奏され続けました。精魂尽きたJBが倒れるとマントをかけて抱き起こし、JBが再生するというパフォーマンスはマントショーと呼ばれました。

まだ黒人差別の強い時代。白人女性の足がジャケットに使われたJBの1stアルバム。


★ジェームス・ブラウンJames Brown / PLEASE PLEASE PLEASE
http://www.youtube.com/watch?v=LQdMZ1qrn6k
倒れても倒れても不死鳥のように甦る。
伝説のプロレスラーのパフォーマンスにヒントを得たというJBの十八番。
この1964年のTAMIショーでは、この後に怒涛のNight Trainで幕。

JAMES BROWN /Get Involved & Soul Power (パリOlympia 1971)
http://www.youtube.com/watch?v=WZ6956rE1Z4&feature=related
もう1曲強烈な1971年の映像もどうぞ。これも、PLEASE PLEASE PLEASEで立ち上がった後に最後の力を出し切る本当のエンディング・シーン。

買ったけど、まだ恐れ多くてほとんど見ていないJB全盛期の3枚組DVD。



〜 プログレチーム 中堅 キング・クリムゾン 〜


  ソウルチームが早くもJBを投入したためプログレチームはパニック状態に。タイムを要求しました。JBのパフォーマンスに対抗しうる最終兵器はこの男しかいないと指名されたその名は、キング・クリムゾンのジェイミー・ミューアJamie Muirだ!

キング・クリムゾンKing Crimson WIKI
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%A0%E3%82%BE%E3%83%B3

もはや人類の至宝。ドイツのテレビ・ブレーメンのBEAT CLUB
http://www.whd.co.jp/specials/detail/19
40年も前に何故このような創造性のある作品が生まれたのか。




★キング・クリムゾン KING CRIMSON
   / 太陽と戦慄パート1 Larks' tongues in aspic part1
http://www.youtube.com/watch?v=WhudDa3JAyc&ob=av3n
ぜひ、ジェイミー・ミューアの一世一代の活躍をご覧ください。
3年前、吉幾三の空前のテレビパフォーマンス(残念ながら今はYoutubeから削除)に感動したとき以来の長文解説を書きました。後でアホなこと書いたなと思ってるのですが、そのまま残します。無視していただいて結構です。

0:00 最初は誰が「主役」かわからないと思います。これも演出か。
0:25 中腰で獲りつかれたような目で打楽器を叩いている男。これが今回の「主役」、ジェイミー・ミューアです!
0:45 さて、もうひとりの打楽器ドラマーが、普通人ビルブラ(Bill Bruford)です。こちらは「なんで俺こんなこと、やってんのよ?」というやる気のない顔で叩いてますね。
1:09 イケメンのバイオリニスト。これも「主役」の引き立て役にすぎない。
1:27 「主役」が何故おしゃぶりのように笛をくわえているのかわからない。ヒゲはサルバドール・ダリのつもりか。背中がはだけている意味は?
1:58 このメガネの人がバンドの絶対的リーダー、ロバート・フリップです。
2:06〜2:40「主役」の空前絶後の「ラッパ」パフォーマンス。お前はチャルメラおじさんか。西洋人が太宰治の「人間失格」を読むと「まるで自分のことのようだ」と感じるという。「人間失格」はまさにこの「主役」のためにあると思う。また、私自身は「主役」の行為を見て「人の振り見て我が振り直せ」という格言を想起し、自戒しました。
2:57 バンドリーダーにも見せ場を作るテレビスタッフの配慮。
3:10 数々のバンドを渡り歩いたイギリスを代表するベーシストの一人、ジョン・ウェットンも「主役」の前では影が薄い。



3:33 水を得た魚のように、そこいらにあるものを叩きまくる「主役」。そこにKING CRIMSONの看板が大写しになる憎い演出。
4:18 ビルブラが突然「アーー」と奇声を上げて存在を主張する。このままでは「主役」に食われるという危機感の表れか。
4:21〜 こんどは「主役」が普通にビートを叩きだした。「俺だってやろうと思えばできるんやで」という態度に逆に危険を感じる。しかも左利き。俺と同じってか。
4:30 「主役」と同じビートを叩くだけのビルブラ。正直いなくてよい。要するにビルブラは、「主役」が突然消えたり倒れたりした場合の補充要員だったのだろう。
5:19 ここからの「主役」がまた怪しい。鉄板を撫でだした。
5:22 イケメン・バイオリンの意味不明の笑顔。ついに頭が犯されたか。
5:57〜ラスト ずっと「主役」のショットが続く。「あんたが主役、あんたが大将」と BEATCLUBのスタッフたちも公認、脱帽した証拠。
6:06 「主役」もお疲れのようだ。この後、仏道に入られた。

  ジェイミー・ミューアはライブで自分の体をナイフで切ったりする変態パフォーマンスの果てに、キング・クリムゾンを1作のみで脱退。仏教の宗教活動に入る。原爆の絵などを描く画家でもあります。プログレチームの意表を突く反撃で勝敗は混迷に。

King Crimson / 太陽と戦慄Larks' Tongues in Aspic 全曲 1972年
http://www.youtube.com/watch?v=-gLmdB7nh9c
8:34までがLarks' Tongues in Aspic part 1。
39:37からがLarks' Tongues in Aspic part 2。
45:00からラストの余韻だけでも聞いてみてください。

  こんな狂気の作品がレコード店の表で堂々と売られていた時代が1972年。もともとKing Crimsonは、1969年にベトナム戦争の殺戮の映像をテレビで見た衝撃からインスピレーションを受けて生まれたバンドと言われています。

The Music Improvisation Company / Tuck (1970)
http://www.youtube.com/watch?v=jkefQfA8vis
ジェイミー・ミューアJamie Muirは、こんな訳のわからん音楽もやっていました。ベトナム戦争のためにみんな悩んだ。そして仏の道に。



posted by カンカン at 09:59| 神奈川 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | プログレ対ソウル5番勝負 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月06日

新春血戦5番勝負−プログレ対ソウル 次鋒 ELP対ドナ・サマー

P1010011.JPG
Singleドナ・サマーDonna Summer / 恋はマジックCould It Be Magic


今日の1曲
<620>  ELP(Emerson, Lake & Palmer)
    / Tarkus Medley Eruption〜Stones of years 1971年
<621>  ドナ・サマーDonna Summer
    / 恋はマジックCould It Be Magic 1976年

 
  全く異なるジャンルによるプログレ対ソウルの代理戦争の2番手は、ELPとドナ・サマーです。キーワードはクラシック。プログレとは、プログレッシブ・ロックの略称です。
  今回のクラシック対決の先攻は、プログレチームELPです。


〜 プログレチーム 次鋒 ELP 〜


プログレッシブ・ロックWIKI
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%96%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF
私は個人的にはベトナム戦争が終わった1975年で実質的にプログレッシブ・ロックの時期は終わったと狭く解釈しています。

全盛期に3枚組LPでリリースされたライブ。


 まずは、ELPの1971年の2ndLP「Tarkus」の冒頭2曲のメドレーです。ELPはクラシック音楽を大胆に取り入れた手法をとったバンド。Tarkusはオリジナル作品で、1971年のMelody Maker誌の年間ベストアルバムに選出されています。

Emerson, Lake & Palmer / Tarkus Medleyオリジナル
http://www.youtube.com/watch?v=rDzNkLh8Rsk&feature=related
2:40までがEruption。動から静に移行。6:25までがStones of years。

Emerson, Lake & Palmer / Tarkus 1972年の後楽園球場でのライブ
http://www.youtube.com/watch?v=2kq0rwgr0Ss&feature=fvwrel
ELPがタイガースやマイケル・ジャクソンのように日本でBIGだったことを証明する映像。



  ここで助っ人が登場です。
  DREAMATONEなる鍵盤楽器で日本人女性が登場。
  さらに小学生の女の子まで出てきた。

Emerson, Lake & Palmer / Tarkus  DREAMATONE
http://www.youtube.com/watch?v=wALfEsVIwyI&feature=related
キースおじさんを応援するために援軍が駆けつけた。

Emerson, Lake & Palmer / Tarkus 小学生
http://www.youtube.com/watch?v=JJ8rXEVj-HE&feature=related
天才少女出現

  果ては、日本のオーケストラによる助っ人まで登場。
  クラシックからスタートしたELPですが、Tarkusはもはや、クラシックの歴史の中に組み込まれようとしています。

Emerson, Lake & Palmer / Tarkus 日本のオーケストラ
http://www.youtube.com/watch?v=OcUMnC_ku0c&feature=related




〜 ソウルチーム 次鋒 ドナ・サマー 〜


ソウルミュージックWIKI
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%83%E3%82%AF
私は個人的に、「黒人」の作った「魂の音楽」という意味でソウルを広く解釈しています。

初期ヒットも含むベスト盤


  ELPに対する後攻は「ディスコクイーン」ドナ・サマー。ドナ・サマーはアメリカ生まれですが、1969年にドイツでベトナム戦争や黒人差別などに反対するミュージカル「ヘアー」で経歴をスタートしました。以前も紹介しましたが非常に好きな映像の再登場です。

Donna Summer / Could It Be Magic
http://www.youtube.com/watch?v=_ts-H-1noK4
1:43〜、3:30〜ラストがドロドロに重くて最高。この後、世界的なスターになるが、ベトナム戦争の余韻が残るこの時期の映像以外に興味が湧かない。

Donna Summer Could It Be Magic
http://www.youtube.com/watch?v=dNxu6V4ZPQY&feature=related
オリジナルは色物になっていて迫力に欠ける。



  Donna SummerのCould It Be Magicの原曲は、前年1975年のバリー・マニロウのヒット曲。さらにBarry Manilowは、ショパンFrédéric CHOPIN / 24の前奏曲からインスピレーションを得たのでした。源流はクラシックです。

バリー・マニロウBarry Manilow / 恋はマジック Could It Be Magic 1975年
http://www.youtube.com/watch?v=6xBG_d-_6bc
ショパンのフレーズを拡大した大曲。

ショパンFrédéric CHOPIN / 24の前奏曲Op. 28, No. 20
http://www.youtube.com/watch?v=EsKwtXgFo24
ショパンの中でも重い名曲。

  ソウルチームにも負けじと助っ人が登場。ドナ・サマーをアイドルとするビヨンセです。Naughty GirlはカヴァーではなくBeyonceのオリジナルですが、ドナ・サマーのLove To Love You Babyのフレーズをそのままサンプリングしています。

Beyonce / Naughty Girl
http://www.youtube.com/watch?v=F-TiYqYWs_8&feature=related
マッチョ美女ビヨンセの援軍でELPとの勝負も互角になった。

  関係ないのですが、「家政婦のミタ」が視聴率が凄いというので、久々にドラマを録画してみたのですが、めちゃ濃いい最終回でしたね。あと、笑っちゃいけないシリーズも録画してあるので楽しみです。




posted by カンカン at 11:01| 神奈川 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | プログレ対ソウル5番勝負 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月03日

新春血戦5番勝負-プログレ対ソウル-先鋒  マイケル・ジャクソンvsジェネシス

P1010001.JPG
マイケル・ジャクソン / スリラーの内ジャケット


今日の1曲
<616>  マイケル・ジャクソンMichael Jackson
    / Wanna Be Starting Something 1983年 アメリカ最高位5位
<617>  ジャクソン5 Jackson 5
    / I Want You Back 1969年アメリカ最高位1位
<618>  ジェネシスGenesis
    / シネマ・ショーCinema Show イギリス1973年LP最高位3位
<619> Genesis / Watcher of The Skies イギリス1972年LP最高位12位
 

失神者続出の伝説ライブ



  当ブログの脈絡のなさは、ひとえに私のだらしなさを反映しているものであり、反省を要します。しかし、KARAもバッハも吉幾三もIl Paese di BallocchiもJames Brownも赤き死の仮面も私の中では同格の愛すべきアーティストなのです。

  今回は、ブログを始めた3年以上前から暖めていた連続企画です。
  ソウルとプログレという全く畑の違う分野のアーティスト計10組による代理戦争5番勝負。そこに何か共通する魅力を感じ取っていただければ嬉しいです。

Gabriel在籍時の5枚組CD。Watcher of The Skies収録。



  まず、先鋒はライブアクトの達人同士の対決。マイケル・ジャクソン対ジェネシス。
  どちらに軍配が上がるか。まずは、先行ソウルチームMichael Jacksonの東京ドームでの全盛期のライブのオープニング1曲目からどうぞ。


〜 ソウルチーム 先鋒 マイケル・ジャクソン 〜

マイケル・ジャクソンMichael Jackson WIKI
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%B1%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%AF%E3%82%BD%E3%83%B3



マイケル・ジャクソンMichael Jackson / Wanna Be Starting Something
http://www.youtube.com/watch?v=xg0AsWruz4k
1987年東京ドーム。2:19〜2:22 スピン、ステップとも超人的な切れを見せる。

Michael Jackson / Wanna Be Starting Something
http://www.youtube.com/watch?v=1VaveOTQEZg
オリジナル。スリラーの1曲目。
発表当時はソウルの枠を超えた全く斬新なサウンドであり、リズムだった。

  さらにマイケル・ジャクソンMichael Jacksonの天才ぶりをみせつけるジャクソン5時代の貴重映像をどうぞ。James Brownに見出されたMichael JacksonとJackson5は、これで一気に全米1位になりました。

ジャクソン5 Jackson 5 / I Want You Back
http://www.youtube.com/watch?v=s3Q80mk7bxE&feature=related
1969年デビュー曲にしてこのレベル。

The Jackson 5 / Abc & I Want You Back
http://www.youtube.com/watch?v=Y11mqB7r0Ww&feature=related
当時の全米No.1の芸能番組エド・サリヴァンショーから。




〜 プログレチーム 先鋒 ジェネシス 〜


  強敵マイケルを迎え撃つプログレチームの先鋒は、同じくライブアクトに絶対的定評を持つGenesisです。まずは、演奏面においてピークと言われるBill Bruford在籍時のツインドラム期の1978年のライブアルバムSeconds outからどうぞ。

ジェネシスGenesis WIKI
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%8D%E3%82%B7%E3%82%B9_(%E3%83%90%E3%83%B3%E3%83%89)

ジェネシスGenesis / Cinema Show
http://www.youtube.com/watch?v=pxEgcc4NTJs&feature=related
1978年のライブSeconds out。6:13からイヤホンで。7:44コーラス・メロトロン。

Genesis / The Cinema Show  Live in Japan 1978
http://www.youtube.com/watch?v=EcMthy8uVZw&feature=related
伝説の日本公演。2:20からどうぞ。

1978年のライブ盤の傑作セコンズ・アウト


  さらに、Peter Gabriel在籍時の映像。イギリス「Melody Maker」誌の「ライブアクト」部門で1位をキープしていた頃の絶頂期の映像です。同じバンドとは思えません。
  やはり背後にあったベトナム戦争の影が漂っています。

Genesis / Watcher of The Skies Live Shepperton 1973
http://www.youtube.com/watch?v=PBwVo27KJ1I
2:00あたりからどうぞ。3:00〜フィル・コリンズのソウルから影響を受けたグルーブ感が他のプログレバンドにない魅力。4:46〜美空ひばりのフィンガーポーズの原型か。
6:30〜下手な芝居を見るより凄いラスト。

1973年のライブ。ガブリエルの「演劇」性を重視した時代。




posted by カンカン at 11:00| 神奈川 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | プログレ対ソウル5番勝負 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月01日

謹賀新年2012・闘争宣言

P1010009.JPG

韓流の聖地「新大久保」で購入したKARAの大型カレンダー。
買う際の店員さんの視線が恥ずかしかった。しかしこれも戦いなのだ。


今日の1曲
<612>  KARA / Mister 2010年
<613>  KARA / Jumping 2010年
<614>  安室奈美恵Namie Amuro / a walk in the park 1996年
<615>  KARA / STEP 2011年



  あけましておめでとうございます。まず旬のKARAから。
  紅白歌合戦のKARAは緊張しまくっていて、またそれが良かったですね。
  久しぶりに紅白を最後3分の1は両親とずっと見ていました。

  KARAは、Jumping でダンスユニットとしても楽曲としても頂点を極め、Go! Go! Summerで大衆性を極めたといえます。安室チャンでいえばJumpingは、A Walk in the parkにあたるでしょう。KARAもこれからが正念場です。

KARA / Mister+Jumping
http://www.youtube.com/watch?v=XH74uDR0N3o&feature=fvst

安室奈美恵Namie Amuro / a walk in the park
http://www.youtube.com/watch?v=nlLqPWRjkVg
これもベースがいい。5年前ライブに行ったときも、この曲はキラー曲として盛り上がってました。

ついにA walk in the parkとも決別した安室最新ライブ2011DVD


  私も××君の審判がいよいよ今月あるので正念場。
  目を覚ますと、昨日部屋に飾ったKARAの大型カレンダーが目に入りました。今年こそ中年腹を三段腹にして、ダンスに一層打ち込む所存。闘争宣言です。



初々しい時のKARAカラ
http://www.youtube.com/watch?v=koaR1xp8ybY&NR=1&feature=endscreen
初心が大事。上を目指しているときが一番楽しいかもしれない。

KARAの卒業写真
http://www.youtube.com/watch?v=vC12Hmyl_Gs&feature=related

KARA / Dance Battle+STEP  2011/12/29
http://www.youtube.com/watch?v=IS8m-Ee7l3Y&context=C3de545cADOEgsToPDskI1M4O3n3sz7hc-OuWX7MZ9
韓国の新曲? やはりKARAもコアな方向に進んでいるっぽい。

KARA ハラ「ハズカシィダカラ...」
http://www.youtube.com/watch?v=LIZw_hYMheQ&feature=related
これもグー

美容のDVDらしい。何事も努力。

posted by カンカン at 08:30| 神奈川 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | KARA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする